
トルコキキョウの播種も始まり、令和4年度の営農もボチボチ開始です。ウチは花卉のユリとトルコキキョウと、コメを作付けしているのですが、トルコキキョウは3月第2週に第一弾として21枚播種、第3週に6枚播種の計27枚播種終了で、月末にかけてあと6枚、5月最終週に9枚の、計42枚を播種する予定。
5月末はお彼岸向けで、3月月末は早生品種対策です。

写真は第一弾の様子、育苗箱下のコンパネに傾斜がついてしまっており、写真左下が高地になって水分の偏りが発生しております。

ということで現在育苗箱が傾いて低地になっている箇所を底上げして簡易的に水平にします。播種前にコンパネの水平は取ってあるのですが、いざ水と培土を入れてみると育苗箱自身の歪みも相まって、傾き(高低)が生じてしまいます。

話は少しかわって、ここ数年育苗箱に苔が発生する珍事が続いていた。あっ、珍事が続けばそうとは言わないのかな?
育苗箱だけならいいが、イチゴを植えているハウスなどほぼビッシリ。除草剤でも死なない、あっ苔は草じゃないからそもそもダメか(笑)。トルコキキョウの株元にもビッシリで、なんか灌水を邪魔してる気がしてた。

普及所に相談したところ、灌水用のホースの内側に苔(菌)が生息しているので、それが灌水で土に流し出されて汚染されるのだ、との回答あり。指導としては、ホース内部の消毒もしくはホース自体を新品へ交換、とのこと。灌水ホースは長年使ってると穴が開いたり割れたりするので交換しなければならない時はあるのだが、防除として先行交換というのは初めてだ。

今回は交換と消毒と、2パターンで攻めます。消毒液はイチバンを使用、米の育苗箱消毒に使ってます。

水で薬剤を希釈して消毒液を作ります。
ところで・・・、希釈って悩みませんか?今回の薬剤は500倍希釈なんですが、50リッタータンクには原液を何ccツッコめばいいのか?
私の基準は『殺虫剤1000倍希釈で100リッター溶液を作る場合』。この時の薬剤の量は『100cc』で、これを乗じたり除したりして考えます。
100リッター換算で『500倍希釈』だったら倍の200cc、50リッターだったら200ccの半分の100ccとなります。面倒ですかね?今回は循環消毒するんで、溶液は少なくてもよかったんです。
50リッター=50リッター*1000cc/リッター → 50,000cc
50,000cc÷500倍=100cc(ちょっと単位表記はおかしいが)

では開始。
タンクに灌水用のシャワーを入れて、ホースの反対側は動噴に繋ぎます。動噴は給水ホースで溶液を吸い上げて、灌水ホースに通します。ホースの出口はシャワーでタンクに戻るので、これで循環消毒できます。まるで永久機関(笑)。

実は秋の収納作業でも手持ちホース半分くらいは消毒していたのだが、5つくらいやり残していた。今回はこれを作業したのですが、最後のホースで問題発生。ホースの終端がワンタッチカプラではなく、水道蛇口の口になっており、固くカシめられている。これでは動噴に接続できない・・・。

5分ほど悩んでいたが閃いた。

今回は蛇口形状側を溶液の出口にして、シャワーヘッドを一時的に外せばいいじゃん。
ということで消毒作業は無事終わったのであった。効果判明は数ヶ月先になります。
Posted at 2022/03/26 22:16:27 | |
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農作業 | 日記