
「まじか~」はmajikaと入力、「間近」はmadikaと入力、今回のネタは間近の方です。
ウチの花卉類は7月中旬に農協出荷予定のユリと、8月の盂蘭盆向けのユリとトルコキキョウと、9月のお彼岸向けのユリの(これはまだ定植しておらず)、3パターンを栽培中。

これは6/30時点のユリ。
つぼみの先端が少し薄い茶色になってますが、農協出荷用のユリはハウス全体の8割程度にこういう日焼け痕が見受けられていた。
ですがね~

なんか、ある程度自然治癒してきた?昨年もそうだったよな。日焼け痕が残ってるつぼみは全体の5割くらいまで減ったような気がします?日焼け痕なんかが付いていると品質としてはランクを落とさなきゃならんので単価に影響が出るんです。丈はもう十分(80㎝以上になった)、つぼみの膨らみはあと1週間くらい待つか、というところ。

さぁ、気を取り直して薬剤散布です。例年、7月くらいからアブラムシがユリのつぼみに付いたりしますので、定植から出荷までには2回くらいは殺虫剤散布を行います。

こちらは盂蘭盆出荷予定の産直向け。
左2畝が購入球根、右1畝が自家保留球根。同じ購入球根なのに左2畝で生育に差がついているのは、おそらくエバーフローの散水に差があったから(水がかかるところとかからないところが出てしまった)。つぼみは付いてきてるので、あと1ヶ月でどこまで伸びてくれるのか。産直向けとはいえ、60㎝くらいは伸びてほしい。

同じ日ですが、トルコキキョウにも殺虫剤を散布しました。ユリと違ってトルコキキョウには害虫による葉っぱなどの食害がありますので、アブラムシ用の殺虫剤とは違うヤツを散布します。
ここのハウスは大変良く生育できておりますが、成長しすぎじゃね?って心配なくらい。なんでかっていうと8月上旬まで丈も伸びて、枝ぶりが良くて、つぼみもたくさんついて、しかもしっかり咲いてっと、そんな都合よくいくとは思えないから。
たぶんねぇ~、7月下旬には咲きだすんじゃないだろうか、そして盂蘭盆には既に終わってる・・・、そんなことを心配してます。

殺虫剤散布の3日前ですが、別なハウスです。
ここのハウスの生育は・・・、もうダメダメの成績40点の赤点(そういえば赤点の仕組みは各地で違うと聞いた。私が卒業した高校は期末試験で40点取れないと赤点だった)。
生育がバラバラで、良く生育しているハウスの丈まで伸びてる奴は皆無、例年同様の伸びが4割、他の6割はたぶん間に合わんだろうなぁ(かといって盂蘭盆以降に花が咲くかというとそうでもない)。

ここは試験ハウス。なんでこのハウスでは花卉栽培がうまくいかないのか、あるいはどうしたら上手くいくのかを研究する目的でトルコキキョウの苗を定植したのだが、ここは先ほどのハウスより生育が酷い。成績は10点台、まず出荷できるヤツはないだろうな。
普及所にも確認はとっていないので試験の総括には早いのだろうが、ダメハウスの原因は耕起にあると思う。勾配や隣地との高低差の関係でこのハウスには水が溜まりやすく、それで団子(あるいは粒状に固まった)の土の塊ができてしまい、それを耕起しても砕けないため、そこに定植しても活着できないのだろうな。さらさらの土なら根っこが絡むけどゴロゴロの塊には絡めないよな。
PTO速度やPTOギヤを上げたら塊を砕くことができるのではないか(ロータリーを高速回転させてより速く土をかきまわすということだ)と販売店に訊いたら、「それをやったら機械を痛めます」と釘を刺され、「メーカー推奨はPTO1速、エンジン540RPMです」とも言われた。自分「じゃあ、なんでギア付いてるのよ?」、メカさん「ロータリーじゃない農作業機のためですよ~」とのこと。
う~む、メーカーさんやメカさんの話をそのまま受け取ると、ウチのダメハウスの土壌改善はなかなか先が見えんな。まずは排水整備や堰上げから始めなきゃならんのか・・・。
Posted at 2024/07/08 23:08:59 | |
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農作業 | 日記