
農閑期で出掛けが可能なのは11月までと考えていた。12月になると除雪作業があるからなのだが、今年の岩手県は比較的雪が少なく、かつ本日は晴れ予報だったので平泉に行ってみた。本当は秋田市か山形市に行きたいのだが、今回の豪雪で3月までは控えた方がよさそうな気がする。特に秋田市へは仙岩峠を越えなければならないので、これがまた雪のシーズンは怖い。
平泉が世界遺産になった時の県内報道は結構大きかった気がするし、岩手県庁などのプッシュもけっこうあった(地元の産業まつりなんかで振興局の職員が”平泉世界遺産、みんなでを応援しましょう”みたいのをやってたし)。
しかしねぇ、県北(自分)と県南(平泉)では距離が150kmくらい離れてるし、文化的な繋がりもほぼない(年末年始のお参りとか例大祭とかに行ったりとか全くない)から、世界遺産と言われても実感ないのよ。ここで敢えて平泉についての本音を書くと、全く興味がない。
そういうネガティブな印象があったので一度も平泉に行く気がしなかったのだが、最近は博物館めぐりが楽しくなったきたので、一度は見ておこうと思った次第。見学は博物館が主になるかもしれないけどな。

10時15分頃、自宅出発。路肩の雪の量に注目。

滝沢から高速に乗り、2区間乗って盛岡南で降りた。写真は盛岡南ICに接続する道路と国道4号との交差点。時刻は11時15分頃、ちょうど1時間でここまで来たが、路肩にはほとんど雪はない。ここから平泉まではまだ90kmくらいあるが、ここで一般道に降りたのは訳がある。

いわて花巻空港に寄ってみたかったから。私が大阪に居た頃はJASしかなかったが、いまはFDAとかもあるらしい。なんばのタクシーの運ちゃんに騙されて、なんばから伊丹空港までタクシーで行ったのが腹だたしい、いや懐かしい思い出だ。

見学デッキに立ったが時間が合わず、飛行機の離発着は見られず。飛行場を出たのが12時15分頃。

国道4号を南下するが、渋滞がひどいところは高速を使い、13時半頃中尊寺に着いた。道筋やどこの駐車場が便利かなどが全く分からず、少し遠いところに停めた。今はガラガラであったが年末年始はひどいことになるのであろうな。

ここにたどり着くまでには結構な距離を歩いた。しかも勾配の急な坂道だよ。坂道の奥に建物群があります。

危うく二拍手するところであった(笑)。合掌して頭を垂れた。

さらに奥に進むと金色堂があるが、この絵ずらはよく見るやつだ。これは新覆堂(しんおおいどう)で、金色堂を保護する建物だ。金色堂は写真は撮れなかったが、内部にある。藤原氏の御遺体のことを言っていたが、ホントにミイラが置いてあるのか?

続いて毛越寺に。
ここは分かりやすい。浄土を模した庭園ということだな。中尊寺は菩提寺でいいのかな?

池は凍ってるね(←真理子風に)。

見学を終え、車で駅を超えた反対側のガイダンスセンターに向かいます。ここを見ないと平泉世界遺産の全体像は分かりにくいだろうなぁ。結局、お寺に帰属する宝物殿いわば単品で、料理のフルコースの全容は分かりにくいって感じだ。

中尊寺・毛越寺の個々の建物を見ても「これが?他所にもこのレベルならあるよね」と思ったし、各伽藍は火災などで遺失してしまい、跡地のみとなっているので「これで世界遺産か?」、「”浄土思想”だから世界遺産になるのか?」って皮肉を言いたいところだ。
まぁ多々ケチをつけたが、正直一度見れば十分だね。宝物殿などの文化財の量は少ないし、平泉の文化財を保管してるところを見に行った方がよさそうだ。
Posted at 2024/12/26 01:51:53 | |
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