
お花見オフのを早めに離脱しw
映画へ
内容もストーリーも知らず
予告編すら見ていないのに、見たくて見たくてしょうがなかった
地方だからか、公開が一ヶ月以上も待たされた
クエンティン・タランティーノ監督最新作
「ジャンゴ 繋がれざる者」
南北戦争直前のアメリカ南部。鎖に繋がれ奴隷商人によって輸送されていた黒人奴隷ジャンゴの前に、突如現れた歯科医のシュルツ。
シュルツはお尋ね者のブリトル3兄弟を追っている賞金稼ぎで、兄弟の顔を知るジャンゴを必要としていた。
シュルツによって解放されたジャンゴは、その腕を買われシュルツの相棒となる。
ジャンゴは生き別れになった妻を取り戻すため、悪名高い農園主カルヴィン・キャンディの農園に向かう・・・・
タランティーノの大好きです
同時に
大嫌いですw
バイオレンスは激しいし、見ていて痛くて不快になる作りがイヤ
豪快に鮮血が噴き出すガン・アクション、残虐描写の執拗な過激さ・・・((((;゚Д゚))))
この先どうなるか・・・
何が起きても不思議じゃない(タランティーノならありうるから)その覚悟をずっとしているから、見ている側の緊張感も半端ない
でも、話は面白いし、映像や音楽のセンスは飛び抜けて素晴らしい
相変わらず延々と続く会話はもはやお約束
KKK(クー・クラックス・クラン)っぽい男たちがジャンゴとシュルツの寝込みを襲撃するシーン。サスペンスのハズなのに何故かギャグ満載だったり
妙に古臭いオープニングクレジットとか
人物のクローズアップのカメラの動きが変だったり
でも許せちゃう魅力
キル・ビルあたりまであった荒削りさは薄れて監督としての成熟も明らか
前作の
「イングロリアス・バスターズ」では”映画”によってヒトラーをやっつけるといった痛快でありながら歴史の酷さを見せつけた
今回は奴隷制度を痛烈に批判している
同じ人間でありながら黒人を家畜以下に扱い、ここに書く事もはばかるような悪行を働く白人
その溜まりに溜まった怒りをクライマックスに一気に爆発させるカタルシス
今作でアカデミー助演男優賞を獲得したDr.シュルツ役のクリストフ・ヴァルツが文句なく素晴らしい
「イングロリアス・バスターズ」では残虐なナチス将校を演じてアカデミー助演賞を獲得したが、今回はジャンゴを助ける善人役
演技が上手いとか下手とかいうレベルじゃなく
何というか・・場をさらうっていうか
少なくとも前半は「主役じゃね?」という位
とにかく舌を巻くその演技力
そして今回の悪役は
レオナルド・ディカプリオが実に憎々しく演じている
今回もアカデミー賞からは全く無視されたが、受賞してもおかしくないほど
もはや立派な性格俳優ですよ
ほかにもサミュエル・L・ジャクソンが実に・・・・悪い役でw
最初は誰だかわかんなかったよww
とにかく2時間45分を全く意識させない
9.2点/10点満点
見終わったらどっと疲れがw
でも、万人向きではないよねw
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Posted at
2013/04/15 21:16:04