
入院していた母が退院しました
入院するまでの経緯は →
母が緊急入院
入院したのが3連休の土曜日だったので連休明けの火曜日に手術
それまでも毎日お見舞いに行ったのですが、左手はほぼ麻痺で動かず
会話も成り立たないほど認知力が低下している
お茶を飲ませようと電動ベッドを起こそうにも体はほとんど動かせない状態
手術当日に専門医との面談して症状と手術の説明を受ける
頭蓋骨の下にある硬膜とくも膜の間に血液が溜まり、脳を圧迫している状態
突発性ではなく、3か月前に転んで頭を打ったあと毛細血管に傷がついて徐々に溜まっていったと思われる
病名は
慢性硬膜下血腫
頭蓋骨に1センチ程度の穴を開け、そこから溜まった血を抜くことのこと
麻痺も認知力の低下も治りますよと言われ少し安堵
手術を非常に不安がっていた母
寝てる間に終わりますよと看護師さんに励まされて手術室へ
手術室の横の待合室で待つこと2時間
想定より血の量が多かったようで多少手こずったみたいですが無事終了
先生、手術着に血が飛んでますよw
手術後に面談するも麻酔の影響でボーっとしていたし、集中治療室なので手短に声をかけて帰宅
翌日(術後2日目)
集中治療室へ入るとちょうどリハビリを兼ねた機能チェック
麻痺していた左手もちゃんと動き、まっすぐ立つこともできる
会話も何ら問題なく、心配だった認知症みたいな感じも無かった
話し声も明るく話も長引いてしまった
(本当は面会は15分程度にしないといけないのだがそこは大目に見てもらえてた)
心配してくれていた従姉達へ連絡して病院を出るがホッとして途中のベンチで思わず涙ぐむ
術後3日目
特に問題もなかったので一般病棟へ移る
面会するも様子がおかしい
聞くと朝から原因不明の高熱があるらしい
話していても道理の通らないことを話すし(なんで連れて帰ってくれないんだ?とか、飼猫を連れてきてほしい。とか)

無理に立ち上がったり点滴や心拍数モニター、ドレイン(頭の血液を出すための)のチューブを抜こうとしたらしい
そのため拘束されてしまい、そのことも不満らしい
なだめて帰るが昨日のことがぬか喜びだったのかと悲しくなる
あとで知ったのだが、それは
せん妄という症状らしく、手術後や入院のストレスなどによっておこる一種の意識精神障害でそれほど珍しいことではないらしい
確かに看護師さんも特にどうこう言わなかった・・
術後3日目以降
せん妄状態も少しずつ回復してきたのか話も筋が通り、拘束も解かれていた
ドレインチューブも抜かれていた
抜糸も終わり、「痛かった」と愚痴を言うがそれは認知症によるものではない
お盆休みも終わり面会も行けなくなる
本人は退屈でしょうがないし誰にも会えないので寂しいと電話でこぼすが、それはある意味当たり前で認知力に問題がない証拠
従姉が暇をみて何回か会いに行ってくれてた
リハビリも順調みたいだ
術後2週間後くらいになると病室をでて外の風景を眺めているらしい

面会にいくと病室にいなくて外(通りが見える)窓際にいたりした
病室に戻るときの足取りも発症前に近くなってきた
術後3週間
担当医によってCTスキャンの検査
問題はなく退院の許可が出る
それで今日お迎えに
担当医の説明を受け、CT画像も見せてもらったが血腫はなくなり、圧迫されて
(極端に言えば)くの字に曲がっていた脳もきれいに左右対称に戻っていた
心配だった麻痺や後遺症、認知症も見られない
ただ、2週間ほど寝たきりだったので筋力低下は否めないが散歩や家事をすることで少しずつでも回復していくことを信じている
今後、とりあえず来月に再び検査にはいかなければならないが
さすがに今回の入院は心配でしょうがなかった
あのまま放置していたら命にかかわっていたかもしれないし、重篤な後遺症も残ったかもしれない
皆様も高齢の親族がいる方はくれぐれも注意してくださいませ
この文がすこしでも参考になったら幸いです
Posted at 2024/09/04 22:08:43 | |
トラックバック(0) |
生活 | 日記