
オフ会帰りの5日
行きつけの映画館が会員デーでお安くなってたのでこの一本を見てきました。
当初はあまり興味が無かったのですが、何やらミステリーだという宣伝に釣られてw
追憶の森
自殺を決意し片道切符で日本に降り立ったアーサー。彼は青木ヶ原樹海へ足を踏み入れ、最期の時を迎えようとしていた。
その彼の前に、出口を求めてさまよう日本人男性のタクミが現れる。ケガをしているタクミを放っておけないアーサーは共に出口へと向かうのだが完全に道に迷ってしまう。過酷な状況をともにしたアーサーは次第にタクミに心を開き、此処へきた経緯を話し始める。
出演/マシュー・マコナヒー、渡辺謙、ナオミ・ワッツ
監督/ガス・ヴァン・サント
こういう静かな人間ドラマもたまにはいいかな?とw
本音は脚本が「リミット」のクリス・スパーリングと聞いて(リミットも非常に凝った脚本だった)
張り巡らされた伏線がラストで一気に回収されるストーリーは見事なもの
ストーリー的にはミステリーとは少し違うが、ラストに向けてピースがかちりと嵌まっていく爽快感はミステリーそのもの
いや、その仕掛けに気づけよ。って思いましたw
正直、絶対にヒットしそうもないですがw
実際カンヌ映画祭では評価が低く、海外では公開も決まっていないとか
じゃぁどうしようもない駄作なのかと言われればそうでもない
何故なら
生と死の価値観が日本人とは違うから
現に劇中で二人の会話が噛みあわないシーンがある
内容について書くとネタバレになるので書けないけどね・・・
主演のマシュー・マコナヒーは見事な演技
特にたき火を囲んでタクミへ心情を打ち明けるシーン。ゆっくりとしたテンポと何もない”間”をあける演技(これはテレビでは絶対に許されないだろう)
序盤の虚ろな表情からラストのさわやかな表情への変化
渡辺謙は相手役に徹していた。特に目立った演技は見せなかったがそう終わると・・・ああそうなの?!
アーサーの奥さん役のナオミ・ワッツも素晴らしいとしか言いようが無いほど
正直、主なキャラはこの3人
でもマコナヒーが出ずっぱりの一人芝居と言ってもいいだろう
樹海と過去の回想が交互に描かれていき、徐々にアーサーの動機が明らかになっていく。
日本が舞台なので相も変わらず変なところはあるにはあるんだけど・・・・それが・・・
8.5点/10点満点
割と賛否両論出ているが、優しい童話のような造りでとても良かったと思う
まるで心の清らかさを試されてるのかな?
しかし、樹海って海外でも有名なのか?
これを見て自殺者が来てもらっても困るし
あの森で何かを感じる人がいるんだろうか?
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Posted at
2016/05/07 22:13:05