
アベンジャーズ/エンドゲームが公開されて半年以上たちました
ブルーレイも発売日に買ってマジで3000回見そうな勢いですw
エンドゲームはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)10年の(一旦の)締めくくり。
全21本見ておくと「あ~」というところがたくさんありました。
今回はそれを分かる限りまとめてみます。
自分もすべて見ているわけでは無いし、すでに忘れている個所もありますのでひょっとしたら間違えてるかもしれません
まだ見つけられてないのもあるかもしれません
エンドゲームを見た人は「そういう意味だったかのか!」と思って頂けたら幸いです
なお、多くの登場人物はヒーロー名と本名の二つある場合がありますが、
劇中では本名を呼んでいる場面が多いのでここでもあえて本名で書きます。(最後にまとめて書いたので分からない方は参考に)
なお、当然ですが
ほぼ全部ネタバレです!
(画像はすべて正規の予告編からのキャプチャです)
・自宅軟禁
自宅の庭で娘にアーチェリーを教えるクリント。彼の足首には発信機が付けられている。
『アントマン&ワスプ』でスコットに付けられているのと同じ
・マーベルのロゴ
おなじみマーベルスタジオのロゴだが、背後に写るキャラクターは前作で生き残った者のみ。(サムやワンダ等は登場していない)
・「SNSには載せるなよ」
ネビュラと共にタイタンを脱出したトニーだが、宇宙を漂流。死を覚悟してペッパーにメッセージを残す際に念を押したこの言葉。
「アイアンマン」の冒頭で米軍兵士と共に記念撮影を頼まれたときにトニーが言っている」
・頭を狙うべきだった
捕らえたサノスの頭を(あっけなく)切り落とすソー。ポツンと「首を取った」とつぶやく。
『アベンジャーズ/インフィニティウォー』でソーはサノスの胸にストームブレーカーを突き刺すのだが、サノスを仕留めるまで行かず、「頭を狙うべきだったな」と言われ、全人類の半分を失うこととなってしまう。
・カメオ出演
スティーブはグループセラピーで心に傷を負った人たちと話し合う場を設けている。
ここで恋人を亡くしたと話す(ゲイの)男性は監督の一人のジョー・ルッソ。ジョーは『キャプテンアメリカ/ウインターソルジャー』でも医師役で出演している。
また、同作でサムが退役軍人にグループセラピーのボランティアをしているのをスティーブは見ているのでそれに倣った?
・モーガン・スターク
トニーとペッパーの娘の名はモーガン。
『アベンジャーズ/インフィニティウォー』の冒頭、トニーがペッパーに「夢で子供が出来て君の叔父さんの名前を付けた」と言っている。
・スーツ装着
2012年のニューヨーク決戦後にタイムスリップしたトニーは、スタークタワーから飛び降りつつマーク85を装着する。
『アベンジャーズ』でロキにタワーから突き落とされたトニーが飛行ユニットに格納されたマーク7を装着するシーンと同じ。
・シャワルマ
ロキを連れタワーのロビーに降りたアベンジャーズたちがS.H.I.E.L.D.の理事、ピアースに「どこへ行く?」と問われ、ソーが「ランチに」と答える。
アベンジャーズのラストでトニーが「シャワルマの美味しい店がある」と言い、エンドクレジット後に皆が黙って食べているオマケのシーンの事。
・エレベーターの戦い
ロキの杖(セプター)を手に入れたS.H.I.E.L.D.のエージェントたちがエレベーターで階下に下りている時にスティーブが乗り込んできて不穏な空気が流れる。
これは『キャプテンアメリカ/ウインターソルジャー』でのエレベーターでの格闘シーンにソックリ。但し今回はスティーブの一言で何も無しにおわる
・I can this all days
セプターを手に入れたスティーブはたまたま過去の自分に出会い、失踪したロキに間違われ格闘になる。
その際過去のスティーブが口にするこのセリフはシリーズ中、何度も出てくる(但し、日本語訳はその都度違う)。
今回はギャグだけどw
・スタン・リーのカメオ
毎度おなじみだが、スタン・リー本人は本作完成前に亡くなっているのでこれが最後の出演となった。
・ゾラ博士
ピム粒子と4次元キューブを手に入れるためトニーとスティーブは1970年のリーハイ基地へ。ここでトニーは偶然父ハワードに出合う。その際にハワードが「ゾラ博士を見たか?」というセリフがある。
ゾラ博士は『キャプテンアメリカ/ファーストアベンジャー』での敵ヒドラの科学者で、捕虜として捕らえられていた。その後、S.H.I.E.L.D.の前身組織SSRに協力。
『キャプテンアメリカ/ウインターソルジャー』ではゾラ博士がコンピューターに意識を移していたが、そのコンピューターの画面(緑色のディスプレイ)が背後にある。
・ジャービス
ハワードの運転手をしている人の名はジャービス。
トニーの自宅やアイアンマンスーツにはA.I.が搭載されていてその名前がジャービス(J.A.R.V.I.S=Just A Rather Very Intelligent Systemの頭文字。直訳すると「ただの超すごいインテリジェントシステム」)
因みにジャービス役の人はテレビドラマ『エージェントカーター』でも同役を演じていた。
・クイルのダンス
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の冒頭はクイルがウォークマンで音楽を聴きながらダンスを踊るシーンだが、今回もそっくりそのまま使用。
ただし、それを見ていたローディ(当然音楽は聞こえてない)に「アホなのか?」と言われる。
・ムジョルニア
持つにふさわしい人物でしか持つことのできないソーのハンマー。
スティーブがムジョルニアを手に取ったときにソーは思わず”I Knew it!(やはりな)”と叫ぶ。
これは『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のパーティシーン、ムジョルニア持ち上げコンテストで誰も全く動かなかったのにスティーブだけがピクリと動いたことから。
この5年間とサノスとの戦いにおいて、スティーブが持つにふさわしい人物になったともとれるが、前述の時に既に持てたという説も。
控えめなスティーブは場の空気を読んであえて持ち上げなかった?だからソーは「俺は知ってたぞ」とさけんだ?
また、ソーの父、オーディンが「これを持つ者は雷神の力を得る」と言ったので、スティーブも雷を操れる。
・破壊された盾
サノスの攻撃により、破壊不可能なはずのヴィブラニウム製の盾が割れてしまう。
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でトニーが見たアベンジャーズ全滅の悪夢には横たわるスティーブの傍らに割れた盾がある
・on your left
スティーブが覚悟を決めて1人でサノス軍に立ち向かおうとしたときに無線でサムが「左だ(on your left)」と言う
『キャプテンアメリカ/ウインターソルジャー』でランニング中のサムをスティーブが「左から失礼」と言って追い越すときの言葉
・ハワード・ザ・ダック
1986年にルーカスフィルムが映画化しているが、MCUではGoGのラストで登場していたハワード。
今回はポータルで続々と集合している時に銃を手に行進しているのがチラリと映る
(ホープが登場したときの画面向かって右側に)
・レスキュー
トニーの前に青いアーマー(原作におけるレスキュー)を付けたペッパーが助けにくる。
ペッパーは前々からトニーがアーマーを依存するのを好んでおらず、特に『アイアンマン3』ではかなり嫌悪している。冒頭でモーガンがレスキューのヘルメットをかぶって遊んでいる時もトニーは「ママはこれ喜ばないけど」と言っている。
そんなペッパーがアーマーで助けに来てくれたことに感涙。
・アベンジャーズ アッセンブル!
全員が揃ったとき、スティーブが「アベンジャーズ、アッセンブル」と叫ぶ
このセリフはコミックやアニメではおなじみのセリフだがMCUでは何故か今までなかった。
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のラストで言うかと思いきやバッサリ切られていた(思わず「言わんのかい!」とツッコんだ人も多いはずw)
訳せば「アベンジャーズ、集合」だろうけどあえて訳していないのがイイ。
・ハグ
蘇ったピーターがトニーに状況説明をしていると突然トニーはピーターをハグする
『スパイダーマン/ホームカミング』でピーターを車で送っていった時にドアを開けてあげようとしたときにピーターはハグと勘違いし、「ハグにはまだ早い」と言われる
・「キャップ?」
スティーブの指示にホープが「了解キャップ」と言い、スコットと顔を見合わせ微笑む
『アントマン&ワスプ』でスコットがスティーブの事を「キャップ」と呼ぶことにホープが「何その呼び方?」的に怪訝な顔をする
・覚えていた自己紹介
ガントレットを運ぶクリントが追い詰められた時、ティ・チャラが「クリント!私が運ぼう」という。
『シビルウォー/キャプテンアメリカ』の空港での戦いでクリントが「初めて会うな。クリントだ。」と自己紹介するが、ティ・チャラが「知った事か」と返す。
・「瞬殺コマンドを実行」
ガントレットを運ぶピーターはアーマーの「瞬殺コマンドを実行」する(吹替版のこの訳が好き)
『スパイダーマン/ホームカミング』でもスーツAIのカレンが瞬殺コマンドを起動するが、ピーターがすぐに取り消す。
・クイーンズ坊や
取り囲まれて逃げられないピーターは助けを求めるが、その際スティーブがピーターの事を”Hey,Queens”と呼ぶ
『シビルウォー/キャプテンアメリカ』でスティーブが「出身は?」と聞いてピーターが「クイーンズ」と答え、スティーブは「ブルックリン」と返す(共にニューヨークの地域)
・オコエ強し
ガントレットを運ぶダンパーズをバックアップするオコエがコーヴァス・グレイブを槍で一突きに倒す
『アベンジャーズ/インフィニティウォー』ではスティーブが大苦戦した相手だが…
・プロキシマ・ミッドナイト
サノス軍の最強の戦士でもある彼女は当然、最後の決戦にもいる。のだが、見せ場が一切無かったままだった・・・
塵として消えゆく時も死んだコーヴァス・グレイブを膝に抱き(夫婦という設定)小さく映っている最期なんだけど、よく見えないw
・I am IRONMAN
インフィニティストーンを奪い取ったトニーが指パッチンをする際に「それなら私はアイアンマンだ」という
MCU第一作の『アイアンマン』のラストの記者会見でトニーがアイアンマンの正体を明かすシーンのセリフ
因みにこのシーンでサノスに引導を渡す際に何と言わせようか製作陣は散々悩み、撮影終盤で突然ひらめいたらしい。
・アークリアクター
トニーの葬儀の際、献花に「トニー・スタークにもハートがある」と刻まれたアークリアクターが入っている
これはトニーの胸に付けられていたアークリアクターの初期型。改良して付け替えられた旧型をペッパーが文字を刻印したオブジェにしてトニーにプレゼントした。
・誰?
トニーの葬儀に参列した面々は今までのキャラがほぼ総登場する豪華な面子だが、その中に一人でポツンと立っている青年がいる。
これは『アイアンマン3』でトニーに協力する少年、ハーレー・キーナー。本当に誰だか分からなかったw
・チーズバーガー
葬儀の後にハッピーがモーガンに「何か食べたい?」と聞いたらモーガンは「チーズバーガー」と答える(ハッピーの納得したような表情がいい)
『アイアンマン』でテロリストから逃げ出してアメリカに帰ったトニーが最初に欲しいものとして答え、ハッピーにバーガーキングに行くように伝えている。
また、チーズバーガーはロバート・ダウニーJrの好物でもあるが、薬物依存中に食べたチーズバーガーがあまりにも不味くて、薬物使用をやめた一因になったというエピソードもある。
・バッキーとの会話
ストーンを返しにタイムトラベルにでるスティーブがバッキーに「留守中バカはするな」というと「バカがいないとできないだろ」と返される
『キャプテンアメリカ/ファーストアベンジャー』では出兵するバッキーを見送る際に互いにこの言葉を逆に言いあう
・スティーブとペギーのダンス
インフィティストーンを返したスティーブは現在に帰らずに過去に留まり、ペギーとの関係を取り戻す決意をする。3時間にも及ぶこの映画はスティーブとペギーがダンスを踊りながらキスをするシーンで締めくくられる。
『キャプテンアメリカ/ファーストアベンジャー』ではダンスを一緒に踊る約束(デートね)をしているが、スティーブが自らを犠牲にしたためこの約束は果たされなかった。それがようやく実現されたのだ。
スティーブが永い眠りから覚めた現代で、年老いたペギーと交わした最後の言葉も「ダンスの約束がまだだろう」だった。
また、ダンスの時にかかっている曲は『キャプテンアメリカ/ウインターソルジャー』でもスティーブの部屋でかかっている。
・エンドクレジットの音
通常、MCUではエンドクレジット後もオマケのシーンがあるのだが今回は無し。
ただし最後にカーンカーンカーンという音が流れる。これは(諸説あるが)『アイアンマン』で、トニーがテロリストの拉致から逃げ出すためにマークⅠを作っている音。トニー追悼。
ちょっと気になった事
・1970年、スティーブはピム博士の部屋からピム粒子を持ち出すが、その数は4つ。トニーと二人で帰るには2つあれば足りるはず・・
この時からペギーの元に行くつもりをしていた?
・アベンジャーズの基地はニューヨークから比較的近い所にあるはずだが、サノスの軍からあれだけ攻撃をうけたにも関わらず軍や警察が動いた気配なし・・
・現代に現れたガモーラはまだサノスの側にいる立場(だが、結局アベンジャーズ側に寝返るが)。トニーの指パッチンにより消えた?それとも生き残ってる?
カットされたシーンでは生き残ってて静かに立ち去るのが描かれているが・・
・年老いて現代に現れたスティーブは、サムに盾を譲るが、この盾はどこから持ってきたもの?
まだあるよ。って方がいらっしゃたらご一報ください
呼称一覧(ソーなど同名は省略)
トニー・スターク = アイアンマン
スティーブ・ロジャース = キャプテン・アメリカ
ブルース・バナー = ハルク
ナターシャ・ロマノフ = ブラックウィドウ
クリント・バートン = ホークアイ
ピーター・クイル = スターロード
バッキー・バーンズ = ウインターソルジャー
サム・ウィルソン = ファルコン
ワンダ・マキシモフ = スカーレットウイッチ
ホープ・ヴァン・ダイン = ワスプ
ピーター・パーカー = スパイダーマン
キャロル・ダンパーズ = キャプテン・マーベル
ティ・チャラ = ブラックパンサー
スティーブン・ストレンジ = ドクター・ストレンジ
スコット・ラング = アントマン
ジェームズ・“ローディ”・ローズ = ウォーマシン