
午前10時の映画祭ってご存知ですか?
歴史に残る名作を上映している企画なのです
前々から見たい作品多数だったのですが、上映館が遠いので今まではちょっと躊躇してました
けど、今回どうしても見たくて朝8時に家を出発
昔、テレビで放送したのは見ましたが、やっぱ映画館で見たかったのです!
「タワーリング・インフェルノ」
サンフランシスコに完成した世界一の高層ビル「グラスタワー」
設計者のダグ・ロバーツは竣工記念パーティに出席すべくビルを訪れるが電気関係の部品が規格外の物が使われていることに気づく。
81階の倉庫の配電盤から出火した炎を消火すべく駆け付けた消防隊の隊長、オハラハンは最上階で行われているパーティ客を避難させるよう呼びかけるが、既に火の手はビルの各所であがっていた。
1974年製作の超大作
70年代を代表する、いやパニック映画の最高峰と言っても差し支えないでしょう
スティーブ・マックィーンとポール・ニューマンという二大スターが主演を果たしているが、それ以外にもウイリアム・ホールデン、フェイ・ダナウエイ、ロバート・ヴォーン、フレッド・アステア、O・J・シンプソン等といった主役級のオールスターキャスト
それぞれが見せ場を持つグランドホテル形式の映画なので上映時間は2時間45分!
しかし全く飽きさせずあっという間でした
今見ればやや冗長にも感じるメロドラマ臭の展開や、手抜き工事のお粗末さなどもツッコミどころも多々あるかもしれませんが、
CG技術なんて全く皆無だった時代にあれだけの炎につつまれた撮影はさぞかし大変だったろうな・・・
いまはほとんど見なくなった火だるまのスタントも何度もあるし、実際にセットに火を放ったであろうシーンも多々
本物が持つ迫力は現代では中々見られないだろうね
ビルのミニチュアは20数メートルという巨大なものだったとか・・・
また、エレベータシャフトや非常階段、空調ダクトを駆け回る展開は「ダイ・ハード」を連想しますが、なるほどこの映画へのオマージュだったのかも
そういやダイ・ハード2は空港が舞台。同じく70年代の名作「大空港」へのオマージュなのかな?
ビル周囲の撮影場所は後のセンチュリーシティだそうです
そう、「ダイ・ハード」のナカトミビルの場所ですよ!
しかし、やっぱりいいのは冷静沈着な消防隊長マイク・オハラハンを演じたスティーブ・マックィーン
実はマックイーンの大ファンなんですよ
決して色男でもマッチョでもないんだけどカッコイイんだよね、すべてが
男が惚れる男の代表格ではないですかね
今作でも寡黙で言葉よりは行動。常に先頭に立って消防士を率います。
多くは語りませんが一言一言が重くて痺れます
クライマックス、一か八かの爆破を行う前
ダグ「爆薬はどう運ぶんだ?」
オハラハン「バカな消防士さ」
ラストの別れ際
オハラハン
「俺は火と戦い、死体運びさ、安全なビルの建て方を聞かれるまで」
ダグ
「それじゃ、教えを請うよ」
オハラハン
「今度、電話しろ。またな、設計屋」
「今にこんなビルで1万人の死者が出るぞ」のセリフは911同時テロを連想しちゃいますね・・・・
古い映画ですが、デジタルリマスターされてるし上映もデジタルなので傷やホコリは皆無
昔のフィルムなのでグレンは多めだし鮮明な画質ではないけれどこういうフィルムの質感って映画らしくて好きです
今回はリバイバルなんで得点は付けませんが最高ランクは間違いなし!
で、次回は「大脱走」
↑このDVD持ってます!
コチラはマックィーンの出世作で問答無用の面白さを持つ名作中の名作
前にもリバイバルで映画館で見てるけど見たいな~
ドイツ軍のオートバイを奪って逃げるマックィーンが最高!!!!!!
Posted at 2013/11/30 22:31:47 | |
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