
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のパンフやメイキングを見てるとチョット意外なのが
フィルムカメラを使っていること
カメラの上にある楕円のパーツがフィルムを収めるケースです
動画、写真を問わず、一般用のフィルムはおそらく全く無いでしょう
現在、テレビや映画でもプロ向けの映像機器の大半はデジタルになっています
現に富士フィルムは(その社名に反して)フィルムの生産から撤退しています。
コダックも撤退の意向を示していたとも聞きます。
その先鞭をつけたのがスター・ウォーズでした
エピソード2(クローンの攻撃)が初の全編デジタル撮影だったと記憶しています。
デジタル化のメリットは多々あります
・フィルム代がかからないこと
・コンピューターへの取り込みが容易なこと
・撮影直後に確認が可能なこと ナドナド
撮影直後にキャスト・スタッフがモニターを囲んでチェックしている風景なんて現像が必要なフィルムでは不可能だし、どっちみちPCでの加工・編集が必要な現在なので(フィルムだと現像後にスキャン)
明るく鮮明な画像は見やすいという意見も多いです
いまや上映もほとんどデジタルでしょう
昔、映画館に行ったらロビーの片隅にフィルムの缶が置いてあったこともありましたねw
ロングランになるとそのフィルムが擦り切れてていっぱいノイズ乗ってたりもしましたwww
スクリーンの右上にフィルムの切り替えを促すパンチマークが出てたなんて若い人は知らないでしょう(1巻は20分ほどしかない)
しかし、映画というのは映像で表現するもの
フィルム独特の質感を大事にする監督も数多いのです
昔の映画を見ればその違いは誰でも明らかに分かりますよね?
単に画質が悪いだけと思う方もいらっしゃるとは思いますが、秒間24コマのチラツキも、グレン(画面上の細かい粒子)も、ブレも、黒のつぶれも
みんな監督が計算して撮影しているもののはず
J・Jもその一人だったんですね
エンドクレジットにはハッキリとKodakのロゴが確認できます。
コダックには現在映画スタジオが一定量のフィルムの購入を確約する契約があると言われています。
昔、テレビで「水戸黄門」がデジタルカメラに切り替わったときには大きな違和感しか残りませんでした。
奥行きも味も無い薄っぺらい映像はまるでパロディコントみたいだった。
今は技術や処理の向上もあってそれほど違和感は感じませんがねw
同時にフィルムであってもコンピューターによる処理を通すから鮮明な映像を見ることができます。
古い映画でもデジタルリマスターによって非常に鮮明なものへと生まれ変わってるのは驚きです。
因みにデジタルリマスターの先鞭をつけたのもスター・ウォーズですw
EP4~7のマスターフィルムを手作業で洗浄し、コンピューターで傷を取り除き、色合いを調整しました(ダース・ヴェイダーが青くなっていたそうですw)
今回のスター・ウォーズは意外なくらいのアナログ感が強い
大規模なセットとロケ、被り物のクリーチャー、実物大のミレニアムやXウイング、爆発も本物
エピソード4への強いリスペクトをかんじるのもその辺にあるのかもね
エピソード1~3ではほとんどセットも無かったそうです。
出てくるクリーチャーも単なるボールだったり
俳優さんも演技やり辛いんじゃないですかね?
そんな状況で感情込めるのも大変かと
ミレニアムファルコンのセットではしゃぐ若いキャストが面白いw
サイモン・ペグも声の出演だけかとおもったら被り物してその場にいる!
Posted at 2016/01/11 12:48:47 | |
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