
映画館で予告編見ると、それを見たくなってまた足を運ぶのは映画好きあるあるですね
でも、今日見に行った映画の予告を最初に見た時は全く惹かれませんでしたw
大して興味なかったのですがキャストとスタッフと内容を知ると俄然興味が湧いてきたので見に行ってきました。
最後の決闘裁判
中世のフランス。戦争で幾多の戦歴を重ねてきた騎士カルージュ。
遠征の報酬を受け取りに出かけた帰り、妻マルグリットの様子の異変に気付く。妻は旧友ル・グリに乱暴され強姦されたと語り、カルージュはグリを訴えるものの領主により門前払いとなってしまう。
国王に直訴するものの目撃者も証拠も無いことで裁判は頓挫。二人は真実を掛けて決闘に挑む。
出演/マット・デイモン、アダム・ドライバー、ジョディ・カマー
監督/リドリー・スコット
福井コロナシネマワールド 153分 字幕
リドリー・スコット監督最新作は「グラディエーター」を彷彿させる中世の決闘物。当時は裁判の決着の付け方として決闘をすることがあったそうです。
もし無罪であるのなら神が守ってくれる。
どちらかが死ぬか動けなくなるまで戦いは続けられたそうです。
この映画も実話がベース
と言っても話の主軸は食い違う3者それぞれの視点から描く事件の顛末。
大きく3つのチャプターから成り、同じ事件を視点を変えることで描いていきます。
いわゆる「羅生門」スタイルです。
同じシーンが何度か出てくる所もありますが、視点が違うので演出や演技が微妙に(いや大きく)違うところが面白い。
ポスター等にはミステリーの文字もありますがミステリーでは無いですね。
戦闘シーンも時折織り込まれ
特にラストの決闘シーンの凄まじさはさすがです。
しかし最も訴えたかったのは当時の女性の立場でしょうね
強姦されてもそれは直接罪には問えない。加害者には罪の意識すらない。
妻は夫の所有物とみなされ、それを奪ったという罪でしかない。
ましてやそれを訴えるなんて家の恥だと姑に言われてしまう。
もし夫が決闘に負けたら偽証罪として火あぶりの刑に処されてしまう。
それを演じたジョディ・カマーは見事でした。
加害者を演じたアダム・ドライバーも見事に憎々しいし
キャストも
演出も
セットも
ストーリーも
映像も
社会性も
とにかく凄い一本でしたね
ただし、見ていても面白い映画でも無いのと、
ラストが妙にモヤモヤするし
時代的には正確ですが、人のもつ残虐性とかの描写も多く不快感を感じるシーンも多々
話の主軸とは言えレイプシーンが2度繰り返されるのもね・・・
2時間半あるが、やや冗長に感じられてしまうのも惜しい
特に序盤の必要性が余り感じられない
だから問答無用でおススメは出来ないけど、映画の出来は素晴らしい
8.5点/10点満点
脚本はマット・デイモンとベン・アフレック(ともう一人)の共同脚本
そう、「グッドウィルハンティング」でオスカーを取った二人の再タッグです
ベンも出演してますが、絶対に裏ではマットと大笑いしてるに違いないと勘ぐってしまったw
Posted at 2021/10/23 21:46:37 | |
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