
この映画はコロナ禍でGW公開が延期となってました。
前々から楽しみにしていた一本でした。
で、7月10日公開となったのですが、なんと石川と福井では上映無し(;O;)
落胆していましたが、福井コロナで公開が決定!
遅ればせながら今日見てきました
透明人間
天才科学者エイドリアンから束縛されDVを受ける生活を送るセシリア。ある夜彼の元から逃亡し、妹夫婦に匿ってもらう。しかし、エイドリアンは悲しみから自ら命を絶ってしまう。
彼の死を疑うセシリアだったが、彼女の周りで不可解な出来事が次々と起こる。目に見えない”何か”を察知したセシリアは次第に命を狙われてしまう。
出演/エリザベス・モス、オリバー・ジャクソン=コーエン、オルディス・ホッジ
監督/リー・ワネル
字幕 122分 福井コロナシネマワールド
SFの古典、透明人間が新たな切り口で蘇りました。
元々はユニバーサル映画が古典的なホラー映画をリメイクしていく「ダーク・ユニバース」の一本としてジョニー・デップ主演で企画されていたもの。
しかし、「ダーク・ユニバース」第一段の「ザ・マミー」が興行的に失敗しユニバースも頓挫。
宙に浮いた企画を若手に任せて超低予算で作ったら大ヒットという皮肉w
さて本作は低予算ゆえに大スターも出てないし、大々的なスペクタクルも無し。
予告編からすると結構ガチなホラーかと思いましたが、感想としては怖いよりもハラハラする。
ドーンと驚かす演出もほとんどないのは個人的に得点高いですw
しっかりとした脚本と巧妙なカメラワーク、音楽や音響効果も相まって息をもつかせぬサスペンスフルな一本となりました。
見えない彼が、そこにいるのがなんとなく分かるような
恐怖を煽る音楽と、”なんかいる!”という音響効果は見事
特に音響効果は見事なのでこの恐怖はテレビでは味わえないです。
そして、○○○して(普通ならここで)終わりかと思いきやもう一捻りするラスト。
世間一般からみるとセシリアはかなり精神的に参っていて異常をきたしていると判断されてしまう。
原因はエイドリアンの束縛とDV。彼の元を逃げ出しても彼が(?)透明人間となってストーキングしてくる。もちろん透明人間なんて誰も信じてくれないし、挙句の果ては・・・(自粛)
それを見事に表現してましたね!演技はスゴイです。
正直、映画館で見れて良かった
「これを見たい!」と言う直観を裏切られなかった傑作!
9.2点/10点満点
因みに制作費は700万ドル程度らしい
劇場公開される平均が7000万ドルらしいのでその10分の1!
とっても規模の小さい映画ですがw(キャストも10人程しかいないし)
ジョニデだったら大きなスペクタクルになっていたのかな?
Posted at 2020/08/22 21:53:05 | |
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