
春ですね~
今日は日中はなんと20度オーバー
デミオも夏タイヤに交換して快適
出かけようと思ったけど花粉か黄砂まみれで洗車・・というか水かけただけですが
あまりにも汚くてw
暖かくなると燃費も伸びますね
早く軽油も寒冷地用から通常に戻ってほしいです
お出かけは映画に
教皇選挙
カトリック最高指導者でバチカン市国の元首であるローマ教皇が亡くなった。
新教皇を決める教皇選挙(コンクラーベ)を仕切ることとなったローレンス枢機卿は候補者となる各国の枢機卿たちをバチカンに召集するがその裏では陰謀やスキャンダルがうごめいていた。
出演/レイフ・ファインズ、スタンリー・トゥッチ、ジョン・リスゴー、イザベラ・ロッセリーニ
監督/エドワード・ベルガー
福井コロナシネマワールド 120分 字幕
今年のアカデミー賞で作品賞、主演男優賞など計8部門ノミネート、脚色賞を受賞した作品
最初は別段興味がなかったのですが、映画館で見たポスターが妙に心に残ってまして
評価も高そうなので見に行くことにしました
とはいえミステリみたいなので、いつも以上に前情報はカット
上映は石川、福井共に1館ずつ、福井は1日1回のみ
スクリーンも小さめでしたが入場してビックリ
8割がた席が埋まっていたんじゃないでしょうか
高評価も頷ける濃度の濃い一本でした
決して派手なアクションがあるわけでもないですし、凄惨な殺人事件が起きるわけではありません
しかし映画として印象に残る”画”が多く(今回はシンメトリーな構図が目につきました

特に法衣の赤がものすごく印象に残ります
バイオリンを中心とした音楽もイイ
大げさな演出は無いですが、音響もかなり印象に残ります
そういう意味では映画館で見る価値大有りですね
話にのめりこむためにも
一定数の票を獲得するまで延々と行われる投票
淡々としつつもその裏では・・・
現代における多様性を容認するか、それとも保守に走るのか
初のアフリカ系黒人が教皇になろうとしている中、それに反対するのか否か?
調整と真実の追求のためなのか、自身が推薦する候補を当選させるためなのか
動き回るローレンス

レイフ・ファインズがオスカー取っていても納得の演技
ほかの演技陣も素晴らしい
登場人物が多く、名前を覚えるのにも苦労しそうだったが割とわかりやすく演出されてたのも見事
コンクラーベはその内容が一切外部に出ず、選挙中も外部の意見に流されないようにと完全に隔離されている
携帯電話などの電子機器はすべて預けられ、窓も固く塞がれる、携帯電話の電波もブロックされる。
そんな秘密の儀式を覗き見る興味もあってその辺も面白かった
と展開し
ついに新教皇が決定
そして。。。の意外な展開!
見てるこっちも思わず天を仰いでしまった
といってもどんでん返し的なトリックでは無く
ああ、このあとどうなるんだろうという不安な気持ちで映画が終わります
キリスト教、特にカトリックのことが全編にわたり繰り広げられていますがその辺の知識は特に必要ありません
多少入り組んでいる所もありますが一般的な日本人であれば困ることはないのでは?
9点/10点満点
物語のキーマンともいえるシスターアグネスを演じたのがイザベラ・ロッセリーニ

こちらも助演女優賞ノミネートも納得
全く表情も変えずセリフも少ないのだけど物凄く印象に残るし
ある意味彼女がこの映画のメッセージを最も象徴しているのでは?
Posted at 2025/03/22 23:59:16 | |
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