聖地巡礼 遠藤周作 沈黙を辿って① 横瀬浦～中浦ジュリアン記念公園

遥かな昔 この小説を読みなんと救いのない物語なんだと思ったものでした。
当時の私には作者の意図をくめず、人間の内面を鋭くえぐり出し読者に大いなる問いをかけた衝撃の問題作
数十年前に自ら建てたフラグを、再び小説を読み、参考文献を借り、聖地を周り、回収する時が満ちたやに。

異動になり自部署だけでなく他部署とも交流を図るうち、文科学部出身の子と件の小説の話しに。
世代も全く違うしまさかと思っていたら
「私も読みましたよ、本当に救いがない終わりかたですよね」と
そこからあれよあれよと話が盛り上がり、図録を借り、縁の地を聞き、今日は横瀬浦公園と中浦ジュリアン記念公園まで

横瀬浦公園











500年弱前ポルトガルからここに貿易船が
最終的に交易は出島に戻ったようですが、当時も今も異端を排斥するのは人間の性か、それとも・・・


中浦ジュリアン記念公園
中浦というのは地名ジュリアンは洗礼名
初のキリシタン大名大村純忠の家臣小佐々氏の出










純忠やジュリアンが見た水平線の彼方解があるような。

借りた図録