
第4戦の結果を胸に、昼休みを挟んで第5戦の決勝が始まります。
スターティンググリッドの各車を回り、サムアップやグータッチで健闘を祈り
ピットへ戻るとレッドシグナル 消灯で各車一斉にスタート。
クラス1は2号車、10号車、15号車、43号車の順で。
クラス2は21号車、24号車、20号車、88号車の順で周回が始まります。
お立ち台の一角を獲りに行きたかった43号車は、
またも21号車に前に入られてしまい、トップ集団と少しギャップが。
そしてこのレースで21号車を喰いたい24号車は、
第4戦同様に21号車との間に43号車が入る事で、一寸差が出来てしまう。
しかし、43号車が21号車の前にでて、直接対決になると差が詰まりはじめ、
5周目のダウンヒルではテールツーノーズ。
6周目にはサイドバイサイドの併走から遂に24号車が前に!
やられたらやり返す。
レーシングドライバーは、負けず嫌いの塊ですから21号車も追走。
隙をついて順位を取り戻す。
しかし、前回、前々回とタイヤマネジメントが抜群に上手くなった24号車は、
タイヤが辛くなる終盤に、スピードの衰えが少ない。
逆に21号車の方が苦しくなってきた様で、
ジワリジワリと差がひらきチェッカーとなりました。
見事な逆転優勝の24号車は、これまた逆転でのシリーズタイトルもゲット。
お立ち台のウイナーズコメントでは、喜びの声と共に、
エンジントラブルで決勝を走れなかった47号車への気遣いも忘れずで、
シリーズを締めくくってくれました。
今回初参戦の中部から来られた88号車は、もてぎ攻略に苦労されましたが
「楽しかった。もっと早くこのシリーズに参戦すれば良かった」と
参戦のコメントを残してくれました。
また、今シーズンからフル参戦した20号車は、
新参者を暖かく迎えてくれたことに感謝するとともに、
参戦しているドライバーが、みなオープンで、
ロガーデータや車載映像など、見せてもらえる事が信じられなかったと、
ライバルのハズなのに、ドライビングのポイントを皆が教えてくれる。
その姿勢に驚くとともに、改めて感謝の言葉を述べていました。
モータースポーツは、たった一人の勝者がヒーローです。
でもね、スポットライトが当たっていないヒーローも沢山いるんです。
この素晴らしい参戦者たちが、来シーズンも熱いバトルを繰り広げ、
シリーズを盛り上げてくれることを祈っています。
Posted at 2024/10/23 02:40:00 | |
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