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チタンと言えば比重4.７の軽量にして強度がある金属。
人体へのアレルギーも少なく、熱伝導率も低い。
そんな金属の話ではなく、映画の話です。

子供の頃の交通事故が原因で、頭蓋骨にチタンプレートを入れたアレクシア。
それが原因なのか、車に異常な関心を示すとともに、罪を重ねていく。
そして行き場所を無くした時、消防士の隊長ビンセントと出会い、
不思議な共同生活が始まっていく。

と書けば、サスペンス調のヒューマンドラマのように感じるかもしれませんが、
この作品の纏う狂気が見る人を揺さぶる。
見なければ、イヤ見ても理解できない、感じる事が目的の作品かもしれません。

R15+指定なので、お子様とご一緒も可能ですが、
それはあんまりお勧めいたしません。

久々の談春師匠の独演会に行ってきました。
チケットの取れない落語家の一人ではありますが、
コロナ禍でイベントへの足が遠のいている人達も居る訳で、
センターブロックの5列目と言う良席をゲットできちゃいました。
通常の独演会は前座の弟子が座を温め、真打登場。
枕を含め、長めの噺を2席でお開きとなります。
今回の弟子「春次郎」初めてお見掛けします。
掛けたのは「十徳」という数字を絡めた噺です。
そして会場が温まったところで真打登場。
長めの枕から掛けた噺は「井戸の茶碗」
正直者の武士、浪人、屑屋の織り成す人情噺。
私は志ん朝師匠のCDを持っていますが、談春師匠の噺はお初です。
登場人物がみな真っすぐで気持ちの良い好きな噺です。
そして2席目は「御神酒徳利」
そそっかしい番頭が、大切な徳利を変なところに仕舞ったのを発端に、
妻の指南で占い師に化けて、起こす騒動の噺。
こちらも他の師匠のCDを持っていますが、談春師匠では初でした。

そして締めの挨拶が、今世界を揺るがしている紛争を
落語協会、落語芸術協会、立川流、円楽一門の落語会に置き換えて、
爆笑を誘ってくださいました。
本人は「落語より受けちゃったよ」と嬉しい様な、嬉しくないような（笑）
そして3本締めでお開きの3時間でした。