
タケトC君はイケイケなタイプでは有りませんから一発タイムを出すのは特異ではありませんが、コンスタントに安定した走りをする耐久向きのドライバーです。
コース上から給油でピットに向かう車が増え、コース上の混雑が少なくなると徐々にペースアップ。ベストタイムを更新していきます。
そしてタイムが上がると順位もジワジワと上がっていきます。
これは給油のタイミングによる順位とはいえレース開始から1時間43分経過で13位。
その3分後には11位に。さらに3分後には9位。2分後には8位に!
このまま3分ごとに2つずつ順位が上がっていったら優勝は堅い(爆)
流石にそんなうまい話は無く、ピットアウトしてくる速い車に順位を奪われていきます。
残り時間も1時間を切り、いよいよ最終パートに入りますが、この順位を少しでも
キープするために給油をせずに残りを走りきれないか?
急遽ペースを落として燃費をどこまで稼げるのかをシュミレーション。
想定周回数もペースが落ちると少なくなりますから、1周持たないハズがセーフに
なったりするのです。でも、今回は完走が最大テーマ。ギャンブルは出来ません。
予定通りの給油とドライバー交代で再びとる吉さんをコースに送ります。
日が落ち始め薄暗くなったコース。そしてトラブルでピットに張り付いたままの車両もあり
コース上の混雑は殆ど無く、自分のラインをキープ出来るようになると、とる吉さんのタイムは
徐々にベストタイムに近づき、そして更新していきます。その速いペースを維持しながら
16位まで落ちた順位を再び取り戻していきます。
レースもいよいよ終盤。最後のピットストップに入るチーム。トラブルを対策して
コースに車を送り出すチーム。チェッカーを受けるため、今出来ることをする。
我々にはコースを走るとる吉さんにミス無く、そしてハイペースを維持して貰うだけ。
残り30分を切ったところで蓮杯チームがピットイン。最後の給油に入ります。
このピットストップで彼らとの順位がこれでひっくり返り13位にアップ!
そして前を走る106のペースが上がらない。毎周4~5秒ずつギャップを削ってます。
これで12位はいける。さらにその前のチームとは1周遅れなので、
流石に相手にトラブルでもなければひっくり返ることは有りません。
つまり、今出来る事はこのペースを維持し、確実に前を走る106を抜く。
そしてキッチリと引き離しチェッカーを受けること。
そしてもう一つピットアウトした速い車に落とされないこと。
タイミングモニターを見つめながら後3周 後2周 そしてトップ車両にチェッカーが
振り下ろされます。
サインウォールに立ち続けて3時間。やっと自分の仕事が終わる瞬間。寒さからの解放!!
我々の赤い145が目の前を通過し、直ぐ先のコントロールラインを通過。
12位完走。ベストラップも想定以上に良いタイムを出してくれました。
待ちこがれた「完走」と言う結果をやっと手に出来ました。
グダグタで始まり、低い目標設定ではありましたが、ミッションコンプリート。
来シーズンに繋がるレースとなりました。

無事に完走したので、みんなで食べた夕食の豚カツ
久々に大変美味しく戴けました。
しかし、この後マネジャーの車のトラブルから、私は4時間耐久レースをスタートする事に(爆)
Posted at 2011/12/11 22:58:00 | |
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