
ルノ夫さんからyossyさんに代わり、程なくでSCが入ります。
ピットに入れて給油をしたい。しかし、まだ最低運転時間の15分が経過していない!
為す術がありません。ここはスローペースのSCランを受け入れるだけです。
yossyさんはしばらくのブランクがあったことで、イマイチ調子を取り戻せなかったのですが、
最近シュミレータートレーニングを始めたことで、かつてのスピードを取り戻しています。
そしてこの時のためにダイエットに励んだるのるのさんへ交代。
初めてメチャ混みの12耐の洗礼を受けると、タイムを安定させる苦労を感じます。
ターゲットタイムはトラフィックが無ければ、全然難しくないレベル。
しかし、コース上に100台以上が犇めいていると、全く自由にならないのです。
慣れてしまえば、速い車の威を借りたり、速い車を遅い車に引っかけて足止めさせたりと、
いやらしい運転もできるのですが、こればかりは経験を重ねないとなかなか難しいです。
顔を真っ赤にしたるのるのさんがピットに入ると、タケトCくんにバトンタッチ。
今回のタケトCくんは実に頼もしい走りを見せてくれます。
タイムは綺麗にそろえられる。燃料もセーブした運転を自主的に行う。
流石に何回も12耐を経験しているだけの事はあります。
ただ、彼の別名は「SCを呼ぶ男」マネージャーといつ来るのか、
かまえていたのは内緒です。
そんな中、主催者より緊急ブリーフィングの召集が掛かります。
SCに繋がるアクシデントへの注意。ピットロードの速度違反など、
長時間の耐久レースが荒れないように、チームの代表からドライバーへ注意をしろと。
我々の車のステアリングには「ピットロード37キロ」と注意書きが貼ってあります。
1コーナーに近いピットでしたので、ピットロードをゆっくり戻ってくる様を
もどかしく思っているのは確かですが、ドライバーはペナルティを取られないよう、
ルールを守ってのドライビングをしてくれています。
そして1スティント目最後はた~坊さん。
彼も仕事が多忙だったことで、少々ブランクがありタイムも安定しません。
そんな中、再びSC導入。今回はコース上の落下物の回収だそうです。
モニターで、作業状況を確認しながら、入れるかそのまま走らせるか?
回収作業だけなら、SCの解除も早いと考えると、ちょっと悩ましいところです。
一旦入れる準備をするも、スルーさせようと繋ぎっぱなしの電話で指示すると、
「もうピットロードに入っちゃいました」
慌てて、給油体制の準備をさせ、少し走行時間の短くなったた~坊さんを受け入れます。
給油作業は4分間は給油以外できません。そして4分を経過すると、
ドライバーの乗りこみが出来ます。
一旦解いた給油準備を元に戻すのは、少々時間がかかるのですが、
20Lの給油の実質かかる時間は2分足らず。
ピットに車が停まってから、給油作業に取り掛かれない時間があっても、
2分以内ならダメージは殆ど無いのです。
経験があると、動揺する事無く次の手を打てるのは強みです。
こうして2スティント目に突入。ルノ夫さんがコースに出て行ったのでした。
Posted at 2016/07/27 23:26:56 | |
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