
雨のSUGOを走ったドライバーは皆口々に「怖い」と話しています。
特にストレートの登りから下りに代わるポイントは、
リアの荷重が抜ける為、車が真っすぐ走らず修正舵を当てまくり。
そしてスタート直後は、前車の巻き上げる水煙で前が見えない。
私は、24号車の車載映像を見せてもらいましたが、
真っ白なFガラスしか見えません。
マジでヤバイじゃん、、、、、、、
定刻に各車はグリッドに付き、私はドライバー達とサムアップを交わし
「気を付けて」「頑張って」と、彼らの集中力を乱さぬようエールを送ります。
そしてレッドシグナルが1つずつ点灯。
そして消灯、、、、、の前に1台が動く
38号車が動き、止まった瞬間にレッドシグナル消灯
グリッドに38号車だけが取り残されたように各車がダッシュ
そして第3戦と同じように2号車がトップで1コーナーを回り、
クラス2の39号車がポジションを大きく上げる展開。
しかし、波乱は2周回目を終え、3周回目に入る寸前のストレートで
3号車がコントロールを失いウォールにヒットしストップ。
そう、ホームストレートの登り勾配が下りになる時
リアの荷重が一瞬抜けてしまう。
ドライならば何事も起きないけれど、ウエットで車重の軽い車はシビアです。
ホームストレート上に停止車両がある事から、セーフティーカーが入ります。
そしてホームストレートでの撤去作業を行うため、
セーフティカーは隊列を引き連れピットレーンを通過していく。
私このケースは初めて見ました。
そしてこの時39号車が隊列の中に居ない、、、どこかに停まったか?
撤去作業は順調に進んでいたのですが、まさかのトラブル発生。
ユニックの油圧トラブルから、トラックが動かなくなってしまったのです!
このままSC先導で周回を重ねるのか?
もしかしてピットロードでチェッカーフラッグを振ってレース終了?そんな想像をしていたら、コントロールタワーで赤旗が提示され、
SCの隊列は、ホームストレート上の赤旗ラインに停止。
トラックが移動するまで待機となったのです。
雨の中、ルーフの無いエリーゼで静止が続くのはキツイ。
後にオフィシャルから、傘をさす許可が下りたのが救いです。
そして20分以上の中断後、トラックは動き出し、SC先導によるレース再開。
残り周回数は3周。SCがホームストレートに戻って来るならば2周のレース。
最後にまた一波乱ありそうなヤバイ感じ
そして再び赤旗が提示され、レースはそのまま終了。
サーキット側は規定周回数をクリアし、安全にレースを終わらせた。
ドライバーは見えない展開に疲労の色一杯。
波乱のレースは幕を閉じました。
やっぱりSUGOは何かが起きるんですね!
Posted at 2023/10/21 05:03:05 | |
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サーキット | 日記