ささ爺のブログ一覧

2019年以来、4年ぶりにオートモービルカウンシルに行ってきました。in幕張メッセ

おっさん垂涎のビンテージカーだらけで、もうお腹一杯です。
前回と比較して、やたらポルシェが多かった気がします。
引き換え、昔は大衆車だったクルマは非常に少なく、趣味人の高額取引の場となってきたのかもしれません。
なんせ、たまに1000万円以下のプライスが付いてると、手が届くんじゃないかと錯覚してしまうくらい。当たり前に1000、1500、2000万円のクルマがゴロゴロしてます。

さて個人的に刺さったクルマを絞りに絞ってご紹介。


W124 260Eロング

これ、存在は知ってましたが拝める日が来るとは！
あえてミドルクラスのサルーンをリムジンにするセンス、6枚ドア、ってのが刺さりまくりました。



MAZDA ＭＸ-81
1981年のモーターショウで出品された、未来の高級車のコンセプトカー。開発者らしき御仁がいて、ドアを開けて解説してくれました。
シートが回転して、乗降しやすくなるなんて、今後の高齢化ニッポンにピッタリ。



MAZDA コスモAP



VOLVO P1800e
このデザイン、大好きなんです。カルマンギアとも通じますが、こちらの方が出で立ちに迫力があります。
本日のみ、「あなたの選ぶ一台」というイベントがあって、私はこれに投票しました。

他にも好きなナローポルシェもたくさん展示されてましたが、多過ぎてありがたみが薄れてしまいました。

客層は、もちろんおっさん率が高いのですが、意外にも若い女性もそれなりにいました。70年代ファッションを楽しむのと同じような感覚なのかもしれません。

いやー、満足満足。やっぱりいずれまた古めのクルマに手を出してしまうんだろうなぁ。
子供の頃に憧れたモノは、一生追いかける事になるのですね。

今の軽自動車って、随分良くなったんでしょ？価格も200万円に達するというし。でも軽だからね。
と思って、そこそこ大きな期待を胸に乗ったら、ものの10秒で自分の認識不足を猛省する事になりました。
掛け値無しで、軽自動車の枠を全く感じさせない上質感です。ステアリング、車体、トルク感、乗り心地、遮音、デザイン、驚きの連続でした。
直近で、リッターカーに数台乗る機会がありました。FIT、パッソ、マツダ2、ノート(全てガソリン車ですが)、これらを完全に凌駕してます。
グレードは上級のＸとスタンダードのＧがあり、それぞれにターボの有無、FFと4WDがある、という分かりやすい設定。
後はメーカー装着のアラウンドビューカメラ付きのナビを装着するかどうかが、価格を左右するポイント。Ｇの4WDにナビを着けて、ちょうど200万円。それでも真っ当なコスパだと思いますし、既に欲しいくらいです。
日本のガラパゴスな規格が、激しい競争に揉まれてこんなにもレベルアップしていた事に感動しました。

試乗時には気付けなかったアラが、だいぶ見えてきました。欧州Bセグ代表のポロと比較すると、シャシーの質感、ノイズ対策は負けてると思います。
ただ、動力性能の面では圧勝なので、どこに重きを置くかで、満足度はかなり左右されると思います。
個人的には、動力性能とHVシステムへの興味が最優先だったので満足してます。

2023.8追記
・往復600kmのドライブをしたが、高速9割で燃費25km/l。
この低燃費とACCの安楽さは、旧車趣味の意欲を減衰させるほど。

総じて、当時のフォルクスワーゲンの良心と技術力が詰まったクルマだと思います。
このサイズ感でセダンこそ、フォルクスワーゲンで残して欲しかった。国内ディスコンが惜しまれます。

加速力、相当あります。2リッターターボの上位グレードには敵いませんが、誰もが驚くと思います。

高速の安定感も抜群。
燃費は一般道12キロ、高速17キロです。

新車から13年が経過してますが、塗装がとてもキレイです。普段青空放置ですが、洗えば全く痛んでいないのはさすが。

故障は一度も起きてません。今回の車検で、足周りのブーツ類の痛みが発見されたので一通りリフレッシュしました。まだまだ走れると思います。

昨年末にルノールーテシア ハイブリッドを衝動買いしてしまったので、up!かクライスラー300のどちらかを手放すことに。

普通に考えてup!との入れ替えが順当なのですが、今回の購入は分不相応な贅沢枠。確実に売却価格が高いであろうクライスラー300の方を手放す事にしました。

まだ購入から二年で、かなり未練たらたらだったのですが、ここは新しい体験に踏み出す為の別れと割り切ります。

自宅で業者さんに引き渡してドナドナされる後ろ姿は、この二年間で１番カッコ良く見えた300なのでした。本当にいいクルマだった。

写真は、手放す事など微塵も考えて無かった昨年12月7日の御殿場への朝ドライブ時の写真です。
今日のお別れ写真は撮ってませんでしたが、見送りの場面で「しまった！」と思った事があります。
この300、薄暗い中でスモールライト点灯した姿がとても美しいのでした。フロントはほんのり光るオレンジの車幅灯のアクセント、リヤはきらびやかに煌めく縦型のクラシカルなテールライトが良いんです。

そんな薄暗い場面での姿をカメラに収めて無かった事を今さら思い出しましたが、時既に遅し。
必死で去り行く姿を脳裏に焼き付けたのでした。