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2023年01月04日 イイね!

まほろばミュージアム見学

まほろばミュージアム見学2023年初投稿です。本年もよろしくお願いいたします。
一発目に書きたかったネタがこれです。

私が育った奈良県には「まほろば」なるワードが多数出現します。ネット情報によると、

「まほろば」とは 古事記の中で、「倭(大和・やまと)は国の真秀(まほ)ろば 畳(たたな)づく青垣 山籠れる大和うるわし」と倭建命が国をしのんで歌われ、
「まほろば」には「素晴らしいところ」という意味があります。


大和=奈良なので、奈良県のあれやこれやに「まほろば」と名付けられるケースがあきれる程でして、例えば奈良県の特産品を売る店は「奈良まほろば館」、JA奈良の農産物直売所は「まほろばキッチン」、県営のスポーツ施設は「まほろば健康パーク」と言う具合。子供の頃から聞き飽きるほど「まほろば」の洪水の中を泳いで参りました。

もし奈良県に空港が出来るなら「愛称・まほろば空港」だろうし、ローカルTV局を開局させるなら「まほろばテレビ」だろうし、新設の高校は「県立まほろば高校」なんだろうし、地方銀行が統廃合するなら「まほろば銀行」、サッカーチームをつくるなら「まほろばFC」でしょうね。

そんな中まほろばミュージアムが2021年にオープンしました。

気になっていたのに流行病やら何やらのせいで行くことが出来ず、昨年11月にようやく残業調整(金曜午後に帰ることで残業を4時間減らす)で時間を捻出してお忍びダンガンZZツアーを敢行した次第です。

まほろばミュージアムと言っても、笑い飯(奈良県出身のお笑いコンビ)の奈良県立歴史民俗博物館ネタに出てくるような、古墳とか遺跡の展示ではなく、恐らく奈良初のクラシックカーが常設展示される博物館なのです。設立したのは奈良トヨタ。さすが奈良県の名門ディーラーです。私はRAV4で昼飯も食わずに名阪国道を一気に下り、Ωカーブもグイグイクリアして来ました。久々に高峯からの奈良の景色を見ると本当に嬉しいもので、故郷が嬉しいという気持ちになるのは、老化したんだなと自覚した次第。

現地は奈良県を南北に貫く国道24号線沿い。(県を東西に貫く25号線も重要幹線道路です)

明らかに前世ユニ●ロやん!という建物なのですが、自動ドアをくぐった瞬間に嬉しくなる光景でした。



奈良トヨタがレストアした車両などが展示されております。




一角には謎の昭和コーナーもありますが、その中にスタウトの玩具があった事を見逃しませんでした。





一等地に置いてあるのは、奈良県を地盤に持つ某大臣が所有していた70スープラ
綺麗にレストアしてありますね。安易に部品交換をせず、リペアする技術を磨いた点は大いにリスペクトするべきだと思います。







ほかにもヨタハチやMR2、セリカLBなどスポーツカー系が多いですね。MR2はECT-S車でした。先日訪れたアイシン精機の展示で横置きATの内製化を阻止し、初の電子制御ATとした記念碑的なATが搭載されています。

このMR2のECT-S車なんですが、子供の頃に母の友人(女性)が同仕様に乗っており、一度助手席で全開加速に乗せていただきました。4A-GZEは速かったですね。近い時期に伯父のGX81のグランデGの1G-GZEにも載せていただいてびっくりしたりもしましたが。あの頃は、新車買った人は大抵助手席に乗せてくれて信号グランプリをお披露目してくれました(時効)。

特にセリカLBは私が参加していたトヨ博のクラシックカーフェスティバルに出場されていた個体のようです。LBと言えばこのリアコンビランプやクオーターベントダクトですよね。マスタングやん!と言われればぐうの音も出ないのですが、格好いいものは格好いい。私が幼かった1980年代末期でも既にデビューから15年が経っていても生き残りが居た位ですからね。





スタウトはかなりレアなモデルで確か奈良トヨタに寄贈されたクルマを直したんじゃ無かったかと・・・。記憶が曖昧です。日野自動車と協業する前の小型トラックですが、実車を見るは初めてに近いです。例えば繊細なコロナとは違う頼もしい力強さをスタウトのデザインから感じ取ることができました。




このサイドマーカーどっかで見たなぁ・・・と思っていたら



これと似てませんか?同じ形してますね。セリカLBでも流用品なんですね。



そして「自動車をみんなのものに」をスローガンにしてきたトヨタ自動車の巧みなマーケティングに基づいた初代カローラもあるのです。2速半自動トヨグライド車ですね。



ちょっと残念なのがタイヤですね・・・・もう少しカッコよく・・・・・して欲しいな・・・と。



このほか、ディーラーとしての歴史を伝える写真も展示されていたたので、じっくりと見てまいりました。








個人的にカタログ収集を開始したディーラーや地元の懐かしい写真もありました。映りこんでいる車たちが懐かしいです。




いつかこのコロナも見てみたいものですね。


そして展示スペースの奥にいらっしゃるのがこちら。



斑鳩町にある世界最古の木造建築を大工さんに建てさせたあの歴史上の人物を思わせるキャラクターは、奈良トヨタのマスコットである「まほろばトヨ太子」。好きな食べ物は奈良漬けなのだそうです・・・鹿せんべいはお口に合わないようで。奈良を象徴する鹿と「まほろば」のコンボが奈良くささを倍増させております。

そうそう、奈良と言えば鹿ですよね。この県では何でも間でもシカに結び付ける風習があるのです。あの「せんとくん」騒動で対抗馬として生み出されたキャラクター「まんとくん」、あるいは奈良市観光協会の「しかまろくん」などシカをモチーフにしたキャラクターが次々と生み出されているわけです。

古来から、奈良のロードサイドには「シカと締めようシートベルト」なる安全標語が掲げられてきた訳ですし、奈良県関係者のDNAには自然とシカの姿が刻まれているんですよね。

奈良で育ってますし、ディスるつもりはありません。子供の頃は何でもかんでも「まほろば」とか「しか」とか「わかくさ」とか名付けてしまうワンパターンな感じがダサいと思ってましたが、歳をとるとそれも含めて懐かしいなと思うのです。昔聞いた話だと食い倒れの大阪、着倒れの京都、履き倒れの神戸だとしたら、奈良は「寝倒れ」なのだそうです。何もないから寝るくらいしか出来ん、と。逆にぐっすり眠れる良い場所だと思えてきますね。

久しぶりに奈良県に戻りましたが、変わってないからホッとする部分もあるのですが、逆にまほろばミュージアムの様に小規模ながら歴史的な車を展示する施設が誕生したことはうれしい限りです。子供のころは大阪にあった鉄道がメインの交通科学博物館にいく位しかできなかったのですから。ほとんど車の展示そのぜひ今後ともこの素晴らしい場所が維持管理されていく事を願っています。
Posted at 2023/01/05 00:21:51 | コメント(2) | トラックバック(0) | イベント | クルマ

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「@キャニオンゴールド さん ほんとだ。珍しく1000越えてました💦なんでだろ」
何シテル?   06/27 12:58
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