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ノイマイヤーのブログ一覧

2012年02月25日 イイね!

1986年式シャレード ブランシェII感想文

1986年式シャレード ブランシェII感想文2021年9月「今求められているエンジン」から改題

流れで新舞子サンデーなるイベント?に参加することに。

現地は車好きの理想郷でしたね。

そんな中、若干場違いな80年代の地味な白い車3台で乗り込んでいったわけです。

ただ、元々車好きの私にとって幼稚園くらいの時、喘息のため通院していた
小児科の待合室で愛読していたCG誌の誌面を飾っていた車がたくさんあり、
非常にワクワクしてしまいました。

ランチアのテーマ・フェラーリはまさか実物が見られるとは思いませんでした。もう感動。

11時くらいまで新舞子サンデーに参加し、次回はDS3で行こうかなー、
それともやっぱり空気読まずにカローラにしようかなーとか思いながら、某テストコースへ。

シケイカーさんちのニューカマー、シャレード ブランシェIIに試乗しました。

廉価グレードベースに専用の外装を与えたお買い得仕様車で、
カルタスやマーチあたりと戦っていたのでしょうか。

角ばったデザインがたまりません。
外寸はあくまで小さく、中は広く。
少しばかりクオーターピラーを寝かせすぎたなという印象もありますが、
軽快感がありますし、当時はバンに見えることを極力嫌ったので止むを得ませんね。
当時の2BOXは比較的クオーターピラーが寝ています。

装備品としてはあんまり充実していません。しかし、簡素でいいじゃないか!
ナノイーとか着いてないし、下手したら思いっきり日焼けしそうなルーミーなキャビンですが
当時の女性はこういう車に乗っていたのでしょうね。(パワステないのに)

実際乗るとどうなのか、イカさんと白変を乗せて大試乗会を実施しました。
エンジン始動して感じるのはアイドル振動が皆無だということ。
3気筒エンジンなのに・・・・。と怪訝に思いました。
聞く所によるとこのエンジンにはバランスシャフトが組み込まれているのだとか。
そりゃスムースなわけだ。

昔乗っていたHondaCRMもバランスシャフトが着いていたので単気筒なのにスムースだったなぁ・・・。

余談ですが、ストーリアのエンジンはフレキシブルフライホイールを使って
クランクの振動を吸収していましたね。
バランスシャフトよりはお金がかからないと言う事でしょうが、
現代の1KRはそこまでやっているのかな・・・・・(聞くな)

ハッキリ言って今のトヨタの3気筒のNVレベルは低い。
アイドリングでもブルブルするし、走り出してもロックアップがかかった後の
ハイギア側だと商品性を疑うほどのNV。

とにかくアイドリングの瞬間から86年のシャレードの方が圧倒的にスムースでした。

走り出すと、重ステの感触にグッと来ます。
600kg台のシャレードと言えどFFはやはり重いです。
車を転がしながらステアリングをクルクル回して本線合流。

加速が良いです。
1000cc、4MT、3人乗車という厳しい条件なのにグイグイ走ります。
アクセル操作に対するレスポンスも心地よく無駄にアクセルを踏ませる事もありません。
60キロ位で走らせると、もう普通すぎて驚くレベルです。

軽量な車体のため、走行中のしっかり感は余りありません。
サスペンションもお亡くなりになりかけているので、それを論じるのはアンフェアー。
コーナリングもちょっとよれる感じはあります。それはそれ。

高速道路を走るなら、走行車線をのんびり走るタイプで追い越し車線をカッ飛んで行くには
多少パワーが足りないかもしれないな、という感じでした。軽自動車よりは全然良いんですけどね。
昔のファミリーはこういう車で高速道路を帰省していたりしたんだろうか、と思いを馳せました。

中央道とか牧の原とか、中国道の名塩はきつそうですね(笑)
更にエアコンかけたら死にそう。
名塩はその昔、K11マーチのATで死にそうになりました。

よく考えたら、自分の親だってEP71スターレットSEで奈良から埼玉まで600kmの帰省をしていました。
家族4人乗車で荷物が乗らないのでスキーキャリアに荷物を積んで・・・・。楽しかったなあ。

今だと、ミニバンが主流なのでそういうファミリーも減りましたね。
(ただ、EP71以降我が家はミニバンオンリーなのでミニバン大好きですけどね)


今の時代こそ、本当に簡素なミニマムトランスポーターとして
シャレードみたいな経済的な車が欲しいですね。
その意味ではe:sが後を継いだんでしょうかね・・・・あれは少し寂しい。

トヨタさん、次のKRではバランスシャフト入れてくれませんか・・・・・お願いします。

そしてイカさんには是非4ナンバー登録で生かしていただきたいものです!
感謝。

Posted at 2012/02/25 02:28:47 | コメント(2) | トラックバック(0) | 感想文_ダイハツ | 日記
2012年02月23日 イイね!

1978年式カローラGSL感想文

1978年式カローラGSL感想文先日、Forestさんの紹介でTE56に乗っていらっしゃる方とお会いしました。

昭和52~53年式の3代目カローラ後期型GSLを見せていただきました。

●外観
当時のカローラ伝統のセミファストバックスタイルを継承し、
全長はそのままに全幅をカリーナクラスまで拡大して
床面積をアップさせて室内の広さをアピールしていました。
平面絞りが浅く、大きく立派に見えるデザインというコンセプトのようです。

このモデルは後にデビューする4代目カローラに通じる直線基調への兆しを感じさせます。

ドアサッシュやロッカーはブラックアウトされて見栄えに配慮されています。
最近の新型車のこの部分を見てください。
ボデーカラー同色で配慮なし。見栄えだけならこのカローラに負けています。



Frバンパー下にご注目下さい。エアカットフラップが見えます。
これぞ、Frスポイラーの代わりをする形状で空力的に効果が認められたので
数々のトヨタ車がマイナーチェンジなどでこの形状を採用していました。



リアビューをみてバックガラスが倉型に湾曲している姿が分かりますか?
これはヘッドクリアランスを確保しながら流麗なクオーターピラー形状を両立する配慮。
現行アクシオのスイープカットラインはいわゆるプレスラインですが
こちらは機能(居住性)的にも意味がある形状。アイデアを感じます。

●内装
内装は、最上級グレードらしく豪華絢爛。
木目が高級感訴求アイテムとして使用されるのはこの頃も一緒ですね。



セリカ共通の楕円形ステアリング。ラウムやプリウスが
この楕円ステアリングをアピールしていますが、そもそもこの時代に既にやってましたよね。

運転席から各種スイッチに手が届くように円弧を描いた線上にスイッチが配置されています。
メーター周辺が四角いですが、これは流行が丸から四角に戻りつつあったので
当時なりにアップデートした結果です。今から見ると逆にレトロ感がありますね。



これのアップ写真はステアリングの裏側ですが、ホーンスイッチがあります。
運転したままホーンが鳴らせるようにという何とも心憎い配慮・・・・。



こちらは、運転席からルーフヘッドライニングを撮影したものです。
成型ルーフヘッドライニング採用。
ヘッドクリアランスを確保するためにルーフヘッドライニングの意匠をへこませています。
最近のトヨタは自慢げにアピールしていますが、既に70年代のトヨタはそれを当たり前にやってます。

見栄えの為にキャビンが狭いなんて全くナンセンスですが、これ以降しばらくのトヨタ車は
ルーフヘッドライニングを平らにするために室内高を犠牲にし続けています。
(ムーンルーフつき車はうねらせてますけどね)

●マニアック視点
CTRピラーを確認。
ドアシールを受ける面に別板を当てる構造はこのカローラ前後10年くらいは一緒です。
しかし、1960年代の同部品よりも曲面的になって進化しています。
1980年代の車と比較すると、シワが目立つので成型的に厳しかったのでしょう。
あくまでも準外板面なのでそこまでシビアではないという事なのでしょうね。

ドアの開閉フィールを決めるドアチェックもドアヒンジと一体型でかなりメカメカしい構造です。
可動部に子供の指が・・・とぁ思うとヒヤッとしますが、開閉フィーリングは相当秀逸ですよ。
1981年ごろのカリーナでは現代的なCTRピラー内蔵型のチェックになっているのでこのころが分水嶺なのですね。

シートベルトは現代と同じ構造のELRつきの連続ウェビングタイプのシートベルトになっています。
1972年ごろのカリーナでは腰ベルトと肩ベルトが分かれていましたが、3代目カローラは装着しやすく改良されています。
リトラクタは初期モデルではでっかくて後席乗員の乗降に影響を及ぼすレベルだったものが
グッと小型化されてトリムの内側に隠されていました。
コスト的に有利だからってバカでっかいリトラクタを無理やり載せろと迫ってくる人たちには
このリトラクタの精神を学んで欲しいものですね。(それでも乗せるのが技術なんだけどさ)

ラゲッジコンパートメントを確認させてもらいました。
燃料タンクの搭載位置が後席後ろになっています。
追突時に燃料漏れに強いので悪くない選択ですがラゲッジの広さはスポイルされています。
同じ歳にデビューしたVWゴルフIは既に後席床下に燃料タンクを配置していましたから、
ゴルフIは先進的な構造をしていますね。

カローラの場合、次のモデルでフロア下に燃料タンクを移して面積を確保、
その後FF化してゴルフと同じ後席座面下に落ち着くのでした。

ちなみに、3代目カローラのトランクルームには内張りがありません。
そのままクオーターパネルとかホイールハウスが見えています。
裏から見ると、張り剛性対策と思われる吹きつけ塗装が丸見えになっています。
昔のカーライフ本では「トランクにクーラーボックスなどの硬い荷物を積むと
コーナリングで車が内側から凹んでしまう」と書かれていました。
当時はラゲッジにトリムを配置する事は稀だったようで確かに内側から凹む車があったのでしょう。

今だと、衝突対策のR/Fがたくさん張り巡らせてあるボデーですがこの頃のボデーは簡素でスッキリしています。
もちろん、衝突安全面で現代の車と勝負できない事は承知の上ですが、軽量な素性が羨ましく感じますね。

●試乗した
ご厚意でちょっとだけ試乗させていただきました。
シフトフィールが思いっきりダイレクト。
自分が乗ってたTE71を思いだすすばらしい手ごたえ。
酸化触媒がついたとはいえキャブ車なので扱いやすい事この上なし。

ステアリングは重ステなので据切りをしようという気にもならない。
腕力がない女性は大変だった事でしょうね。
僕も軟弱な現代人なので重ステは最初びっくりしました。

走り出せば、やっぱりカローラ。
乗り心地も比較的ソフトで温厚で思わずニンマリ。

あっという間の試乗タイムでした。

●まとめ
ラッキーな事にこれまでに60年代中期(RT40コロナ)、70年代前期(TA12カリーナ)、
80年代前期(AA63カリーナ/ST150コロナ)、80年代中期(AE92カローラとかいろいろ)の
トヨタのセダンを運転する機会があった。
今回のTE56カローラはまさに私の経験の隙間を埋めるような車だった。
2012年というこの現代にタイムスリップしてきたようなカローラを運転できて幸せでした。
2012年02月12日 イイね!

BRZのRAベースで何かやれないか考えてみた

スバルにディーラーに行き、BRZのカタログをもらって来ました。
86と同じ車なのにうまく、住み分けができていて
若々しいアクティブな86とオトナ指向の落ち着いたBRZという印象でした。

BRZのカタログを見ていて思ったのですが、オトナっっぽい魅力があるのですが、
ちょっと高いかなという人も多いのではないかと思います。
86のGグレードとBRZのRグレードならRグレードのほうがHIDが標準装着されていたり
装備内容が良いので実質的に割安になっているし、オプション設定も巧みで
グッと魅力的なクーペになる可能性を秘めているように感じました。

もし自分がBRZを売る立場になれば、低年式のクーペに
乗っているお客さんに買い換えてもらえたら最高だろうなと思いますね。
こだわって乗っている方もいらっしゃるでしょうが、
一方で「2ドアのクーペが欲しいけど、新車で買える車が少ない」なんて方が居るのも事実。
コダワリがなくて本当は新車に乗りたいと考えている
シルビアのJ'SとかQ'S、あるいはセリカのSS-I、プレリュードのXi、あたりの保有ユーザーに
振り向いてもらえたら美味しいのではないかと。

せっかくBRZが出たのにRグレードの247万円という価格も
なかなか絶対値としては高価ですよね。
昔はクーペがコミコミ200万円で買えた時代に車を買った方が
今のコミコミ280万円くらいは行きそうなBRZではビビってしまう・・・のではないかと。

でも205万円のモータースポーツベース車では
エアコンもスピーカーも着いておらず日常生活ができそうにないです。

そこで勝手にBRZ廉価版を考えてみました。

205万円のRAグレードをベースにエアコンを装着。(これで225万7500円)
こいつにレガシィ用の16インチ樹脂フルホイールカバーをつけてやります。
(1枚7000円と見積もって+2万8000円くらいかな)
これだけでグッと見られるようになると思います。

ドアハンドルとミラーが黒なのは悩ましいですが、
ボディカラーがクリスタルブラックシリカなら目立たないですね。
もう少し金をかけるな、フォレスターの様に
カラードだけどシルバーのみの設定をやるかどうかですね。
シルバーを買った人はフルカラードだけど・・・・。
今回はとりあえず黒にします。

ここまでなら、一般ユーザーがディーラーで作れる仕様なのですが、
メーカーが設定してあげないといけない下記装備を追加してやります。

・トランクルームマット+ラゲージデッキトリム(5000円くらいかな)
・寒冷地仕様標準化(6300円)
・2スピーカー(ワイヤーハーネスの相場が分からん・・・1万円つけておこう)
・ATの設定(6万8250円高)

合計税込み4万9300円高。

これだけ組み込めばMTで230万6800円(ATなら237万5050円)。
17万円安くなりました。
CR-Zの廉価グレードとの価格競合性も出てきたかなと思います。
総額260万円くらいになれば良いなと。

本当はディスチャージをドロップして86用のハロゲンを持って来て
こっから8万7150円安くしたかったのですが、デザインが変わってしまうため諦めました。
名づけて「BRZ i」ですが、特別仕様車としてどうだろうか。

・・・でもそもそもそういうクーペの保有台数が少ないのにわざわざ設定する必要はないのかな・・・。
以上、カタログ装備品を使った脳みそのストレッチでした。
Posted at 2012/02/12 12:38:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | 一般ブログ | クルマ
2012年02月08日 イイね!

2012年式86感想文(試乗無し)

2012年式86感想文(試乗無し)シトロエンとかカローラの日記を書かずに今度はハチロク日記。

FT-86とか言ってた頃から何だか違うなって思って見ていた。
AE86のリバイバルなら水冷直列4気筒の1600ccエンジンを積むべきだし、
あくまでも5ナンバー枠を死守した車にならねばならん!という否定的な意見を持っていた。

旧車好きで自信もTE71を所有していたし、今もAE92を愛して止まない者としては
スバルで生産してるあのでっかいクーペがハチロクなんて信じられない気持ちなのだ。

とはいえ、出来上がった86という車を見て、カタログをもらってきてじっくり読み込んでみると
なるほど、こいつは86という名前だけどAE86のリバイバルではなく
トヨタのスポーティカーのリバイバルなのだと感じた。

ニコニコ動画風に言えば「忙しい人のためのトヨタスポーツ」なのである。

ヨタハチ以来の水平対抗FRスポーツでトヨタ2000GTをモチーフにしたデザイン、
そしてハチロクの様に長く愛されるスポーツカー文化を醸成したい、というのが公式ストーリーだ。
おまけにグレード構成はGT-Limited、GT、GとなにやらMR2のようで
ベースグレードのRCはセリカのラリーバージョンのグレード名だ。
トヨタが作ってきたスポーツカーのエッセンスを散りばめたという事か。

カタログを読んでいてやっぱり不満が残る。ここはこーすべきじゃないのか!
と説教垂れたくなる部分がいくつもある。
しかし、トヨタ的スポーツカー冬の時代へのカンフル剤のハチロクは
その存在こそ奇跡じゃないかとも思える。

マツダは苦しみながらロードスターとREスポーツを擁している。

日産も巧みにフェアレディZとスカイライン、そしてGT-Rを持っている。

Hondaはミニバンばっかり作りやがって!と陰口を叩かれながら独創的なCR-Zを送り出した。

その間トヨタはといえばスープラはとっくに消え、MRの火も消し、セリカもおしまいにした。
そこからは住宅レベルのLF-Aと豊田市周辺でしか見かけないIS-Fしかスポーティカーを出していない。
ヴィッツRSは単なるヴィッツの1500MT車でしかないし、カローラGTも微妙に外しているし、
オーリスRSもそろそろ命脈が尽きようとしている。
そう言えばマークIIのツアラーVはどこへいった?
アルテッツァの中古価格が下がらないのはなんでなんだ!

結局、トヨタは自信が言うようにスポーティな車を好むユーザーを切り捨ててきた。

会社トップがアッキーオ氏になったが、実際にアッキーオ氏をみた事がある人に話を伺うと、
車は好きみたいだけど、庶民感覚は無いらしいとのことだった。

車好きな人にも色々居るが、住宅レベルのスーパースポーツが好きな人らしいのだ。
更に自身でステアリングを握って耐久レースに出るほどのレース好きでもあるそうだ。

個人的な趣味とは大きく異なっているのでアッキーオ氏と酒を飲んで
車談義をしてもきっと平行線をたどってしまうだろう。
ヴィッツ・ユーロポーツ最高、カローラGT最高!という私と、
LFAのエンジンサウンドすげーだろ!いう二人は相容れない。

私などは、専用エンジンを持ち、程ほどの性能で、
控えめで渋いエクステリアこそがGTに必要だと思ってしまう。
最近のアッキーオ肝いりのG'sを見ていると、私の好みとは程遠い
派手なエクステリアは私の神経を逆なでするのだ。
見えるところじゃなくて見えないところが違うのがカッコいいんだよ・・・と私は言いたいのだ。
(G'sもボデー補強を入れたり地道な事はやっててすばらしい点もある)

・・・・否定的なコメントをしたが、意外とアッキーオ氏は嫌いではない。
金勘定ばっかりしてスポーツモデルやスポーツグレードを消していき、
規模拡大に夢中になって品質を蔑ろにした当時のトップよりも
車が好きなんですとウソでも言ってくれるだけありがたく思う。

そして庶民が頑張れば買えそうな価格で専用シャーシの
スポーティカーを出してくれるというのだからありがたい話じゃないかと思う。

開発者が語っているように、この車はマーケティングの車じゃないので
チューニングの余地を残して味付けされているそうだ。
タイヤもあえてのエコタイヤ。
ノーマル最高!と言って純正シフトノブの痛みに憂鬱になっている
私のようなものがターゲットなのではなく
気に入らなければ自分で部品を交換して自分だけの愛車を作るんだ!
という人の為の車なのだ。
そう考えれば、私の好みとずれていようがあまり気にならなくなった。
ある程度、車作りの事情にも詳しくなれば逆に現代の衝突安全性能をクリアするために
重く大きくならざるを得ないボデーに同情するし、
高級に見えない割に価格が高くなってしまう理由もわかる。
彼らは今の不利な状況の中でギリギリの答えを出したんだろうと思う。

私は86のこまごました点に文句をいう事よりも
それよりも、スポーティな車に乗ってみたいなと思う人が増えてくれる事が重要だと思うのだ。
仮に100%私好みの渋いスポーティカーが出たとしても私しか買わないだろう。
でも86にはそれよりは多少は数が出そうな予感はする。

若者の車離れとよく言われるが、86のカタログを周囲の20代前半の人に見せるとまず
「えええ、2ドアなの????」と仰天してしまう。
次に「低くて乗り降りしにくそう・・・・」ときて「250万もするの?高い」と言われて終了した。
モータースポーツ好きでラリーを観戦しに行くような会社の後輩も
「MTなんか乗れないから自分はFJクルーザー買います」と言ってのけてしまう現状だ・・・・。

若者向けハイブリッドとして敢えてプリウスを名乗らなかった出したアクアも
蓋を開けてみればユーザーの大半はおじさんだった・・・・。
若者の車離れ?は深刻なのだ。

そんなわけでこの車も途中からおじさんがターゲットに変更されたそうだ。
トヨタからすればトヨタのスポーツモデルや他車の2000cc級のクーペを
保有しているおじさんが一気に86に買い換えてくれればありがたいだろう。
まぁそれ自体は結構な事だ。(希少車が廃車になる危険性もあるが・・・)
そうやってたくさん新車が売れて中古車として手ごろな86が出回って初めて
86は若者の物になるのではないかと思う。

今時の若年層の給料では86すら買うのは難しい。
昔と違ってケータイやらPCやらお金の使い道は他にあるのだから。

そんなこんなで86はトヨタが抱える苦悩を打破したいという意気込みを感じる一台になった。
3ナンバーなのはけしからんとか名前がけしからんとか色々言われるだろうが突き進んで欲しい。
そしてきっちり、10年近くは生産して育てて欲しい。

今までのトヨタが良くないのはぶち上げてから簡単に見切りをつけて捨ててしまう点だ。
かつてのトヨタは5ドアリフトバックを育てようとコロナに5ドアを設定し続けたり、
ハイブリッドを育て続けてついに最大のハイブリッド車のメーカーになったではないか。

ここは辛抱強く86を育てて欲しい。
私は買わないけど、それでも草葉の陰から応援したい気持ちはある。

発売後、是非とも試乗してその可能性を感じてみたい。

なんだこの取り留めの無い文章は・・・・。

プロフィール

「しかも8はユイットか!」
何シテル?   08/10 16:35
ノイマイヤーと申します。 車に乗せると機嫌が良いと言われる赤ちゃんでした。 親と買い物に行く度にゲーセンでSEGAのアウトランをやらせろと駄々をこねる幼...
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