
本日は2台目となるゼノア(ZENOAH)TRZ235のメンテナンスを行いました。
このTRZ235ですが、排気量は22.5ccでメーカー希望小売価格¥38,100円(税抜)と、ゼノアの刈払機としてはお手頃な価格です。
で、現在は回転刃が装着されてますが、今シーズンはナイロンカッターを使ってました。
この刈払機は確か昨年購入した様なので特にバラす必要も無く、一般的な軽整備で行けそうです。
取り敢えずエンジンを掛けてみましたが、最近の刈払機の例に漏れず、少し暖機しないと吹け上がらない。
それと思いの外振動が多いですがコレはリーズナブルな価格故の事なのかな?
で、アイドリングで少し刃が回る⁉︎
う〜〜〜ん、高圧洗浄機で洗ってからにするか!
って事で洗いまして、いの一番にクラッチハウジングを開けて見たら・・・
EGT220に続きクラッチがダメになってました(^^;
しかもスプリングは外れてるわ変形してるわで、兎に角親戚が使ってる刈払機はクラッチがダメになってます。
自動で出て来るタイプに2.4ミリの角断面のナイロンカッターの組み合わせで22ccクラスの刈払機には使わない方が良いですね。
このゼノアTRZ235のクラッチユニットはエコーEGT220より大きいですが一般的なサイズである事から、過熱による破損こそ無かったけど摩耗限度を超えた事でこんな状況に陥った様です。
加えて、恐らくですが購入時から掃除してない感じだったので他を確認する意味で其れなりにバラして掃除します。
キャブレターのニードルを外して見たら・・・
良く見ると先の方にヨゴレが付着してるのが判ります。
掃除後。
ヨゴレは落とせましたがニードルのヨゴレなんて初めて見ました。
分解掃除も粗方終わり、組み立てる最中です。
因みにクラッチは手持ちの物と交換しました。
エアクリーナースポンジはヌチャヌチャしてましたが・・・
キレイに洗いました。
ギアケースへのグリスアップですが、普通なら黒くなったモノが出て来るんだけど赤サビ色のモノが出て来たので恐らく一度もグリスアップしてませんね。
メンテナンスは終わりましたがキレイになったでしょ?
入ってた混合燃料を全て抜き、スチールHPウルトラで作った混合燃料を入れて20分程回してから混合燃料を抜いてエンストするまで回します。
シーズンオフで仕舞う際のエンストするまで回す事に賛否は有りますが、スチールHPウルトラだとエンジンを開けて確認してみるとバッチリ油膜が形成されてるので何の問題も無いですね。
ゴム部品にラバープロテクタントを塗布し、少し置いてから柔らかい布で全体を磨いて終了です。
最後に、22ccクラスでナイロンカッターを使う際はクラッチへの攻撃性を考える必要が有りますので良く考えてからにして下さいね♪
☆追記☆
操作桿との連結部?の締付が緩目のまま固着してた事を書くのを忘れてました。
振動等で緩んで来ていたのが固着したとも考えられますが、幾ら何でも決して安全とは言えない部類の機械を自分で確認すらしないでそのまま使いっ放しってのは良くないよね。
Posted at 2020/11/18 19:57:27 | |
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刈払機&アグリズム