
【冒頭の画像は完成品です】
※クルマ以外の事を整備手帳にUPするな的な規約に則りブログ記事としてUPする都合上、長文になりますので苦手な方や刈払機に興味の無い方はスルーした方が良いと思います※
この間伯母に「ループハンドルを付けて欲しい」との依頼を受け、伯母所有の刈払機の中でどれが良いかと考え、先日購入したばかりで未だ使ってないと言う共立SRE2327LGTをループハンドル仕様にする事にしました。
つーか昨年から、今度買う時はループハンドルの物にした方が良いと言ったのに・・・
まあ、余計なお金が掛かりますがしゃーないのでUハンドル→ループハンドルにコンバートしますが、その違いはこんな感じです。
で、本日、手配してた部品が揃ったので作業を開始しますが、必要な部品はコチラ。
・フロントハンドルAsy
・スロットルAsy
・ボーデンケーブル
・ハンドルグリップ
・グリップシメツケバンド
この中でスロットルAsyは私の手持ちの部品を使います。
それで掛かる費用としては、部品代+消費税+メーカー取り寄せ送料+店舗からの送料=合計金額となり、総額は¥8,000円前後でしたが、もしもスロットルAsyも新品を使いますと¥10,000円を越えます。
では作業開始!
この機種はファンカバーの下部にスロットルワイヤーと配線の接続部が有り、操作桿とエンジンを切り離すのが容易です♪
ハイ!実にカンタン(笑)
で、何やら隣に並べてありますが、コレは以前部品取りに購入したSRE2420のエンジンの残りとRA1026のファンカバーなんだけど、御覧の様に同じカタチをしてる事が判ると思いますが、これらは流用が利きますので私としてはRA1026のクラッチユニットを使いたいんだよね。
そのクラッチユニットに関して、SRE2420やRA1026は現行のSRE2730・SRE2430と同じ58mmのクラッチユニットが採用されており、SRE2327のクラッチユニットは其れらと比べ小さなサイズとなっております。
エンジンの馬力が同じでもクラッチ径が大きいとトルクが大きくなります。
当該機のSRE2327はナイロンカッターを使う頻度が高くなる事が予想されますので径の大きいクラッチユニットを使います。
クラッチシューも当然大きい方を使います。
汚れてる方が大きい方なんだけど撮影がヘタクソなんで違いが判り難いですね(^^;
《交換前》
《交換後》
コレなら違いが判ると思いますがどうかな?
ボルトオンなのと勝手知ったる共立の刈払機なのでサクサク組み立てて行きます♪
ハイ!エンジン側は出来上がり(^^)
今回使ったファンケース&クラッチユニットですが、向かって左がSRE2420で右がRA1026。
色味的にシルバーの方がイイかなって思い、RA1026の物を使いました。
続きましては今回のメインとなる操作桿です。
先ずは作業する上で一番邪魔なUハンドルを外しまして、グリップと言うか太腿と触れるパッドの役割をしてる部品を外します。
細いドライバーなどをブッ挿してパーツクリーナーを吹き込んで捻れば・・・
カンタンに外せると思います。
次にプロペラシャフトの交換。
RA1026のファンケース&クラッチユニットを使った場合、SRE2327とではプロペラシャフトの造りと長さが違うのでRA1026の物と交換後します。
何も付いてない方がRA1026用で長さが違いますが、ソレが何故かと言いますと・・・
こういう事なんですよね。
シャフトケースにプロペラシャフトを挿したら一旦エンジンをドッキングさせて確認しますが・・・
この出入りがとても重要なので必ず覚えておいて下さい。
新品の刈払機に限らず組み立てる時やこの様にカスタムなどする場合、何の気無しに組むとトラブルの原因となる場合が有るので、もしも作業される際に特に無知な方は気を付けましょう。
スロットルAsyにボーデンケーブルを組み付けます。
注文したボーデンケーブルを取り付けたらグリップにケーブルと配線を通しておいて、スロットルAssy→グリップの順に挿し込み、次に操作桿とエンジンをドッキリさせて仮固定し、グリップとスロットルAsyの位置決めが出来たら一旦抜いて、グリップに締付けバネを取り付けてから再度挿し込み、ボルトを本締めします。
スロットルワイヤーと配線を繋げます。
繋げ終わったらタイラップで保持?しますが余り強く縛らない様にします。
ループハンドルAssyを取り付けて、肩掛けバンドのフックを固定します。
ハンドルとフックが固定出来たので次にスロットルワイヤーの調整をしようと思いましたが無調整でOKでした♪
からのプロペラシャフトの調整ですが、それは一体何ぞよ?
実はギヤケースとエンジンを操作桿を挿し込む際に、双方の一番奥に差し込んでしまうとシャフトの遊びが無くなってしまう可能性が有り、その遊びが無い状態で運転すると異音と共に発熱し、特にギヤケース傷めてしまうからです。
ましてや、今回の様に違うクラッチユニット&プロペラシャフトを変更するなどのカスタムを行ってますので殊更シッカリと確認する必要が有りますし、そもそも金属は熱を持つと膨張する性質が有るので膨張する事を見越して予め遊びを付けとかないとツッパってしまってさあ大変となるからです。
調整に関しては丸で囲んである部分の出入りで調整しますが、基準穴の範囲内で調整する事が出来ました。
つづいて防護カバーを調整します。
私的基準では、ナイロンコードを直径40cmになる様に出して、その先端が防護カバーに当たらないギリギリに調整します。
さて、調整も終わりましたので慣らし運転がてら試運転です!
未だ一度も火が入って無いエンジンを持ち主より先に火を入れる訳ですが了承を得てますので気兼ねなく行きます!
チップソーを装着しての慣らし運転&動作確認を行いましたが、特に異常は無かったです。
使った感じとしては、いつも私が使ってる刈払機達と同じ様な使用感で扱い易かったです♪
チップソーを外して洗いました。
後は密林に注文したナイロンカッター(高儀のスコーピオン)が未だ届いてません。
で、ナイロンカッターを装着するにあたり、頃合いの安定板?を持ってたのでコチラはサービスでお付けします。
コンバート前より質感が出た様に見えますが気のせいかな(笑)
ナイロンカッターの到着が待ち遠しいですね。
此処までお付き合い頂き誠にありがとうございました(^^)