
↑ 錆で朽ちた場所以外に、鉄板の剥離も見えます(赤枠内)
画像は今年7月に撮影したもの。
手前のリアサブフレーム取り付け部の腐食は以前から把握してましたが、ソコから前方に向かって隙間が広がってます。
隙間からも錆っぽい色が見えますし、その内側がどうなっているのかはパネルを引っぺがしてみなければわからない状態。
車屋さんとも相談したのですが、可能な部分は切り貼りして対処するとして、袋状になっている部分にはサービスホールから錆止めスプレーを可能な限り広範囲に噴射して対応するしかない、との提案でした。
それでまた錆による腐食が発生したらその都度対処する、と。
思い返せば5年前に追突事故を喰らってから錆の発生が顕著になったように思います。
フレーム修正により各部の穴の取り付け位置まで新車レベルに戻ったとはいえ、修正時の熱の影響で鉄板が脆くなったのではないでしょうか?
リアの下廻りだけが顕著に錆でいるのがその証拠かと。
※フロアパネル(トランクの底)は新品になったのでソコだけは綺麗に残ってますが、周囲の溶接部からは錆が発生してます。
※タイヤハウス内の錆は前後とも同様に発生。ハイグリップタイヤの巻き上げる小石のダメージは馬鹿に出来ません。
ここ数カ月はずっと悩んでいたのですが、日に日に思い通りの走りが出来なくなってきて、次第に予想外の挙動もするようになってきました。
どこまで修理したら直るのか?
大金と時間と手間(これは車屋さん)をかけて直しても、内部から次々発生する錆に対処することは現実的に難しいのではないか?
悶々とした思いで悩むこと数カ月。
ついに売却を決意しました。
(;_;)/~~~
さて、売却といっても (見た目はともかく) 中身はかなり改造が施された車。
車検証の形式には「改」の文字も付いてます。
何よりかなりの過走行車。
近くの車屋さんでざっと見てもらいましたが
業者「S15は人気があるので一応は買い取り可能ですが、ノーマルならともかくかなり改造されているので部品代ぐらいしか出せないと思います。」
とのこと。
まぁ、そんなものでしょうね。
というか、シルビアで純正状態のまま乗っている人ってどれだけいるのやら・・・。
でも大丈夫。
人気車はそれなりに需要があるものです。
改造車には 改造車専門の買い取り業者 もあります。
さっそく連絡して車の画像と情報をメールで送り、何度かやり取りを繰り返すと簡単に売却が決まりました。
↑ 実家に戻り、 純正部品をかき集めている様子
(部品取り車になるなら、出来るだけ純正部品も用意した方が良いのかな?)
(どうせ持ってても役に立たないし、オークションとかに出品もしないし)
と思い、手持ちの純正部品をトランクに満載。
が、結果的には特に売却時の査定には影響しませんでした。
改造車買い取り業者というだけあり、後付け部品の内容を重視している様子。
↑ エンジンルーム内を清掃中
業者さんとこのHPにも綺麗にしてあれば査定アップみたいな記事もあったと思い清掃開始。
これまで頑張って走ってくれたお礼に、手の届く範囲ですがピカピカにします。
ボンネット裏までコンパウンドで磨いてワックスかけて、とピカピカ、ツルツル。
(∀`*)ゞイヤァ
ここまで綺麗になるとやはり手放すのが惜しい気がしてなりません。
あぁ、箱替えの個体さえあれば何とかなったものを・・・(悔)。
↑ これから東京に旅立ちます
ついに売却の日。
東京から 買い取り業者H様 がやってきました。
改造車の買い取り業者ということで、ガラの悪い人 とか 昔やんちゃしてた人 が来るかと身構えていたのですが、ビシッとスーツが似合うサラリーマン風の容貌でちょっと安心。
過走行だし部品取り車になるんですか? と聞いたら
「貴重なシルビアを1台でも多く生き永らえさせるのがウチの使命です!!」
となかなかに熱い回答がかえってきました。
さて H様。
仕事柄いろんな改造車を扱っているので話し出したら止まりません。
木枯らし吹き荒ぶ田んぼの中の駐車場で2時間近くもあーだこーだと盛り上がってしまいました。
あれ? 買い取り手続きいつ始まるの? って感じ。
※内容は書き出すとキリが無いので省略
これまでのやり取りで買い取り価格の大筋は決まってあるので、あとは現物を見て最終的な査定額が決定。
フェンダーミラー付け根の塗装剥がれとリアバンパーの自家製塗装は流石にマイナス査定になりました。あと16インチホイールもマイナス査定になったのかな?良いホイールだと思うのですが。。。
それ以外は特に問題無し。
下廻りの錆や割れは事前に連絡済みなので査定に影響なし、でした。
面倒な手続きも H様 は手慣れた様子でテキパキと進みます。
が、最後に車検証の確認で記載内容に不備あることが判明。
車の所有者が車を購入したディーラーの名前のままだったのと、使用者の住所が現在のものと違い、当時車を購入した住所のままでした。
これにより、いろいろ手続きが面倒になってしまいました。
まず、売却代金。
「当日現金で支払い」→ 車検証の内容が変更されたことを確認後「銀行口座へ振り込み」に変更。
次いで住所変更の件。
当時住んでいた住所を抜けたことを証明する証書が必要。ただし抜けた後何度も住所変更している場合はその経緯がすべてわかる資料が必要になるというので、本籍の市役所にて「戸籍の附票」が必要。
その附票を買い取り業者さんへ郵送し、業者さんからディーラーへ車を売却します、という連絡がつけばようやく売却完了となる、らしい。
なんだか最後の最後に面倒な事になってしまいました。
※ まぁ車検証の内容を更新せずに放置していたツケがまわってきただけですが
↑ 最終的な走行距離は25万km目前でした
月には到底辿り着けませんでした。
前オーナーが 56,000km程走行。
で、私は191,059km走行。
正直、もっと乗り続けたかったですが・・・。
アチコチ壊れてくれたのも今となっては良い思い出です。
何よりいろんなところへ出かけた思い出は忘れないでしょう。
S15に教えられた事、それは次の車へ生かされることでしょう。
とはいえ、これから車無しの生活に突入。
次の車が決まるまで、アシの確保をどうするか考えないとイケません。
*****/ 続きます /*****