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2011年10月01日

関ヶ原古戦場 <笹尾山、桃配山、徳川家康最後陣跡、東・西首塚、松尾山、南宮山>

関ヶ原古戦場 <笹尾山、桃配山、徳川家康最後陣跡、東・西首塚、松尾山、南宮山> 秋分の日、三連休を利用して関ヶ原古戦場へ行ってきました。松尾山と南宮山にも登頂しました。お天気に恵まれ、山頂から見える景色もとても素晴らしい眺めでした。
1.笹尾山・石田三成陣跡 2.桃配山・徳川家康最初陣跡
3.徳川家康最後陣跡   4.東首塚 5.西首塚
6.松尾山・小早川秀秋陣跡 7.南宮山・毛利秀元陣跡


関ヶ原の戦い当時の関ヶ原は中山道、北国街道、そして伊勢街道の三街道が交差する要衝でした。
布陣図の青色が西軍(反乱軍、傍観軍を含む)、赤色が東軍です。開戦前、笹尾山から松尾山、そして南宮山と、西軍は平地の東軍をぐるりと囲んだ陣形を取っていました。これを「鶴翼の陣」といい、赤を囲んだ青が圧倒的に有利になります。
しかし、戦いの序盤に静観していた松尾山の小早川秀秋隊が中盤に寝返ると、それに呼応するように赤座直保、小川祐忠、朽木元綱、脇坂安治の4隊が一斉に西軍大谷吉継、戸田重政、平塚為広らの隊に襲いかかり西軍は壊滅、主力部隊であった笹尾山石田三成隊、小西行長隊、島津義弘隊、宇喜多秀家隊も敗走を強いられ、わずか1日で合戦は終り、東軍総大将徳川家康による天下統一の布石となった戦いでした。

1.笹尾山・石田三成陣跡
山の頂上が石田三成の陣地で、その左翼が島 左近、右翼が蒲生郷舎の陣地でした。

正面の柵を越えると階段があり、これを登ると石田三成陣地跡です。

石田三成はこの場所から戦況を見ていました。ここは小高い山上で関ヶ原の戦場が綺麗に見渡せる、正に絶景のポイントであることがわかります。それにしても味方の裏切りは三成にとって計算外の出来事だったのでしょう・・・。

2.桃配山・徳川家康最初陣跡
徳川家康が当日未明に陣を張ったところです。国道21号線の切り立った小山の上に陣跡があります。

左側にある大きな石、徳川家康はこの石に腰掛け,序盤戦の戦況を見守ったといわています。

3.徳川家康最後陣跡
午前11時頃、家康は苦戦に苛立ち、本陣を桃配山から、三成本陣笹尾山から直線距離にして500~600mのこの場所に移動させました。ここからの伝令により松尾山の小早川秀秋に発砲を命じ、見事裏切りへと仕向け、関ヶ原合戦を勝利へと導いたのです。
合戦後この場にて引見が行われ、討ち取ってきた西軍諸将の首実検が行われました。



4.東首塚
東首塚です。
この塚は関ヶ原の戦い直後に、この地の領主・竹中重門が築いたもので、家康によって首実検された将士の首が、ここに眠っています。
朱色の門が印象的ですが、文部省の史跡指定時に、標柱や石柵が建てられた後、昭和17年(1942)に徳風会によって名古屋から山王権現社本殿と共にこの唐門が移築されました。
ここが東首塚の正面で、中には「東首塚碑」、実検前の首級を洗った「首洗いの古井戸」があります。


5.西首塚
西首塚は、JR関ヶ原駅前から国道21号線を西へ700mほど行ったところにあります。
東首塚と同様、当時この地の領主であった竹中重門が徳川家康の命により、関ヶ原の戦いで戦死した兵士たちを埋葬しました。現在は高さ2m、周囲30m程の塚ですが、JR東海道本線の敷設の際に埋葬されていた白骨が大量に出たところから、当時は相当な規模であったと思われます。
西首塚は、別名胴塚とも呼ばれています。
塚の正面にある御堂は、地元の奉納により千手観音と馬頭観音が安置されています。


6.松尾山・小早川秀秋陣跡
次は標高300mの松尾山に向いました。名神高速道路の南側に登山口があります。駐車場入口です。

ここに車を停め、ここから先は徒歩です。

“登山”は決して得意ではないのですが、汗をかきかき頂上を目指しました。当日は残暑が厳しく、まだ30℃近く気温がありました。意外だったのは、彼是10人近くのハイカーとすれ違ったことです。すれ違うごとに、「こんにちは」と挨拶しながら登るのが山のエチケットです。

こういった土で固めた階段が数多くあります。これ結構キマス・・・。

駐車場から約40分、ようやく着きました。ここが松尾山の山頂になります。

関ヶ原の戦いで、松尾山に陣を張った小早川秀秋陣地跡です。

小早川秀秋は北政所の甥で、一度は豊臣秀吉の養子となりましたが、秀頼が生まれると、放逐され中国の大名・小早川隆景の養子にされてしまいました。
朝鮮に出兵した後、石田三成の讒言で、あやうく隆景から受け継いだ領地を取上げられかけましたが、のちに取消され、元の所領に戻ることができました。
関ヶ原の戦いでは当初、西軍に属し伏見城攻めに加わりましたが、徳川家康に内通し、遂には東軍勝利の立役者になりました。
戦後、家康より岡山藩55万石に加増・移封されましたが、関ヶ原の戦いからわずか2年後の慶長7年(1602)に早世しました(享年21)。
秀秋の死後、小早川家は無嗣断絶により改易されました。
松尾山から見た関ヶ原古戦場です。ボランティア・ガイドさんの話では、合戦当時はこの辺りの樹木は伐採され、石田三成の笹尾山から松尾山の麓まで戦況がはっきりと目で確認できたそうです。


7.南宮山・毛利秀元陣跡
翌日、今度は毛利輝元の養子で、やはり西軍として関ヶ原の戦いに参戦した毛利秀元陣地跡がある南宮山に登りました。南宮山は標高約400mの山で、登山ルートは麓の南宮大社からスタートします。 ここがハイキングコース登山口です。

ハイキングコース登山口は、関ヶ原の戦いに秀元らと参戦した安国寺恵瓊陣跡でもあります。

途中の山道です。昨日の松尾山より距離が長い分、疲労度も違ってきます。
 

ハイキングコース展望台です。ここは、毛利秀元陣地跡でもあります。

三連休と好天のせいか、南宮山も昨日の松尾山と同様、多くのハイカーたちとすれ違いました。
ここは関ヶ原古戦場は見えませんが、松尾山より木々で視界が遮られない分、東側濃尾平野がよく見えました。

界下に名神高速道路や牧田川が見え、遠くに岐阜城や犬山城も見える素晴らしい眺めでした。

西軍・毛利秀元は麓に陣を張った従兄・吉川広家の抵抗により関ヶ原には参戦できませんでした。
吉川広家は毛利宗家の家名を守るため、徳川家康に内応していましたが、戦後西軍総大将となった当主毛利輝元の積極参戦が家康によって明らかにされたため、輝元は改易は免れましたが、周防・長門・安芸・石見・出雲・備後120万5000石から、周防・長門の2ヶ国37万石に大減封されてしまいました。
一方、秀元はまだ幼かった輝元の息子秀就(初代長州藩主)の後見役として藩政を取り仕切りました。
晩年は江戸で暮らし、三代将軍徳川家光の御伽衆となり、江戸で死去しました。享年72。
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Posted at 2011/10/01 01:00:28

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