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1582年（天正10年）6月、京　本能寺で織田信長が家臣明智光秀に討たれた事件があった（いきなりだが、歴史の講義ではないのであしからず）。
今の岡山県で陣をはっていた羽柴秀吉がその報を聞き、わずか数日で、大軍を戦場となった山崎天王山に引返し、主君のあだ討ちをしたのは有名な話である。
歴史上、中国大返しというらしい。

もちろんあだ討ちではないが、今日急遽出張先の福島県郡山市から東京へ引き返してきた。
目的は、日本シリーズ第1戦を見るためである。
たかが野球とは思われたくない。
なんせG党なのである。。。
ヤフオクで手に入れたチケットは何と云万円もした。
定価8，000円のチケットである。

でもよかった。。。勝った！勝った！
バンザ～イ

最近、この日記を読むと「新車を買った」なんていうオメデタイのもあれば、「会社を辞めました」なんてちょっと気の毒な日記もある。
自分はどうかといえば、「仕事が忙しい」くらいしかない。
おかげで、11月1日から3日まで静岡に出張である。
11月2日は楽しみにしていた日本シリーズ第6戦。
はるばる岡山から友人（それも阪神タイガースファン）が来るとういうので、一番高いS席バックネット裏を調達していた。
G党の自分の予想では、この日に決着するという信念をもって買った（高かった・・・）S席チケットである。
出張は今朝、上司に言い渡された。
正直、無茶苦茶ショックである。
今のところ26日と27日の第1戦と2戦は確保してあるが、実はこの日も危ない。
「バカヤロー！」と叫びたい心境である。

今日、セ・リーグは今シーズンの全日程が終了した。
読売巨人軍からは、松井、上原、桑田、清水の4選手がそれぞれのタイトルを勝ち取った。
4選手とも、実に晴れ晴れとしたいい表情をしている。
野球選手に限らず、男っていう生き物は（女もそうかもしれないが）、何かしらの「タイトル」が自分自身をよく変えてくれるものかもしれない。
自分はもちろん野球選手ではない。
しかし、もうそろそろ何やらの「タイトル」がほしい。

えっ？、クルマのタイヤでも買えって・・・！？

自分のことではない。
でも、無茶苦茶嬉しい。

今晩、2002年10月10日本拠地東京ドーム対スワローズ最終戦で、ジャイアンツ松井選手が、セ・リーグでは85年タイガースのバース以来となる50号ホームランを達成した。
ちなみに、日本人選手では、元お師匠ロッテ時代86年の落合博満さん以来の快挙である。
さあ、明日が今シーズンの公式戦最終ゲームである。
4安打以上打てば、欠場しているドラゴンズ福留を逆転する。
現実は厳しい。
でも、あの集中力と天性のパワーをもってしたら、決して不可能な数字ではない。

もし、三冠王を獲り逃しても、誰も責める者はいない。
ほんと立派な押しも押されぬ28歳、21世紀のミスタージャイアンツの誕生だ。

今年1番バッターに固定され、充実の年を送っている清水選手。
7月には初の女の子も生まれ、益々頑張るジャイアンツの斬り込み隊長。
昨年までは実力がありながら、左投手が出るとすぐに代えられてしまい、周囲からも何故清水を使わない（？）と起用に疑問をもたれていた。
しかし、今シーズンが始まる前、原監督に「左が出ても、俺はお前を使い続ける」と言われ涙を流したという苦労人である。
今日2安打を放ち、52年ぶりにシーズン通算185安打、故青田　昇氏の球団記録を更新した。
この次はセ・リーグ記録横浜ローズの192安打を是非とも破ってほしい。
あと5試合、清水選手ガンバレ！

ジャイアンツ公式戦もあと6試合。
もしかするとこの日が胴上げ・・・と予想し買った東京ドームのチケット。
24日敵地甲子園でサヨナラ負けを喫したにもかかわらず、V決定とういう史上初の珍現象。
でも、G党なら決して単なる消化ゲームでないことは重々承知のうえ・・・。
今シーズン神宮球場も含むと17回目のG観戦である。

早速、気になる松井選手を見ようと3時半の開門と同時に入場。
するといました・・・この時間帯はちょうど松井選手のトスバッティングのお時間。
すでにVが決まったにもかかわらず、バックネット前はもの凄い数の報道陣。
すると、あの写真家篠山紀信氏が松井選手を表敬訪問！？
三冠王取りへの激励挨拶か？
それとも、来年のカレンダー撮影かな・・・？

とにもかくにも、ゲームが始まり、選手たちは疲れも見せずハツラツとしたプレーぶり。
G党の私はひとまず安心したのでした。