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2011年12月03日 イイね!

京都洛南紅葉の名勝 < 臨済宗大本山 東福寺 >

京都洛南紅葉の名勝 < 臨済宗大本山 東福寺 >京都五山東福寺
東福寺の創建は古く、ときの摂政関白・藤原(九條)道家が、南都東大寺と興福寺から「東」と「福」の二文字をとり東福寺と名付け、九條家の菩提寺として嘉禎2年(1236)年より19年をかけて完成させました。東福寺の塔頭は全部で25の数がある都最大級の寺院です。境内には2,000本のカエデがあり、東福寺三名橋(通天橋、臥雲橋、偃月橋)から見るカエデは美しかったのひとことです。

三門


思遠池


本堂


禅堂


庫裡


方丈


通天橋


 

臥雲橋
 

愛染堂


月下門


洗玉潤



経蔵



偃月橋



国宝・龍吟庵「特別公開」
偃月橋を渡ると、東福寺の塔頭・龍吟庵があります。別料金がかかりますが、この時期のみ期間限定で一般公開しています。 龍吟庵の座敷は写真撮影ができませんでしたが、龍吟庭園は京都の寺院に数多く見られる枯山水の庭園で、紅葉とのコラボがとても新鮮で、心の底から本当来てよかったと思わせる日本庭園でした。


龍吟庭園


臥雲山 即宗院「特別公開」
東福寺塔頭のひとつ臥雲山即宗院は、薩摩東福寺城の守護大名であった六代目島津氏久(1328-1387)の菩提寺として創建されました。永禄12年(1569)に焼失しましたが、慶長18年(1613)に島津家久によって再興されました。以来、薩摩藩の畿内菩提寺とされてきました。
先の龍吟庵と同じく、ここ即宗院もこの時期限定で一般公開を行っていました。
 

月輪殿
平安時代後期、関白藤原忠道(近衛家)はこの地に御所の東御堂を建立しました。忠道の子、九條家の始祖となった兼実は、建久9年(1196)に関白を辞して後、自身が「月輪殿」と呼ばれたことにちなみ、ここを山荘「月輪殿」としました。太平洋戦争後荒廃しましたが、昭和52年(1977)に往時の面影が復元されました。
月輪殿を奥に進むと、幕末西郷隆盛と僧・月照が倒幕の密議を行ったとされる「菜薪亭跡」、その先には西郷隆盛自筆による「薩摩藩士東征戦亡之碑」があります。途中にある赤や黄の紅葉もとても艶やかでした。



 

薩摩藩士東征戦亡之碑
西郷隆盛は、慶応4年(1868)の鳥羽伏見の戦いで、当地に薩摩軍の屯営を構え、ここから淀より進む幕府軍に砲撃をくわえ、勝利を手中に収めました。
倒幕後、明治維新で戦死した霊を供養するため、明治2年(1869)に「東征戦亡之碑」を建立しました。


大本山 東福寺
紅葉シーズンに東福寺を初めて訪れてみましたが、本当に行ってよかったと感慨もひとしおです。

今年は京都も例にもれず、11月は暖かい日が多かったためか、モミジの色がやや黒ずんだ色のところが多いような年でした。
東福寺は天通橋が紅葉で有名ですが、ここのカエデは比較的赤みがあり綺麗でした。お天気がもうひとつでしたが、非常に多くの観光客で溢れかえっていました。

紅葉の期間は一般駐車場が利用できないようです。門前の道路は狭い一方通行で、私営駐車場が1件しかありません。また、今回見た「天通橋」、「龍吟庵」、「即宗院」はそれぞれ別料金がかかります。
いい、京都の紅葉が見れました。来年機会があればまた行ってもいい、いや行きたいと思わせる紅葉の名勝「東福寺」でした。
Posted at 2011/12/03 16:00:10 | コメント(3) | トラックバック(0) | 自然 | 日記
2011年12月02日 イイね!

京都洛東の紅葉 <養源院、智積院 >

京都洛東の紅葉 <養源院、智積院 >京都洛東にある戦国期に創建されたお寺と紅葉を見てきました。洛東には世界遺産・清水寺をはじめ、高台寺、永観堂など人気の寺院が数多くあり、今回訪問した養源院と智積院はそれらに比べると比較的目立たない寺院にあたるかもしれません。ただ、養源院と智積院は戦国時代後半に豊臣家と徳川家の 抗争の中で誕生した寺院で、歴史的意義は高く、紅葉見物も兼ねて訪れてみました。養源院は過去1度訪れています。

養源院
養源院は三十三間堂と隣接している東山区にある寺院です。
文禄3年(1594年)に豊臣秀吉の側室・淀殿が父・浅井長政の供養のために秀吉に願って創建されました(養源院の寺名は浅井長政の院号)。その後、元和5年(1619年)火災により焼失しますが、元和7年(1621年)徳川秀忠の正室・江(崇源院)の願により再興されました。以後、徳川家の菩提寺となりました。
養源院の本堂には、「血天井」という不気味な板張りの天井があります。慶長5年(1600)7月、関ヶ原の戦いの前哨戦ともいわれる伏見城攻防戦で徳川方の武将鳥居元忠ら380人が城を死守し、最後に自刃した廊下の板の間を供養のために天井としたもので、武将達の血痕がはっきりと残っています。
ご住職の話では、伏見城で自刃した徳川方の武将たちの板の間をあえて本堂の天井とすることにより、豊臣の菩提寺から徳川の菩提寺にチェンジする大きな意味があったのだそうです。

山門


本堂


紅葉
 

お市の方供養塔


お江の方(崇源院)供養塔



智積院
智積院(ちしゃくいん)は、もともと紀州にあった根来山大伝法院という寺院の塔頭でした。
近世に入って、根来山大伝法院は豊臣秀吉と対立し、天正13年(1585年)の根来攻めで、全山炎上してしまいました。当時、智積院の住職であった玄宥は、根来攻めの始まる前に弟子たちを引きつれて寺を出、高野山に逃れました。玄宥は智積院の再興を志しましたが、念願がかなわないまま十数年が過ぎました。
関ヶ原の戦いで徳川家康方が勝利した翌年の慶長6年(1601年)、家康から東山の豊国神社の付属寺院の土地建物を玄宥が譲り受け、智積院はようやく復興しました。さらに、初代玄宥から三代目住職日誉の代、元和元年(1615年)に豊臣氏が滅び、隣接地にあった豊臣家ゆかりの禅寺・祥雲寺の寺地を与えられてさらに規模を拡大しました。
祥雲寺は、豊臣秀吉が、3歳で死去した鶴松の菩提のため、天正19年(1591年)に建立した寺でした。


金堂


初代住職・玄宥(1529-1605)の像


紅葉
 
Posted at 2011/12/02 20:00:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自然 | 日記

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