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2017年09月28日 イイね!

同時代の仲間たちとの『筑波讃歌』

同時代の仲間たちとの『筑波讃歌』〜『第28回 メディア対抗4時間耐久』観戦レポ Part.2〜



 筑波サーキットのパドックへ通じるトンネルをくぐり抜けてからは、記録用の撮影はもっぱらNikonのデジタル一眼レフ D5200を使用していた。2013年の暮れからずっと、4年間近くメモ代わりに忠実に、わたしの行動と心を写し取ってくれる、ありがたい「パートナー」である。

 今回も改めて、『遅ればせながらの“筑波メディア対抗”観戦レポ』を書き継ぐにあたって、愛機NikonにSDカードを差し込み、電源ボタンをONにしてから、液晶モニターをクルリと開いてやる。次にモニターの右上脇の右向き矢印ボタンを押す。と、この日、筑波サーキットに来てシャッターを切ったシーンが、時間軸を追って、順番に現れた……。



 その劈頭。ゼッケン64の「白馬」にまたがってVサインをしてみせる「九郎田一馬」(みんカラネーム)同志。ベスモDNAがいつも沸騰しているこの若者、Car Watchに転職して2年目、チームの先頭に立って「監督=下働き」に専念していた。来年こそドライバーとしての勇姿を、おきまりの第1ヘアピンでわがNikonに収めたいものだ。



 データを見ると、2017/09/02 11:11:23とある。で、この後にHot-Versionピットに赴き「ハチロク慕情」のヒロイン、小泉亜衣さんとのツーショットを撮っているわけだった。この際にシャッターを切ってくれたのを同行の仁川一悟君と思っていたが、実は本田俊也編集長だった。その証拠写真を仁川君のブログから転載しよう。ともかく、記憶なんて、こんな風に結構食い違うもの、と改めて納得!

● ベスモ同窓会番外編 
局長と行く! メディア対抗ロードスター4時間耐久レース(こちらからどうぞ) 



 予選出走前のバタバタした空気。ピットに長居するのも憚(はばか)られる。で、ひとまず移動開始前に合流した「MDi遠藤」一家と仁礼君との記念写真を。
 お! その次はオープン2シーターでパドックを移動中の、超レジェンドのドライバーがこちらへ向かって手を振っている。津々見友彦さんだ。この人に逢うと、遠い昔にスペイン・バレンシア郊外のパラドールを本拠にして開催されたMAZDAカペラの試乗会を、決まって思い出す。

 古城に隣接した湖畔駐車場で、そのころパルサーでプロダクションレースに挑戦しはじめたばかりのわたしに、FF車のタックインを利用してのコーナリング・テクニックを、手取り足取りで伝授してくれたのが津々見さんであった。確か津々見さんは、太平洋戦争勃発の10日後に生まれたと聞いていた。ということは、すでに後期高齢者のお仲間入りか。でもガンさんより、まだ1歳、若い。

「もう、いいかな、と毎年、思うンだけどチーム(#01ザ・モーターウィークリー)がシートを用意してくれる限り、こうやってメディアのみんなと筑波を走る。あなたともこうやって逢える。頑張るよ」

 嬉しい言葉を聞きながら、この超レジェンドと握手を交わす。これがあるから、わたしの筑波通いも、やめられないのだ。
確か、バレンシアの時に一緒に撮った写真があったはずだが、いざとなると見つからない。やむを得ない。2年後に、トランピオのNewタイヤ試乗でニュルブルクリンクに招かれた時のものが出て来た。清水和夫、伏木悦郎といった、かつてのベスモキャスターの、若い頃の姿もあるので、あわせてご紹介を。



 さて今回の筑波行きで、必ず立ち寄りたいピット天幕があった。2005年から女性ジャーナリスト連盟として出場を続けている、#03のピンクパーサー・チームである。

 11:43:14。派手なピンクのエプロン姿の懐かしい顔が出迎えてくれた。同じ時代をいつもライバルとして競り合って来た元「ルボラン」編集長であり、第2代COTY実行委員長であった清水猛彦さんである。



 このメディア対抗にも、第1回から第3回まで、自らドライバーとして出走した御仁。8月末のFBで「わが家の珍客」としてベランダの網戸に張りついたミンミン蝉のアップ写真を紹介した。その際に「土曜日のメディア対抗、応援に行きます」とメッセージを添えたところ、清水さんから「ピンクパーサーにお立ち寄りください。特製バナナジュースを飲みに寄ってください」と、コメントをいただいた。早速に返事。
「はい、必ず。いつも頑張っていますね。ご立派!」

 約束どおり、ミキサーにバナナと牛乳、そして何やら特別のものを入れてシェークする清水さん。周りは当然、ピンクパーサーのお揃いのスポーツシャツ姿の女性ばっかり。竹岡圭、藤島知子といった名の通った女性ジャーナリストが、サーキットライフを楽しむために年に1回、こうやって清水さんを頼って集まってくる。そんな彼女たちのために献身的に「カレーライス」などの調理役まで務めてきた清水猛彦の10年を、わたしは知っている。尊敬している。

 清水さんが「はい、どうぞ」と出来たての特製バナナシェークを注いだコップを渡してくれる。豊醇な口触りと、ほどよい甘さが快い。
「もうそろそろ監督を勘弁してよ、とチームに話しているんだけど。何しろ、メディア対抗に華が欲しい、といい出した張本人だから、なかなか抜けられなくってね。参加するために、ドライバー全員がお金を出しあって続けていることだし……」



 どうも同世代の仲間はみんな、自分の引き際に苦慮しているようだ。でもきっと、来年もまたピンクのエプロン姿の清水さんと、ここのテントでお喋りを楽しみにやって来るに違いない。

 さて、Nikonの次のショットは?
 12:29:24。ピンクパーサー天幕から30分近くが経過して、いきなり第1ヘアピン先の芝生広場に移動して、予選開始時間が迫っているというのに、広島名物の「お好み焼き」に舌鼓を。
 マツダ広報の事務局に立ち寄って「オフィッシャル プログラム」を受け取った際に、「お好み焼きを800食、用意しましたけん、ぜひ召し上がれ」と耳うちされていたからである。「お好み焼き」の屋台にはすでに行列ができていたが、素早く仁川君が並んでゲットしてくれた。お味の方も、振る舞いものにしては悪くない。お代わりしたいくらいだった。





 20分間の「予選開始」のアナウンスが流れ、マシン音がこちらに近づいて来る。芝生広場からはダンロップ下を抜け、左横Gに耐えながら第2ヘアピンへ向かう様子が丸見えである。もう何台かが通過して行った。慌ててNikonカメラのファインダーから狙う。しかし55mmの標準レンズでは、いくらズームアップしても動的なシーンが捉えられるものではなかった。





 #68HOT−Versionの次に現れた#13はENGINEの大井君。おそらく、早めにアタックして来るに違いない。ガソリンをギリギリに軽くしておいて、アタックした後は、今回から採用された新ルールによって、決勝レース中に使用できるのは10ℓ減の60ℓ(給油は1回、20ℓまで)に限定された。それで4時間を走るにはどこまで踏めるか、その丁度のところを予選走行中にキャッチしておく必要があった。彼なら、すぐにそれができるはずだ。



 トップタイムは、6周走って、2周目に1分10.385秒を出した#08 ベストカーからもの山野哲也君だった。確か、前年もそうだったから、「ロードスターなら俺に任せろ」といつも嘯いている大井君のショックは、「さぞかし」だったに違いない。ちなみに後塵を拝した大井君のそれは、14周走って3周目の「10.738秒」、中谷明彦君(#111 CARトップ)は「11.152秒=6位」となぜか出遅れていた。



 で、#03のピンクパーサー(藤島知子)はどうだったか? 改めて、正式予選結果表でチェックしてみた。1分13.301秒で24位か。でもトップから2秒弱の差。これは、なかなかのものだ。
 11位 #86 Hot-Version(辻一人)1’11.290
14位 #88 Car View(宇田川敦史) 1’11.455 「みんカラチーム」の後継者。
19位 #64 Car Watch(岡本幸一郎)1’11.915 ベスモ編集部出身者。
 
なるほど。それぞれの関係者も立派なタイムで筑波を攻めているじゃないか。

 一つだけ、気になることがあった。予選走行の序盤、場内放送が「トップタイムはホリデーオート!」と絶叫していたのに、何やら違反があったらしく、タイムは取り消しになっていて、結局、最終周のアタックタイム、1’11.127が採用されて5位に滑り込んでいた。ドライバーは木下隆之君。何があったのか、訊いてみなければ。(実は後で本人に確認したところ、ベストタイムを出した周は最終コーナーを立ち上がった後、4輪ごと、縁石をはみ出し、グリーン・ゾーンを走行したためだったとか)



 芝生広場のテントからパドックへ戻りかけた時、ムービー用のハンディカメラを手にした田部靖彦君が合流、これで第1回優勝チームの顔ぶれが揃ってしまった。筑波とは、ひょっとしたら、モータースポーツに青春を燃やしてきたレジェンドたちが、心の安らぎを求めて集ってしまう『やすらぎの郷』ではなかろうか。



 14:41:08。人の心を一発で明るくしてくれる笑顔で談笑中の片山右京、松田秀士の両レジェント。これから、ドライバーズサロンに隣接する特設イベントステージで、出場26チームの紹介が予定されていて、三々五々、会場に集合し始めたところだった。



「ベストカーの三本和彦さんとの対談、読みました。ああいう秘話ものを、もっとやってくださいよ」
 わたしの顔を見るなり、松田のヒデさんが「お上手」をいってくれる。たとえお世辞でも、やっぱり嬉しくなる。右京さんと顔を合わせるのも久しぶり。今、彼の主宰する自転車競技集団『チーム右京』がワールドレベルに勝ち上がったため、これからが大変なことになりそう、などと彼の夢を聴かされるのも、快い。彼の目、志は、いつも新しい世界に注がれている。

 さて、この「観戦レポ」はなかなかゴールにたどり着かない。それどころか、レースそのものも、まだスタートしていない。でも、今回はこの辺で一休みさせていただく。できるだけ早く、次回に取りかかれるといいのだが……。
Posted at 2017/09/28 02:35:17 | コメント(2) | トラックバック(0) | 還暦+青春の21歳 | 日記
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何シテル?   04/25 11:42
1959年、講談社入社。週刊現代創刊メンバーのひとり。1974年、総合誌「月刊現代」編集長就任。1977年、当時の講談社の方針によりジョイント・ベンチャー開...
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