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正岡貞雄のブログ一覧

2017年09月30日 イイね!

6MT=スイフトスポーツに手招きされて

6MT=スイフトスポーツに手招きされて〜浮き浮き速報!千葉・かずさアカデミア試乗会へ〜

 1年前のSUZUKIの株価を知っているかい?


 2016年9月30日が3,360円。それが今日(2017年9月29日)はなんと5,902円だよ。プラス2,542円か! 凄いな。買っときゃよかったな。ま、それくらい、この1年のSUZUKIは頑張っている。インドでの成功も大きいが、ともかく出てくるクルマも、関わるスズキの人々も、どちらも抜群の元気印。

 その上、ここへ来て「ドライバーに操る楽しさを味わってもらいたくて、五感に響く刺激的なホットハッチバックモデルを開発しました」と、3代目スイフトスポーツを送り出して来た。パワートレイン、ボディ、シャシーをそのために洗い直したという。低回転から高トルクを発揮する1.4ℓ直噴ターボエンジン。その加速性能と操作感を、6MT で確かめてくれ、と胸を張る。メインは6MTだが、6ATも何台か用意したという。ひょっとしたら、そちらの方がマッチしているかも、という情報も伝わって来た。試乗車はイエローの車体色のみだという。

 その試乗の日が、やっとやって来た。いつものようにRJCメンバーの飯嶋洋治さんに同行を願って、プログレを走らすことにした。試乗会へは、日頃からの「物差しクルマ」で往復すると、何かと役に立つ。比較がしやすい。



*練馬区からイベントステージの千葉・かずさアカデミアパークまでは、アクアラインを使って90分(Google Earth)

 ステージは千葉県木更津市上総鎌足にある「かずさアカデミアパーク」。東京湾をアクアラインで横断し、袖ヶ浦フォレスト・レースウェイとは隣近所に当たる「かずさ丘陵」に広がるコンベンション施設、そこが試乗会場である。まあ、山手トンネル下の首都高と、羽田・横浜方向への湾岸首都高を使えば。順調に行って1時間半か。

 受付開始は10時10分。最初は練馬を8:00に出れば、というつもりだったが、前日になってスタートを30分早めて、7:30に最寄りの私鉄駅の、小さなロータリーで待ち合わせることにした。
 そしてやっぱり、定刻前に飯嶋さんは到着していた。


*羽田:東京国際空港先の川崎浮島JCTからアクアラインに入る


*いよいよアクアラインへ。棕櫚の木が風趣を添える


*海底トンネルを通過……・


*房総半島・木更津が目の前に

 山手トンネル首都高速は順調に流れている。大井JCTから合流した首都高速湾岸線も快適な流れ。大井PAでドライバー交代。これでやっと、助手席からiPhoneのカメラで、写真が撮れる。川崎浮島JCでアクアラインに分岐する。風もなく、薄っすらと房総半島の上空を秋の雲が漂っている。海ホタルは無視してそのまま直進……。

 9時15分をまわったところで「かずさアカデミアパーク」着。商品説明会まで、まだ1時間近くある。よかったら、7月に追加発売されたばかりのスイフトハイブリッド SLも用意してあるから、そのあたりを走って来たら、と嬉しいサジェッション。もちろん! これは単独行動。スピーディブルーメタリックの色合いがちょいと小粋だった。


*緑と水に囲まれて、広大な丘陵地帯に様々な研究機関が集まっている。ホテルオークラも。


*広々としたコンベンション空間にて。飯嶋さんと。

 このハイブリッド車、スタート時は確かに電気を使っているようだが、どうやら駆動用のモーターはトランスミッションを介さず、直接、ホイールを駆動する仕組み。これはアイドリングストップ後の再始動にうまく役立つらしく、評判がいい。それにこの新しいハイブリッド車のトランスミッションは、1組のクラッチを使う5速AGS(オートギアシフト)を搭載しているという。


*真福寺表参道の石碑が印象的だったので……

 そのためだろうか、ハンドルに装着されたパドルシフトの反応が妙にスピーディ。改めてしっかり試乗したくなる1台だった。燃費もかなりのレベルに達しているという。AQUA、プリウス、ノート e-Power、フィット。このカテゴリーは大激戦区だ。
 丘陵の途切れるあたりで古刹の参道を発見。記念撮影をして引き返した。

 10 時半。やっとスイフトスポーツの商品説明開始。ポイントだけを以下、スライドから引用しておこう。
 

*3代目スイフトスポーツのセールスポイント


*K14C型のエンジン諸元はこちらから。先代より小排気量ながら、直噴ターボにより最高出力、最大トルクを向上。











 さていよいよ70分間の試乗開始。コースは決められていない。好きなように走っていらっしゃい、と太っ腹のようだが、「何かに備えて、ドライブレコーダーだけは装着しています」と、釘を刺されてしまった。
 飯嶋さんが「4206」、わたしが「4208」の6MT車をあてがわれた。1月末の5MTスイフトRS、7月のノートNISMO Sでマニュアルミッション車に接して来たので、違和感はない。





 まずシフトパターンを確認する。おお、3→4が直線的に結ばれている。
 
 スイフトスポーツの意図するものが何か。すぐに読める。次にエンジンスターターを押す前に、左足でクラッチを踏み、同時に右足でブレーキペダルも。そしてスタートボタンをプッシュする。と、一呼吸あって、コックピット全体が生き物に変身して、わたしに歓迎のエールを送って来た。

 さて、参りますか。1速から2速にシフトアップして発進した。
 これはわたし流の癖である。雪道などではこの2速発進は当たり前だが、日常の発進でも、これをお勧めしたい。2速発進で、滑らかには駐車スペースを離れたスイフトスポーツ。が、次に右折するにはコンクリートの柱がいささか邪魔になる。で、少しばかりバックしようとして、シフトを右端のRに入れようとしたら、入らない。多分「え⁉︎」という表情をしたのだろう、先導役のSUZUKI広報の女性が、「あ! シフトノブブーツについている金属の輪(リバースリング)を軽く上に持ち上げてから、リバースに入れてください」と、教えてくれた。恐らく、これまで何回か、このケースがあったに近いない。

 早速、トライ。クラッチを踏み、左手でシフトノブの下部に、知恵の輪のようにくっついている円形の金属を持ち上げると、ロック状態が解除され、シフトノブはいとも簡単に右にスライドし、手前に引き寄せると、スポッとRの位置に吸い込まれて行く……。これでOKだ。その瞬間、NAVI画面に後部の様子が映し出されている。最近のクルマで特に有り難いのは、このシステムだ。

 丘の上のアカデミアパークから真っ直ぐ、東京湾・君津方向をめざして駆け下りた。長いストレート。3→4→5。少し早めにシフトUPを試みた。なんだか、結構トルク感のあるパワーの出し方に警戒する。何しろドライビング・レコーダーがこちらを睨んでいる。右足が緩んでしまう。体も心も、走り出した途端にMTに同化してしまう。何も考えなくても、左足はクラッチを踏み、右足はブレーキと、時によっては同時にアクセルペダルを踏んでしまっている。嬉しくなるわけだ。こころが弾むわけだ。
 
 ほどなく、正面に館山自動車道が見えてきた。君津ICから自動車専用路に乗って、鹿野山・マザー牧場方向を目指した。スイフトスポーツがすぐに臨戦態勢に入ってしまう。足元のシッカリ感は、スイフトRSからワンランク、レベルアップしていた。VWゴルフとやっぱりどこかで「密通」しているのではないかと、つい、疑いたくなる成長具合だ。これで消費税込みの180万円強。思い切った値付けだと思う。







 最初のパーキングエリアが見えてきた。左折のサインを出すと、後続の飯嶋スイフトスポーツもサインで応える。一服するつもりでアプローチしたこの『君津PAスマートIC』はETC装着なら、下道に出られる。丁度いい。ゲートから小高い丘陵に囲まれた地帯へ吐き出された。ここなら走りの姿を撮影できるじゃないか。







 田舎道。村落の入り口に道祖神や六地蔵を祀った祠がある。手造りの龍善寺入り口の案内板が電柱にくくりつけられている。時計を見る。11時34分。引き返すなら恰度の時間だ。お腹も空いてきたところである。

 飯嶋スイフトに、試乗基地への帰りのコースをお任せした。このあと、6速AT車にも是非乗っておきたい。無事帰り着くのか。以下は次回更新へ。
Posted at 2017/09/30 23:30:42 | コメント(3) | トラックバック(0) | 還暦+青春の21歳 | 日記
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「翔平177号目のニュースは秩父の蕎麦屋で手打ちの絶品を啜っている時に知った。虎は18時から雨の横浜でベイと対決、9回表、1-3とリードされていたのを代打糸原、近本、中野のヒットで満塁とし、それを森下の死球、大山の安打、最後に選球眼のいいノイジーが押出し四球で逆転、虎が強くなった。」
何シテル?   04/25 11:42
1959年、講談社入社。週刊現代創刊メンバーのひとり。1974年、総合誌「月刊現代」編集長就任。1977年、当時の講談社の方針によりジョイント・ベンチャー開...
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