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2020年04月30日

割れたキャリパー塗り塗り、ホイールナットを本気でバリバリ。 お一人様メンテナンスvol.1

割れたキャリパー塗り塗り、ホイールナットを本気でバリバリ。 お一人様メンテナンスvol.1
このご時世に付、エントリーしていたエイトリアンカップSUGO、およびRevSpeedオートポリスともに中止になりました。今後永続的にこの趣味を続けていくためにも、今は我々がリスクになることは避けなければならないので、主催者の判断を尊重します。

さて、走ることがなくなったら何をしましょう?
時間があるけど、人と接してはいけない・・・となったら、自分一人で車のメンテをするしかないでしょう。

ということでまず手をつけたのはブレーキキャリパー。
2015年に導入したProjectμ 4piston×4pad、熱容量は特筆すべき物で、導入後はそれまで頻発していたブレーキやハブトラブルが皆無となりました。ただし、ブレーキフルードが滲みやすいことと、そもそも私の運転はブレーキに厳しいので、冒頭の写真の通り塗装はかなり痛んで割れてしまいました。
補修方法をいろいろ検討していたのですが、プロμ独特のエメラルドグリーンな耐熱塗装がなかなか無いこと、業者へ出しての粉体再塗装も受けてくれるところが見つからないので、ずーっと放置していました。
このキャリパー塗装を補修します。

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用意したのは、フォーリアテック キャリパーラッカー ターコイズ。 
キャリパーに使える塗装で唯一のエメラルドグリーン。

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中は2液ラッカー塗料と塗装道具です。
耐熱性がどのくらいあるのか不安がありますが、そもそもサーキットアタック用途ではブレーキキャリパーはどんな塗料を使ってもいつか痛むので、とりあえず公式にキャリパーに使えるこいつを塗っていきます。

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古く痛んだ塗料を、#400と#800のペーパーで削り落としていきます。手でしこしこ削ると時間がかかるので、マルチツール+サンドペーパーツールを使いました。マルチツールはこんな用途にも使えますよ・・・いや、本来このように使うのですが・・・

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パッドスプリングおよびピンを外してマスキングして、刷毛塗りします。乾燥時間15分で3度塗りです。
元のプロμ色とどうしても異なる(キャリパーラッカーの方が明るい)ので、キャリパー前面側ブロックを塗ります。

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24時間乾燥させたら、あらかじめ準備したロゴステッカーを貼り付けて完成。ラッカーなので塗膜がラバーみたいに柔軟性がありますが、おそらくいずれは固くなるでしょう。
元よりも明るく、かつ左右で違う色になってしまいましたが、思ったよりもきれいに出来ました。
このまましばらく使用し、調子が良いようであれば、次回オーバーホール時に左右とも全面塗装しようと考えています。


あとはタイヤの取り付けですが、今回こんな物も入手してテストしてみました。

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モノタロウオーバートルク防止インパクトアダプター
インパクトレンチとソケットの間にエクステンションのように挿入し、中のクラッチ機構で100Nm以上のトルクで締まらない構造になっているようです。ゆるめ側はインパクトのトルクがダイレクトとなります。
各工具メーカーから同様な商品が出ていますが、一番安いモノタロウのモノを試しに調達してみました。

これが使えれば、トルクレンチいらず。タイヤ交換の手順が一つ省けます。
ただし、ホイールナットを100Nm以上で締め付けることが出来るインパクトレンチがなければ意味がありません。製品にも、最大トルク300Nm以上のインパクトを使ってねと謳っています。300はかなりデカいインパクトで、個人でのタイヤ交換用はまず使いません。

でも手元にモノはあるので、実験してみましょう。

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いつも持ち歩いている、ボッシュの最大トルク180Nmインパクトドライバー
6.35六角と12.7mmが変換無しで両方使えるもので、大変重宝しています。ただし、最大トルクが低いので、110Nm以上で締結されているボルトを緩めるのに時間がかかります。

これにオーバートルク防止アダプターをつけて、ホイールナットを5秒ハンマリングし、締結トルクを確認してみます。
すると、締結力は55~75Nmで、5個ともバラバラ・・・
このインパクトでは、M12×1.5pで必要な90~110Nmの締結力はそもそも出せないようです。これを使っている限りはアダプター不要で、トルクレンチが必要、ということでしょう。

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選手交代。
今度は同じボッシュですが、最大トルク250Nmのインパクトレンチ
仕事で使用しているもので、これがあれば大概のボルトと戦えるという高トルク品です。こんなのでホイールナットを本気で締めたら、たぶんナット・ボルト・ホイールのどれかが逝くでしょう。
これに先ほどと同じくオーバートルク防止アダプターをつけて、ホイールナットを5秒ハンマリング後、締結トルク確認。
すると、締結力は105~110Nmで、5個とも比較的揃っています
このインパクトではホイールナットを100Nm以上で締結できるようで、オーバートルクアダプターが機能しているようです。

実験結果:
・180Nmインパクトでは、オーバートルク防止アダプターはつけても意味が無い
・250Nmインパクトでは、オーバートルク防止アダプターは有効

社有車のタイヤ交換に有効活用してあげようかな。



ブログ一覧 | RX-8 | クルマ
Posted at 2020/04/30 17:43:02

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