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はらぺこ@きんたのブログ一覧

2019年02月25日 イイね!

未来の映画の可能性を感じさせてくれる「Crow: The Legend」

未来の映画の可能性を感じさせてくれる「Crow: The Legend」先日、PS4でプレイステーションストアのVRコーナーを物色していたら見慣れないアイコンを見つけました。

それが、

「Crow: The Legend」

です。

何だろう?と思って、選択してみたら、どうやらVRムービーのようです。

料金は無料。

正直言って、VRの映像作品って、特に無料の物は単なるビックリ映像だったり意味不明なアート作品だったり、殆ど環境ビデオ的な風景映像だったりと・・・内容的にデモンストレーションで大して面白いものじゃないことが多かったので、「無料」ってなってる時点で個人的には

「ああ、またか」

って思ったのですが、サムネが異様に綺麗だったので、とりあえずDLして見てみることに・・・。

再生してみたら・・・


コレは・・・もしかして凄いんじゃないか?


って思ったのです!

「Crow: The Legend」は、20分の短編VRCGアニメーションです。

アメリカのインディアンに伝わる伝説が元になっているストーリーですが、非常に素晴らしい出来でした。


様々なキャラクターが登場して、会話をしながらお話を進めていくのですが、劇場で「観劇」している感覚に陥りました。

自分が観客となって、360度見渡せるステージの中心で、劇を眺めている感覚・・・

そんなのVRなんだから当たり前じゃん!

ってツッコミ入るかも知れませんが、何と言うか違うんですよ。


VRの映像作品って、自分の視線が自由になるので、逆に自分は何を見て良いのか判らなくなる場合が多いのです。

要するに、「見どころ」が判らなくなっちゃうんですよね(^_^;)。


ところが、「Crow: The Legend」は、まるで劇のように観察者の視線を誘導してくれるんですよ。
しかもさり気なく。

舞台劇を見る時には、観客は誰に指示されるでもなく、主役や舞台上の出来事に自然に目を向けますよね。

それは無論、舞台演出でその様に誘導しているからなんですが、「Crow: The Legend」も、そうした手法が取られています。

例えば、主役の登場!ってなった時に、画面上のキャラクターが一斉に主役が登場する方向を見るとかですね。

そうした手法です。

舞台演劇では当たり前に行われていた事ですけど、VRではVRの実感が今まで優先されていたせいか、それともそうした配慮がなされていない「ダダ撮り」の作品が多かったためか、非常に解り難い映像作品が多かったんです。

でも、「Crow: The Legend」は、例えば殆ど自分の背後で行われる出来事も、自然と視線を向けることが出来るように、計算して作られていました。

ですから、完全な英語版であるにもかかわらず、ストーリーが結構解りやすく伝わるんですよね。

展開される映像も美しく、普通にうっとりしてしまいます。

キャラクターたちも感情豊かに目の前を動き回りますし、場面転換も映画的で、なかなか見応えがありました。

アメリカでは有名な伝説の様ですが、日本人である私は知らなかったので、最後の結末まで楽しく観ることができましたね。

なるほど!と膝を叩いて、爽やかな気持ちになれましたし、なかなかに良い話だとプチ感動しましたよ。


そこで、フト思ったのですが、もしかすると今後の映画って3Dの次が有るとすると、VR映画になるんじゃなかろうか?って思ったんです。


アバターを見た時に、まるで惑星パンドラの風景を見ているようだ」って感想を持ちました。

次は、見るのではなく、そこに立って観る映画が登場しそうだななんて思います。

だって、映像は現状でも殆どCGです、アリータバトルエンジェル(原作「銃夢」)に至っては、主演女優の顔までCGで作り込んでますからね・・・。

alt

演技もモーションキャプチャのドットを付けた黒スーツでグリーンスクリーンの前で何もない場所で演技している状態でしょ?


つまり、

演者が活躍する世界はコンピューターの中に構築されて3D化されている

わけです。

こうなると、もう観客は3D化された世界の中に居る状態で映画を鑑賞するって形になるのは必然なんじゃ?とは思いますね。

私がPSVRを購入して驚いたのは、「シアタールームVR」と言うVRソフトが有り、映像制作会社がこぞってVR映画館用の映像を提供している事です。

alt


VRの映画館の中にはVRの客席があって、一番良い位置の客席に座った状態で映像を大スクリーンで見る・・・なんて形になってます。

私はむしろ、この「VR映画館」の方が違和感あるんですよね(^_^;)、だってVRで映画館の空席の表現なんて一番意味不明ですからね・・・その逆で、お客さんいても怖いですし、周り見回したくないです。

そこで上映する映画なり映像がCG映像だったりすると、

「もう、そのCGの中で見せてよ!」

って普通に思っちゃいます(^_^;)

だってVR映画館もCG映像も同じ次元の仮想の物ですからね、どうして別にする必要が?って素直に思っちゃうんですよ。




もしかしたら、「Crow: The Legend」は、CG映画の新たな境地に一石を投じたのかも?




アバターの公開時のキャッチコピーが現実に(?)なる時代が来るのかも知れません。


「観るのではない。そこにいるのだ。」


PSVRは曲がりなりにもVR映像を家庭に最も普及させた機材に他なりません。

もしかしたら、アカデミー賞を取るような、VR用の映画作品がネットで公開される日も近いのかも。

そんな気持ちにさせる

「Crow: The Legend」


でした。

無料ですので、PSVR持っている方は是非。





<「Crow: The Legend」はYouTubeでも普通にVR版が公開されてます、マウスで視点を動かすことも出来るので、是非>
Posted at 2019/03/04 19:36:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | ヴァーチャルリアリティ | 日記

プロフィール

「アマプラレンタルで「光のお父さん」、会社幹部の父が突然退職し気遣った息子がFF14に誘い込んで元気づけるコメディ、題名も含め自分の状況に合致しすぎて感動したw、ゲームが世代と感動をシンクロさせる感動、劇中の言葉が世相に突き刺さる良作、ゲーム禁止令作る香川の輩に爪の垢煎じさせたい。」
何シテル?   03/22 16:28
ブログは長文が多いですが、強調表示や大フォントだけ読んでもらえれば、大体中身が解るようになっております。 基本的に趣味車持ってないので、ブログ含め車の話は殆ど...
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