先週末はDZC2018でした。
ちなみに、美浜サーキットは走行経験の無いコースでした。
地元勢がめっぽう強い印象のある美浜でしたが、今年のDZCは1戦のみの開催でしたし、また、来年以降のDZCも同様に美浜1戦のみ… なんて状況になることも視野に、今後の挑戦の足掛かりとすべくエントリーすることにしました。
ぶっつけ本番はさすがにマズイ… ってことで、前日に美浜サーキットで開催されるスパイシー走行会さんにもエントリーしていました。
ただ、3日前の天気予報では、DZC当日は快晴でバリバリのドライ。
一方、前日のスパイシー走行会は高確率で雨天(ウェット)となることが予想されました。
事前の全ての練習がウェット、本番がドライっていうのは、何とも心許無い状況ですねぇ…
と言うことで(?)、前々日のフリー走行にて美浜を初走行することにしたんです。
前々日の金曜日、夜明け前から香川を出発、午前中には美浜サーキットに到着しました。
数名のディレチャラーな方々が練習に来場されていました。
到着当時の美浜はセミウェットでしたが、午後からは概ねドライな状況になってくれました。
午後より3枠(1枠が約20分)の練習走行を行いました。
先ずは、USEDの285/30R18(4部山)のZIIIを履いて2枠を走り、次いで最後の枠をNEWの275/35R18のZIIIで数周を走りました。
若干の緊張と共にコースイン、事前のイメトレを思い出しながら走ってみますが… 全くイメージ通りに走れませんでした(笑)
前々日と前日、そして本番を走っての各コーナーでの雑感は次の様な感じです(ほぼ自分用の備忘録です)。
1コーナーはミドル・イン・アウトのラインを想定していましたが、どう走っても立ち上がりが吹けません。
アウト・イン・アウトのラインに修正して何とか形になりましたが、それでもターンインのタイミングが難しく、3回に1度くらいしか上手く入っていけませんでした(超難しい)。
2コーナーのイン側縁石で軽く跳んで1ヘア進入に向かいますが、思うようにスピードがのりません。
2速で1ヘアまで行きたいんですが、レブ打ちしながら突っ込む勇気が必要な状況でエンジンが逝っちゃいそうです。
(ログ比較では0.3秒くらいのロスになるんですが)3速にアップしながら2コーナーに入ることに。
外径が大きくなる275/35R18であっても状況は変わらずで、覚悟の上で0.3秒を捨てる区間になりました。
難しいと聞いていたフェニックスは、(やはり)難所でした。
進入側が想像以上に上っているので、途中までガッツリとアクセルを入れて進入、出口付近まで減速しながら回り込んでいく… という経験の無いコーナーワークになりました。
気持ち良く走ると(気持ち良く踏んでいくと)、脱出の際に盛大なテールスライド祭りになってしまってバックストレートが全くのびません。
勾配を利用して少しオーバースピードで進入、コースなりに減速しながらキレイに曲がっていき、横Gが抜けたらガツンと踏む… 言うほど簡単ではありませんが、そんな感じに走るのが取り敢えずは速そうでした。
バックストレートエンドの右コーナー(BSE)はイン・イン・インのラインを想定していましたが、どう走っても脱出側が大カウンター大会になります…。
結局はミドル・イン・アウトで無難に走ることに。
定常円はとにかくインチョロで走りますが、進入で落とし過ぎず、しっかり減速しながら廻っていくイメージが大事そうでした。
自分にとっての鬼門となったのが最終コーナーです。
走りたいラインは何とか見える様になったんですが、5回に1度位しか狙ったラインをトレースできませんでした。
殆どの場合、タイヤ1~2本分のアンダーで踏み込みが遅れる状況に…。
イメージよりも2メートルくらい手前から、その分だけ少しステアをゆっくりと入れていく感覚が必要っぽかったです(備忘録)。
ちなみに、事前の目標タイムは44秒半ばだったんですが…
結局、練習と本番を通じてのベストタイムは45秒フラットになりました。
ログから予想される仮想ベストは44秒中盤くらいだったんですが、1周をミス無く纏めるには何度か練習が必要ですね。
紅い方から事前に提示されたターゲットタイム(43秒台)には遠く及びませんでした…。
冬場になれば44秒フラットから43秒後半くらいが狙えそうな感じ。
ただ、2箇所のストレートで4速を考慮しないといけない感もあって思うように伸びない可能性もありそう(備忘録)。
阿讃と近いタイムになる… とは聞きましたが、本当にそんな感じですね(^^;
翌日のスパイシー走行会さんは、雨天の中でも手際の良い進行で素晴らしかったです(昼食のカレーが超美味しかったです)。
自分はドライに近い状況だけを選んで走ったので、数周だけの練習に止まりましたが。
ちなみに、愛知のGVB乗りのイマちゃんさんがお嬢さんと共に来場してくださり、色々とアドバイスをくださいました。
忙しい中、本当にありがとうございました。
さてさて、DZC当日です。
天気予報通りの快晴となりました。
ドライで走れるのは嬉しいんですが、10月上旬とは思えない気温(コース上は30℃前後)で超暑かったです(^^;
私がエントリーしたクラス4は四駆のクラスです。
6台のランエボ(CN9Aが1台、CT9Aが4台、CZ4Aが1台)、1台のGT-R(R35)、そして、インプ(WRX)は私の1台のみで、計8台がエントリーしていました。
残念なことに、まめぞ~さんのCT9Aが直前でラジエター・トラブルでDNSとなってしまいましたので、実質的には計7台での戦いとなりました。
ご参考までに(?)他のクラスの車両についてもチェックしてみますと…
先ずはクラス1にエントリーされた皆さんです。
クラス1は排気量1900cc以下の車両、及び全てのFF車両が対象になります。
ホンダ勢を中心としたFF、MR-Sやロードスター(ND)、エキシージ(111)がエントリーしていました。
昨年のレギュレーション改正により、幅広い車種が参戦するようになったイメージですね。
次はクラス2のエントリーされた皆さん。
排気量1901cc以上でNAエンジン搭載の後輪駆動車が対象となります。
S2000が圧倒的に強いクラスですが、そこにフェアレディZや86/BRZ、NCロードスターが加わる形になります。
クラス3は過給器付きエンジン搭載の後輪駆動車が対象です。
RX-7(FD3S)とシルビア(S15)が中心のクラスですね。
そこに、MR2(SW20)やエキシージS(1117)、過給器付き86が加わっています。
最後は改造範囲の広いオープンクラスです。
さてさてさて、出走結果ですが…
◆プラクティスのベストが45"103(7台出走中の6位)
※トップの方(地元CT9Aの方)に対して1.618秒のビハンイド
◆セッション1のベストが45"236(7台出走中の6位)
※トップの方(地元CT9Aの方)に対して1.926秒のビハインド
◆セッション2のベストが45"268(シード3台を除く4台出走中の3位)
※トップの方(らっきょさんのCT9A)に対して0.723秒のビハインド
◆セッション3のベストが45"634(6台出走中の6位)
※トップの方(地元のCT9Aの方)に対して2.600秒のビハインド
…といった具合でした。
各セッションのベストラップを纏めて車載動画にしてみましたのでアップしておきますね。
成績(順位)は勿論、タイム的にも全然大したことありませんでした。
ただ、美浜は勿論、他のコース攻略にも引用できそうな『走りの引き出し』は確実に増えてくれたと思います。
(何より)とても楽しめましたので、本当に参加して良かったですよ。
DUNLOPをはじめとした主催者の皆さん、エントリーされていた選手の皆さん、貴重なアドバイスやサポートをしてくださった皆さん、本当にありがとうございました。
心より感謝・御礼申し上げます。
しかし… DZCは本当に楽しいですね。
実質的にタイヤ・ワンメイクな状況下、選手の皆さんの殆どが超本気なのが最高です。
こんなに熱くなれるイベントは他に無いので、是非とも今後も(来年以降も)継続開催して頂きたいですね☆