2020年も既に10月下旬。
もうすっかり秋ですね。
前回のブログが昨年12月中旬、タカタ走行に関するものでした。
気が付けば10ヶ月以上経ってました。
超久しぶりのブログになります。
まだまだ続くコロナ禍の中ではありますが、皆さんステキなカーライフをお過ごしでしょうか。
さてさて、備忘録としてこの10ヶ月間を(かけ足で)振り返ってみます。
先ずは1月下旬あたりに紅い方と阿讃へ。
ちなみにNANKANG AR-1を履いての初阿讃でした。
予想はしていたんですけど、冬場の阿讃には AR-1 は硬すぎました。
冷間空気圧として FR 1.50 FL 1.55 RR 1.65 RL 1.70 でコースに出て、一応は四輪きっちり内圧は上がってくれたんですけど。
一生懸命走りますが、タイヤは人肌程にしか熱が入りませんでした。
ある程度のグリップ性能が期待できるアジアンタイヤって(凄く大雑把で恐縮ですけど)そのキャラが極端に二極化していると思うんですよ。
コンストラクションが強過ぎるもの(硬いタイヤ)と弱過ぎるもの(柔らかいタイヤ)。
そしてトレッドだけはどちらも極端に柔らかいと。
NANKANG AR-1は圧倒的に硬い方に分類されますね。
冬場の阿讃とは超ミスマッチです。
後で改めてNANKANG AR-1のレビューも書いてみます。
とまれ、人肌程度にしか熱が入らない AR-1 ではありましたが、タイム的には 44.195 が出てボチボチ。
もう少しだけ熱が入ってくれれば 43秒台は確実でしょうし、ZIIIも喰えるとは思うんですけど。
何とか攻められる程度に熱が入る頃にはエンジンがタレちゃいますから… 何とも冬場には使い難いタイヤです。
一応、当日の車載動画も貼っておきます。
ちなみに、翌週も単身で阿讃に行きましたが状況的には変わらず。
タイム的には 44.128 が出て AR-1 としての記録は微更新。
2週続けて阿讃を走って感じたことは、何だかえらくスリッピーな感じでした。
最終コーナーが顕著でしたが、トラクションがはっきりと分かるくらい抜けちゃってました。
ストレートエンドで3~4km/hは速度差が出る感じ。
阿讃とはかれこれ8ヶ月程も疎遠になってしまっているんですけど、たまたまだったら良いんですけど。
春先に入ると世間は一気にコロナ禍一色に。
サーキットへも気軽に行けない状況になっちゃいました。
人との接触をしなくて済むカーライフ… ってことで、一人でひっそりと足の設定について検討する日々が始まります。
香川県の某所に出かけていっては、軽く流して車高をいじり…
また流しては少しトーを変え…
また流しては減衰圧を変え…
時にはバネも交換してまた流しに行って…
何日もかけて(某所を)何十往復もしていました。
おかげで自分の目指すべき足の設定について(やっと)少し分かってきた気がします。
(やはり)課題はリア。
少なくともタカタなら0.3~0.5秒はタイム更新できるアシにできそうだなと。
必要なレート(850 or 900ポンド)のバネが手元に無いので購入しないと…。
800ポンドなら手持ちがあるので、先ずはそいつで様子見をしてみようか…。
また HYPERCO にすると思うんですけど高いんですよね。。。
購入と言えば、ついでにリアのロワーアム(ラテラルリンク)も社外品を購入する予定です(注文中です)。
ジャンさんから教えてもらった一品ですが、コレは素晴らしいです。
ストローク不足を補うゲタ機能は勿論、レバー比も微調整できるのが嬉し過ぎますね。
何より、キャンバー調整用のナットが丸裸になっているので、(某社のものと異なり)調整がとても簡単!
日々のメンテナンスもボチボチと。
おすすめのブレーキフルード MOTUL RBF600 ですが、手持ちの 3L を使いきってしまいました。
早速、更に 3L を追加購入。
このフルード、本当に良いですよ。
サーキット走行直後に一瞬フカっとなりますが、すぐに元に戻ってくれます。
3ヶ月くらいで色が濃くなっちゃうので、定期的なエア抜き・フルード交換はした方が良さそうなんですけどね。
ある週末にはストラットアッパーのピロ交換。
TEINではピロの交換キットが販売されていないので、汎用MNBピロを購入して交換してやりました。
汎用ピロなら\3,000ちょいで購入できるので、意外と安上がりです。
緊急事態宣言下の春、私のGVBは3回目(7年目)の車検を迎えました。
ちなみに、3回目にして始めてディーラ車検ではなく、香川のショップさんに車検を依頼しました。
街乗り用のタイヤに溝が無くなったので、車検を機に新タイヤを購入。
ATR SPORT2 です。
一本 \6,000程度ですが、街乗りならこれで十分ですね。
強くブレーキを入れるとエコタイヤばりに潰れるので、車重のある車でのスポーツ走行には不向きです(笑)
街乗り & 峠道を流す程度ならこれで十二分です。
なお、走行距離が8万5千キロ前後での車検になりましたので、ついでにタイミングベルトとウォーターポンプも交換してもらいました。
あとは、クラッチもフィーリングが怪しくなってきていたので、今までのものとは異なる社外品に交換することに。
ATSのカーボンツインです。
クラッチディスクがダンパーレスになったわけですけど、正直なところで少し後悔しました。
走り出してしまえば、その後の操作には全く不満はないんです。
クラッチの必要踏力は2/3くらいになってコンパクトカーなみの踏む込みでクラッチが切れます(めっちゃ楽です)。
切れも素晴らしいフィーリング。
変速スピードは間違いなく速くなりました。
ただ、発進時のフィーリングが。。。
ダンパーレスなので仕方無いんですけど、条件次第では壊れるくらいボディに振動が出ます(揺れます)。
その踏力からは想像できないくらいに強力に繋がるので、エンストしたくても出来ないくらいなんですけど。
ダンパーはあった方が良かったなぁ… と(軟弱者です)。
車検からGVBが戻ってきた頃、ちょうどコロナの緊急事態制限が解除されました。
久々に紅い人にお会いしたくなって、NEWクラッチへの慣れを兼ねて下道オンリーで徳島某所へドライブ。
負けてばかりで恨めしいGC8とも久々にご対面。
ちなみに、徳島某所に愛車を駐車していた時間は約1時間。
ネット社会って怖いな… って思ったんですけど、
翌日には「香川ナンバーの派手なGVB発見」って某SNSに晒されているのを発見(笑)
時節柄、特に他人のプライバシーを尊重してほしいものです。
お盆休みまでは車のメンテ & 足の設定をツメるだけの日々でした。
全然スポーツ走行をしない日々は精神衛生上よろしくない様で… 我慢できず、お盆休みに単身タカタへ。
大量の飲み物を自宅近所のコンビニで購入、タカタへの道すがら何処にも寄らずに済むように配慮してのアクセスです。
真夏のタカタに偏磨耗したNANKANG AR-1での走行でしたが、この状況で59秒を切れる様なら冬場に(タイム更新の)望が出てくるかなと。
けっこう頑張りましたが当日ベストは59.2秒。
冬場には硬いだけのAR-1も夏場にはそこそこ動くし喰ってもくれたんですけど。
NANKANG AR-1を履いてのマジメな走行もこれが最後になったと思うので、一応のタイヤレビューを下記に纏めてみます。
265/35R18サイズでのレビューにしかなりませんので、そこは含んでください。
構造は極めて頑強。
熱が入らないと全然潰れません。
荷重をかけている内はなかなかのグリップなんですが、荷重を抜いた時のグリップ低下が極端です。
ちなみに、横のグリップはそれほどでもありませんが、縦はかなり強いタイヤだと感じました。
ただ車重が軽い車だとリアのみに履く状況も含めて冬場は厳しいと思います。
フィーリングはどちらかと言えばダルな部類だと思います。
構造の強さからSタイヤばりに低圧で走りたくなりますが、おそらく2.0~2.2キロ程度で走るのが正解。
エアを抜いても潰れ方、そして、熱の入り方も殆ど変わりません。
なのにダルさは増します。
ダルなのでステア量は多目になり、クリップに向けての速力ドロップも大きい(転がらない)。
どうせ潰れないなら低過ぎない内圧を確保して、少しでもクイックかつ転がるキャラにした方がタイムが出せました。
熱入れには(内圧の低さではなく)単純に路温が必要なタイヤという結論に。
少なくとも自分のウデではそうでした。
新品時はトレッド表面がドロドロに溶けます。
この段階で猿走りすると、いっきにトレッドが偏磨耗して終了になるはず。
ちなみに、極端なトレッドパターンなので(分かり難いですが)偏磨耗は極端かつ大きい範囲で発生します。
2度、3度と日を変えて走ると(一旦完全に冷ましながら使い込んでいくと)ドロドロに溶けなくなっていきました。
ドロドロじゃなくて軽くネチョっとする感じに。
偏磨耗させずにこのネチョネチョ感を出せる様にすれば使いやすいタイヤになりそう。
路温がある程度あれば(15℃超くらいと思います)、初期のドロドロもその後のネチョネチョにも簡単に持っていけます。
トレッドパターンが強烈なので、とんでもないグリップ性能を想像する方も少なくない様ですが…
ZIIIの竹ロットと勝負できるかどうか… くらいの位置付けと思います。
ちなみに、街乗り用のタイヤとしては最悪です。
トレッドパターンから排水性能が低いのは間違いないと思うのですが、それ以前の問題としてノイズが半端無いです。
40~50キロからグォ~ンと凄まじい唸り音が出ます。
今まで履いてきた全てノラジアルタイヤの中でダントツ1位にノイズィ~です。
初めて公道を走った時は駆動系が壊れたかと思いましたので(笑)
このAR-1よりも安価 & 使いやすく、タイムも同等以上に出せるアジアンタイヤは他にもあるので… もう購入することはないです。
話変わって、ギア(ミッション)の話です。
春から夏にかけて5速がほぼお亡くなりになりました。
そして、お盆のタカタ走行を終える頃には4速(ギア)もお亡くなりになりました。
4速レスでは阿讃もタカタも走れませんので、思い立ってミッションをO/Hすることに。
部分的にけっこうガタが出ていました。
4速と5速ギアは全ての歯先がきれいに1mm程度削れていました。
4速・5速はシングルコーンなんですよね。
4速くらいはダブルにしておいてほしいんですけどね。
4速と5速のギアは素直に新替。
一部シンクロやハブ類、シフトフィール改善が望める各部品類も新替。
シフトフォーク付きの樹脂部はまだまだ大丈夫でした。
初めて生で見たセンターデフ(意外と小ぶり)。
せっかくなので各シンクロ(1~2速間以外)にはWPC加工をしてみらいました。
不二WPC処理ですね。
酷使するギアについても同じくWPC加工を適用。
ミッションO/H後、軽く慣らしをすべく下道オンリーで高知県の某所までドライブ。
お守り程度にしか考えていなかったWPC処理ですが、けっこうフィーリングが変化していました。
低温時からギアの入りがすこぶる良好になりましたし、変速時の手応えも軽くなりました(嬉)
高知県某所からの帰還後、ミッションオイルを交換して慣らし運転も完了。
久々に今治の友人達からタカタへのお誘いがあり、ミッションのフィーリングを現場確認すべくご一緒することに。
ABARTH 124 Spider乗りのヨッシーさんも強制連行(笑)
本気タイヤを卸すには中途半端な時期だったので、取り敢えず以前から興味のあったATR-K(265/35R18)を購入。
NANKANG AR-1とは対極的な位置付けのタイヤっぽい(超柔らかい熱入れイージータイヤっぽい)。
1本が1万円チョイで買えるタイヤなんですが、けっこ~良い仕事をしそうな雰囲気がありました。
新品ATR-Kを履いて(けっこ~ヤル気で)タカタ入りしますが、未明からお昼前まで生憎の雨。。。
ただし、お昼明けにはガッツリとドライに!
気温も20℃を下回ってボチボチなコンディション。
空気圧で悩みましたが、高目で走っちゃうと二度と低目で走らないかな… って思いで、取り敢えずは少し低目でいくことに。
冷間圧で FR 1.70 FL 1.65 RR 1.75 RL 1.70 で午後1枠目にコースイン。
そっこ~でグリップの立ち上がりを体感。
思った通りで直ぐに熱が入りました。
想像していた以上のグリップ性能で「これはタイム出るぞ!!」ってアタック開始。
けっこう踏めたので58秒フラットくらいいけたかな?って思ったら 59.001 でアレ??って感じ。
もう少し丁寧にタイム出しにいって、今度こそ!って思ったら 58.890 でオヨ?
脳内タイムより実タイムが1秒近く遅い。 アレレ?な感じ。
荷重をかけると凄く潰れるんですが、優しく荷重をかけていくとリアも全くブレイクせず。
アタック3周目の途中でタレを感じたので直ぐに走行中止。
過分に熱を入れると一気に逝くタイヤのはずなので。
走行後の温間内圧は4輪全て2.20でした。
午後2枠目に向け、脳内タイムと実タイムとの差分について色々と理由を考えてみる。
ATR-Kは想像以上のグリップだったわけだけど、アジアンあるあるでステアフィールはダル。
少しステア量が多目なこともあってか、クリップに向かって速度のドロップが大きい印象。
何と言うか転がらないなぁと。
為念、バッテリーのマイナス端子を外してECUをリセット。
空気圧は1枠目より4輪全てを0.05ずつUPしてコースイン。
取り敢えず、速力がドロップし過ぎないように(ボトムを下げ過ぎない様に)注意して走ります。
1周目が 58.714。
やはり脳内タイムより実タイムが遅い…。
今日はこれで最後!って気持ちで気合入れたつもりが、2周目も 58.665 であまり変化無し。
帰宅後にログとニラメッコしてみましたが、やはりボトムが落ち過ぎていました。
ATR-K、お値段からすると素晴らしいグリップなんですけど、アジアンにはアジアンの難しさがありますね。
次回は4輪の温間を2.5~2.6くらいになる様にアタックしてみようと思います。
午後2枠目のアタック2周について車載を貼っておきます。
大したミスは無いと思うんですけど、やはりボトムが落ち過ぎています。
走行後のタイヤの画像も貼っておきます。
先ずは右フロント。
熱が入り過ぎない様に注意はしていたので、ドロドロに溶けるところまでは逝っていません。
まぁキレイに使えているとは思います。
タイヤカスの拾い方は思ったよりも少な目。
分かり難いですが、センターグルーブは(僅かですが)既に少し斜めに削れています。
次に左フロント。
タカタだと一番酷使するタイヤなんですが、気持ち右フロントより溶け気味なくらい。
タイヤカスの拾いは左と同様に大したことありません。
帰宅後に右フロントを間近で再確認(向かって右側がアウター)。
やはりセンターグルーブがけっこ~削れていますね。
ヨッシーさんを横に乗せて走った周回を含め、7周しか走っていないんですけどね。
やはり、かなり柔らか目なタイヤです。
ATR-Kの特徴がよく分かるサイド部分の画像です。
特にコジったつもりもなく7周をアタックしただけですけど、スリップサインマークまで潰れて磨耗していますね。
やはり少し内圧高目で高荷重をかけ過ぎない様に使ってやるべきかなと。
最後にリア(左右共に同じ感じなので、右リアだけを貼っておきます)。
フロントよりもカスは拾っていますけど、まぁキレイです(向かって左側がアウター)。
フロントほどではないですけど、やはりサイドまでけっこう潰れ気味ですね。
スポーツ走行に対するライフは極めて短そうですが、あと2回くらいは元気に走れそうだとは思います。
11月に58秒切るくらいの走りができれば大満足ですね。
阿讃だと一気に偏磨耗しそうなので、どのタイミングで阿讃を走るのか少し悩ましいです。。。
ちなみに、この冬は出来ればRE-71RSを履いてみたいと考えています。
285/30R18がラインナップにあるので、サイズ的にはそいつで。
お金があれば… ですけど(笑)
さてさて、冬に向かっていよいよリア足を弄ってやろうと思います。
どれくらい走りが化けてくれるか超楽しみです。
あと、少し前から一部で話題になっている山野哲也選手によるオンボードレッスン。
車載動画を山野選手に見て頂いて、採点&アドバイスをして頂く… というもの。
実は、上に貼ったATR-K走行の車載動画(実際には2周目の当日ベストのもの)でレッスンをお願いしちゃいました。
近日中に採点&アドバイスが頂ける予定です。
あんまり低評価だと凹んじゃうと思いますが、上手くなれるヒントが少しでもゲットできたなら嬉しいです!
久々だったので長いブログになっちゃいましたが、今回はこのへんで。