ミニ試走と問題点

ミニのタイヤを入れ替えた。



標準は205/55R17だが少し硬いしグリップももう少し良くしたいというので、一回り太い225/50R17にした。



例によって新興国製のXL（エクストラロード）規格。



柔らかいので空気圧を高くして使うタイヤになる。



走り出したら乗り心地はよくなっていて道路のゴツゴツはほぼ感じない。



大き目の段差はゴンというのがトンに変わって優しくなっている。



しかし、柔らかくなったと同時に少しゴムボールのように弾む感じがする。



特に大き目の凸凹を通過するとトンと来た後少しポンと弾む感じがするのだ。



この辺りは良し悪しだが、乗り心地が良くなった利益の方が大きいと思う。



スプリングスひよし。









１６２号の深見峠トンネルから九鬼ヶ坂、それに堀越峠のトンネル手前まで行って引き返したが、グリップは普通の速度で走る限り全く問題がない。



深見峠の南側に北行き左直角コーナーがあって制限速度で走ると少し怖いのだが、このタイヤではどうということなくスイっと曲がってくれた。



深見トンネル北側出た所。







堀越トンネル南側入り口。







もともと脚は良い。



初日からミニの走りが古臭いと感じていたがその原因が分かった。



ディーゼルエンジンは以前は騒音と振動が酷くて我慢しながら乗るものだった。



私が乗った最初のディーゼルはニッサンラルゴだったし、その次はトヨタハイエースだった。



どちらもエンジンが運転席の下にあってゴロゴロガラガラととても煩く振動もあって、疲れる元だった。



しかし最近のディーゼルは、BMW２１８dにしてもマツダCX５にしても走っていて煩いとかブルブル震えるとかいうことはない。



ところがこのミニは盛大な騒音と振動で、まるっきり２０世紀のディーゼル車のようで洗練とか軽快感とかは全く感じない。



泥臭い昔ながらのディーゼル車なのだ。



振動は距離も走っているのでエンジン・ミッションマウントのヘタリと考えられるので、それは近々交換する。



騒音だが、防音シートを床下トランクドア内部などに貼り巡らすと多少でも良くなるのではないかと考えている。



頭の芯に響く低音の騒音がある程度軽減するだけで問題点の半分は解決する。



あと振動はアイドリング時だけなので問題点の２割ぐらいで、マウント交換で何とかなりそうだ。



あとの２割は前のｒ５６クーパーＳと同じく６速のギヤ比がうまく合わないという事。



一般道で５０㎞/ｈなら４速でエンジンが騒がしい。



５速にはいればいいのだがもう少しスピードを出さないと入らない。



６速には６３㎞/hで入る。



６０km/hで走ると５速キープでエンジンの回転が上がってがーがーと煩い。



そういうギア比の少しの合わなさが走りにくさとストレスになる。



これは私にはどうしようもない。



残り１割は車内各所から出るビビリ音。



ビビるところを突き止めては、クリップを隙間に差し込み対策をしてだいぶんよくなったがままだどこからか特定できないとこからビビるときがある。



この車、作りは安っぽい。



シフトの合わないのは我慢はできるし、ビビり音は対策出来るので、問題は騒音と振動だ。



マウント交換と防音シートがうまくいけば、そこそこ快適に乗ることができるようになるだろう。