最近低回転でのコモリ感やエンジンが温まりきる前にストールする様な現象が見られる様になってきました。
そこでスパークプラグを交換することにします。
調べてみると、私の車のスパークプラグは高耐久仕様の製品で、製品保証は10万キロ。ですが、車メーカーでは高耐久仕様でも4年または7.5万kmで交換ということを推奨しているらしい。
うちのメルシーは丸6年で7.1万キロなのでそろそろ?といったところ。
ならば交換しよう。ということで近所のオートバックスに聞きにいってみたところ、スパークプラグは在庫無く取り寄せに数日。加えて外車の交換はやっていない(店舗によって違う)とのこと。以前もjmsで同様のことを言われていますが、こういったところが国産車と違う不便なところですね。
若い時はバイクのプラグ交換とか自分でやってましたが、流石に今は工具も無いし、壊してしまったらと考えると自分ではやりたく無いですね。
※見えない部分なのでエンジンヘッドのでネジを痛めたら・・とか考えちゃいます。
仕方ないので交換作業してくれるところは探すとして、スパークプラグは先に入手しておくことにします。
純正品は@3,000円以上するらしいが BOSCHでの該当品はダブルプラチナ 型番 YR6 NPP 332 で、楽天だと4本セットで4,080円(税込)+送料378円で購入できました。
画像は楽天から
あとは自宅の近くで作業してくれそうなとこは、先日サイドスカートの修理を頼んでベンツの車検もできると言っていたカーコンビニ倶楽部。他にオートバックス倶楽部というところも有りますので、メールで問い合わせしてみます。
「プラグは持ち込み、交換の工賃はいくらでしょうか・・」とメールしてみたところ、カーコンビニ倶楽部からは返事無し。オートバックス倶楽部に至っては「工賃は10,800円、作業時間は2.5時間」とのこと。
流石にこれは断りのメール?。と判断し、結局自分でやることにしました。
そして
なめてました・・。ごめなさい。
問題は工具だったんです。
スパークプラグ交換に必要な工具は2つ。
①16mmのプラグレンチ。863円(Amazon)
②E8 ヘックスローブソケット (E型) 。525円(Amazon)
このE8 ヘックスローブソケット (E型) ってやつが特殊で、これを普通の整備工場では持ってないみたいです。
プラグレンチはAmazonで先に購入しておきました。ソケットレンチは沢山セットになったやつを持ってたので、この中に入っているもんだと思い込んでいました。
プラグが届く前に、いざ必要工具を確認しておこうとエンジンルームを覗いて気が付きました。
こんなネジ見たことないけど?
実はこれがヘックススロープネジってやつでした!
普通の六角ネジと勘違いしてました!
明日はプラグも届く予定なので慌てて買いに走ります。
工具の豊富な オリンピック :置いてない
シマチューホームズ :置いてない
オートバックス倶楽部 :置いてない
オートバックスセブン :置いてない
夕方の短時間でしたが、可能性がありそうなところは扱っていないことが判明。
オリンピックで言われたのは「車用の特殊な工具なので車関係の店じゃないと無いかも・・」。ご明察!。実店舗での入手は困難でした。
すぐに、いつでも頼りになるAmazonさんで手配!
画像はAmazonから
で、翌日夕方に届いて早速作業に入りましたが、また問題発生。
作業を始めていざ、ヘックススローブソケットを使って手前側最初のイグニッションコイルを外そうとしたところ、最初の1個目のネジは余裕で外せましたが2本目のネジにソケットが届かない!
ネジとコイルの隙間が狭くてソケットが届きません。
入手した一般的なソケットでは使えないようです。
手前は問題ないけど奥側がコイルとソケットが干渉してネジに届かない!
またまたいろいろ調べてみると、ディープソケットタイプというのが有リ、アストロプロダクツ製の7種サイズのセット販売しか見つけられませんでしたが、ドイツ車、欧州車と謳われてます。
画像は楽天から
Amazonさんでは見つけることが出来ず、アストロプロダクツの直販か、楽天の店舗にしか無かったので購入実績がある楽天で注文しました。2,138円+送料550円(楽天)です。
手元に残ったE8ヘックススローブソケット:525円は無駄になってしまいましたが、まあ勉強代という事で納得します!
で、本日めでたくヘックススローブディープソケット(セット)が届きましたので作業開始。
[スパークプラグ交換手順]
1.ボンネットを開ける。
2.エンジンカバーを外す。
※上に引っ張れば簡単に取れます。
3.イグニッションコイルのカプラーを外しておく。
※一番奥のカプラーはここを先にはずしておく。
固定部分の板状のロックを左に浮かせると手前にスライド出来ます。
4.イグニッションコイルを固定している2本のヘックススローブネジを緩めて外します。
この時、E8ヘックススローブディープソケットと板ラチェットレンチを使いました。この板ラチェットは、ダイヤル部分で手回しもできるのでとても便利な工具です。
5.イグニッションコイルを少しづつ引き抜く。
6.16mmのプラグレンチでスパークプラグを緩めて抜く。
※すごく硬いです。とてもじゃないがT型のハンドル部分だけでは緩まず、大型のモンキーレンチの柄を使ってようやく緩みました。
7.新品のプラグに交換するのですが、ここが一番気を使います。
プラグレンチに新品プラグをセットして、差し込んだあと最初は緩める方向にまっすぐ軽く、ゆっくり回します。するとネジが噛み合うところで軽く コツッ と段差があります。そこがネジの入り始めるところなので、そこから力を入れずにまっすぐと締めてゆきます。
8.あまり力を入れずに締めていくと座金が当たってそれ以上は力を入れないと締められなくなりますので、このプラグの場合は 座金が当たってから90度 締めると規定値の締め付けトルクになります。
※この90度締め付けるのもすごく硬くて、またモンキーレンチの柄にお世話になりました。
9.あとは1-5を逆の手順で組み立てて、順次4気筒を交換していけば完了です。
※私はイグニッションコイルの脱着とスパークプラグ交換は一本づつ実施しました。理由はプラグの穴をすぐに塞ぎたかったから(屋外作業なので)と、コイルのネジとか無くさないで済むかな?と。
注意
このスパークプラグの締め付け角度(トルク)はカタログによると90度。これは新品のプラグを軽く締めて、付属の座金が当たったのを確認してから更に90度締めると規定トルク(23N/m)になるという角度です。(一度使ったプラグの場合は不明:60度くらいか?)
締め付けの規定トルクや締め付け角度は、品番やメーカーによって違うので要確認です。※因みにNGKの場合は120度だったりします。
かかった費用(税、送料込み)
プラグ4本:4,458円
プラグレンチ:863円
ヘックススロープソケットセット(ディープ):2,688円
※E8ヘックススロープソケット:525円
合計 8,534円でした。
因みにプラグの状態ですが
電極にゴミのようなものがあり、またアーム部分も消耗している様に見えます。
もう少し早く交換しても良いかもしれませんね。
※標準のプラグはNGK製でした。
気筒別の焼け具合としては
特に変な偏りもないようです。
交換後エンジン一発始動しましたので、ちゃんと交換完了できました。
PS.
せっかく揃えた工具ですが、次に使うのはいつになるやら。
勿体無い気もしますが、工具まで揃えても業者に頼むより安いというのは如何なものでしょうね?それだけ工賃が割高ということでしょうか?
もちろんプロの仕事は素人の仕事とは違んですけどね・・。