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先日、にとあるお手伝いで新木場にある「ジェネシスジャパン」へお邪魔して「ジェネシスクーペ」を体感して参りました！

世界的にもトヨタ86のライバルになり得るポジションにある車、果たしてどんなものだったのか、早速感想を・・・


まず外装。リアのシンプルな欧州テイストなデザインに比べ、アクの強いフロントのデザインがチグハグな印象でした。特にポカンと空いたグリルが・・・メッキの加飾とかあれば締まったかもしれません。
そういった面では2013年モデルの顔が個人的には好みですね！

ちなみに2013年モデルは↓




内装の質感は全く不満の出ないレベルでまとまっていて、特にダッシュまで色の入ったデモカーの内装は所有欲を満たしてくれる完成度の高いものといった印象でした（スカイライン似なのはご愛嬌）
シートはサイドサポートも大きく張り出したスポーツタイプでしたが、北米市場を意識しているのか？
ちょっと余裕がありすぎるサイズではあります。ただ、デキ自体は悪くないので攻めた走りをしなければ問題ないと思います。


パワートレインは実際運転していないのでハッキリ言えませんが、助手席でもパワーが物足りないのがよく分かりました。ランエボの4B11ベースということですが、過去に所有したランエポ１の方がよっぽどパワーがあるような気がします・・・。
タービンやカムが燃費や耐久性志向のようなのでこの辺を交換したら・・・と思うと楽しみでもありますね。
エボXでカムやタービン交換した人から安く純正品を譲ってもらえば劇的に変わる！なんて考えただけでもワクワクしてきます！


車全体の動きとしてはパワー感には乏しいものの、ハンドリングもそんなに悪い印象もなく、雨の中で山の無いタイヤという状態でも唐突な挙動変化が無かったのでベースとしては十分なポテンシャルがあるような気がしました。やはり本質はグランドツーリングカーなのかな？


やはり時期的にも８６、BRZと比較されることが多いとは思いますが、どちらもユーザーがイジり、育てていく車ですね。しかし、８６、BRZがノーマルで８５点くらいなのに対し、ジェネシスは６０点くらい。
ただ、８６、BRZがイジっても１００点がマックスなのに対して、ジェネシスはもしかしたら１２０点まで
行くかも・・・そんな可能性を感じる車ではないかと感じました。
伸びしろが多いような、８０～９０年代の車にも通じる部分もあるんじゃないかと思いますね。
内装やブレーキ（キャリパー）など、後から手を加えると大変な部分は不満の出ないクオリティーで、足やエンジンなどはチューニングの余地があるというのも好感が持てます。

あとはスポーツ路線だけ、ではなく例えば北米でも売られているので「USDM」を楽しむ方や、3.8リッターＶ６を生かして「ラグ系」や「ユーロ系」の方にも訴求したりしても面白いかもしれませんね。
とにかく中古ではかなり買いやすい値段になりそうなので、新車が売れてくれないと・・・！



ということで、韓国メーカーという偏見を持たなければ結構ねらい目な車じゃないかと思います。
特にディーズクラブ代表の井上氏の車に対する情熱は素晴らしいと感じました。
こんな方が販売している車じゃあ、間違いなく楽しめるモデルだよな～と納得デス！

先日、とある方のご厚意により８６の試乗会に行ってきました！
以下感想箇条書きでｗ

【トヨタ・86乗ってみて】
86のエンジン、2リッター、200馬力と大パワーとは言えないけれど、低速からある程度トルクもあるし、
4000rpm以上回すとヤル気のサウンドも奏でていい感じ（サウンドクリエイターのお陰？）
パワーの盛り上がりはホンダK20Aの方があるけれど、86のキャラにはあってるかも、FA20。
ただ、ドライブバイワイヤの制御の問題か（燃費との兼ね合い？）ブリッピング時のレスポンスが鈍かったような。
ポンコツキャブ車にばかり乗ってるからかもしれないけど、アクセル開度にちゃんと追従してほしいなあ。

ミッションはアルテッツァの6MTの改良版、と聞いていたけどアルテッツァ乗ったことないので・・・。
ストロークはかなり短く過去に乗った車の中ではGDBインプレッサSTIに似た感じ。
ただ、GDBはゴリゴリをギアを「入れる」感覚に対し86はスッと「入る」感覚。
かなりショートストロークなので２速と３速のアップダウンは慣れが必要かな～。あとあまりにスムースにシフトが入るもんだから、入ってるのかどうか不安になるほどでした！

ハンドリングはかなりクイックでシャープな印象。初期の応答性が鋭くて、ちょっとハンドル切るとスッと鼻先が入っていく感じ。限界付近でどうかはわからないけど、もしかしたらSW20の時みたいにMCでマイルドになるかもｗ
感覚としてはフロントにネガティヴキャンバー付けた車でコーナリングしてる感じ。でもタイヤはプリウスと一緒だし、もちろんあからさまにキャンバーは付いてないから、結構素性いいと思う。ノーマルでも楽しいアシ！


で、結局86どうなんだ、と言われると「プレミアムスポーツカー」と言われるジャンルに近いんじゃないかと。
値段は300万ちょいだけど、内装とかルックスとか、オッサンが乗っても似合う車になってると思う。
日産Ｚの方がよっぽどヤンチャな印象（笑）

ディーラーの方も言ってたけど購買層は40～50代が一番多いらしい。実際乗ってみてそれも納得。
となると「若者に！」と声高にアピールしたトヨタのマーケティングに疑問。
まあ、過去にも「若者向け」に作ったbBがオッサンに売れて、やり過ぎた２代目でコケたしな。
もしかしてトヨタはこの辺の年齢層向けのマーケティングがヘタなんじゃないかな～？
エリア８６も若者が喜んでいくとは思えないぞｗ