Aライ届きました。
今年は、2月に予定外の手術をしまして、体力がかなり削られてしまいました。
なので、年内はおそらく体力が十分に回復しないだろうから例年ほど走りに行けないんじゃないかと思って、急きょ新たな今年の目標としてAライ取得を設定したんです。
そう、何かをするためにライセンスを取ろうと思ったわけじゃなくて、ライセンスを取ることが目的という本末転倒な話です^^;なので、取っても見せびらかすぐらいしか使用用途が思いつきませんw
さて、じゃあ、どうやって取るのか。この目標を決めた時点ではどうやったらAライが取得できるのかもよく分かっていませんでした。さらにいえば、どうやったら取れるのか調べてみても、ネットで得られる情報が分かりにくくて、よく分からなかったんです。なので、実はこんなに早く取れるとは思ってませんでした。
そういう訳で、興味のある方の参考になればということで、私のケースではどうだったかを書いてみます。(長文です)
まずは、いわゆるAライとは、FIA、JAFの発行するモータースポーツライセンスのうち国内Aライセンスのことで、レースを始めるのに必要なライセンスとされています。
この下のモータースポーツの入門ライセンスとして国内Bライセンス(いわゆるBライ)があります。
ステップアップしていけば、最終的には国際Aライセンス、スーパーラインセンスへとつながり、F1に出る資格を得ますw
とか書きましたが、私の実体験に基づくものではなくて、ただのネット情報の受け売りです。
では、Aライを取るにはどうしたらいいのか。
発行団体であるJAFによると、
このように書いてあります。
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国内Aライセンス講習会を受講し、試験を受けて合格すれば国内Aライセンスを取得することができます。講習会の受講前24ヶ月以内に下記のいずれかの条件を満たす必要があります。
(1)有効な国内Bライセンスをお持ちの方:
a) ラリー、ジムカーナ、ダートトライアル、サーキットトライアル等に1回以上出場し、完走すること。
b) 公認サーキット毎に定められたスポーツ走行の経験が25分以上あり、公認サーキットからその証明を受けられること。
(2)国内Bライセンスをお持ちでない方:
公認サーキット毎に定められたスポーツ走行の経験が50分以上あり、公認サーキットからその証明を受けられること。
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なお、ここには書いてありませんが、Bライの取得要件でもあるJAFの個人会員であることも要件とされています。
ちなみに、これとほとんど同じことが
岡山国際サーキットのHPにも記載されています。
これを読んでまず私がしたことは、JAFへの加入です。
今年は、今までにいったことのない遠方までMR-Sで旅行に行く計画もあるので、それも踏まえるとちょうどいいタイミングだったのかなとも思ってます。
加入は、ネットで申込みができて、入会金+年会費で5,500円でした。
さて、次は何をしたらいいのか。
上記の要件を見ると、必ずAライ講習を受けないといけないように読めます。(後で書くように、結果的にそうではなかったんですが)
なので、Aライ講習がどこで受けられるのかを調べました。
一番近いところ、というか一番なじみのあるところでは阿讃サーキットでも開催されているようです。ただ、これはBライ所持者のみを対象としているとのこと。
Bライなしでいけそうなところだと、愛知が一番近い?って感じでした。
そして、そのどちらかで講習を受けるとして、さらに必要な要件として、公認サーキット毎に定められたスポーツ走行の経験があります。
Bライあれば25分、なければ50分。
そこで、Aライ講習をいつどこで受けるか日程的にまだ確定できないので、Bライがあってもなくてもいける50分の経験を得ておこうと判断しました。
そこで、なじみのある近場のサーキットで対象になるのは岡国ですので、岡国の会員枠を走行するために、OIRC(岡山国際サーキットレーシングクラブ)に入会しました。
事前にWeb予約してライセンス講習(基本的に毎日開催されているようです)を受けると入会できます。
なお、事前にサーキットに問い合わせたところ、講習終了後の時間に4S枠(4輪の会員走行枠)があれば入会当日の走行も可能で、その走行をもってAライの手続き(この「Aライの手続き」というのを、後に書くように私は誤解していましたが)も当日可能とのことでしたので、午後に4S枠がある日を狙って日程を組みました。Aライの手続きを当日行うためには、写真等を当日準備しておく必要があります。(ライセンスのカードに使われる写真です。私は、時間がなくて仕事帰りに証明写真ボックスで撮ったので、疲れたサラリーマンという感じの写真になってしまいました。こういうのはレーシングスーツとかで撮った方が良かったのでしょうか?持ってないけどw)
当日は、10時から手続き、10時30分から講習と講習終了後に実技走行(2周の完熟走行レベル)でした。
ちなみに、4月に入会したので、年会費込みの入会金が36、000円(税別)でした。
講習終了後の時間帯に4S枠(4輪の会員走行枠)があれば当日走行が可能なので、Aライ要件の50分以上の経験を意識して2枠(合計60分)走行しました。
念のため走行前に事務局の方に確認したところ、途中ピットインやクーリング走行をはさんでもAライ要件には問題ないそうです。
(参考:
当日のブログ)
無事完走したので、事務局でAライの手続きをお願いしました。
要件に「公認サーキットからその証明を受けられること」と書いてあるので、証明の手続きだと思ってたんですが、事務局の方は「推薦の手続き」と言われたので、ん?と思いましたが、ひとまず言われた用紙に記入します。
で、用紙を提出したところ、「22,700円です。」と言われたので、「え~!?そんなに高いの!?」と心の叫び。Aライ講習にも2万円以上かかる見込みなので(実際には不要だったんですが)、これは痛いなぁと思ってました。
手続きを終了したので、しばらくしたらJAFから書類が届くとのことでした。
1週間も経たないうちにJAFから封筒が届きました。
開けてみてびっくり。Aライの仮ライセンスが入ってました。つまり、Aライ講習なしでライセンスがとれてしまったんです。
岡国で規定の走行時間の経験があると、サーキットからの推薦の手続きが可能で、推薦があればそれだけで(JAF会員である必要はありますが)Aライが取れるということのようです。私は2枠60分走りましたが、もしかしたら1枠でも取れたのかもしれません。その辺りは不明です。
そして、仮ライセンスが届いてから3週間ほどで本ライセンスが届きました。(トップ画像)
本当は、このあとAライ講習を受けて、秋ごろまでにかけてライセンスを取るという今年の目標だったんですが、夏になるまでにあっさりと終わってしまいましたというお話です。