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先日シャープのヘルシオを購入したことを書きました。




その際に書きましたが、それまで使っていたのもヘルシオでした。
旧ヘルシオ（AX-CX1）を購入したのは2011年の夏。当時の最廉価モデルでした。そして今回買った新ヘルシオ（AX-AJ1）は2世代型落ちの最廉価モデルです。
ただ型落ちとは言うものの、最新モデルとの違いは「調理機能／メニュー数」と「IoT（無線LAN）機能の有無」と言ったもので、本質的な性能は同等です。

と言うことで、10年の時を経た最廉価モデルの進化に大いに期待したわけです。
で、早速結論。進化どころか退化・劣化したクソ製品でした。
事細かな家電レビューをする気はないので、特に残念に思った3点を買いてみます。

1.蒸し（スチーム）機能がなくなった

これが一番のガッカリポイントでした。
改めて見ると確かに蒸し機能は謳っていないのですが、旧ヘルシオに付いてたものがなくなってるとは思わず。これは完全に確認不足でした。ってか、”ウォーター”オーブンって言うくらいなんだから蒸し機能くらい付けといてよ！
高価な上位機種には付いてるらしいので、明らかなコストダウン（またはあからさまな差別化）です。重宝していた分、騙された気分でいっぱいです。

2.相変わらず安物以下の電子レンジ機能

ヘルシオの電子レンジ機能はとにかくショボくて、ホームセンターで1万円以下で売ってるような単機能レンジに勝るとも劣らぬお粗末さ（なお上位モデルは不明）です。
元々おまけみたいな機能（初代ヘルシオは電子レンジ機能が付いておらず、その結果売れなかったので次世代モデルから搭載された）とは言え、10年を隔てたモデル間で何ら進化を感じないってのはある意味すごいなと思いました。
あまりの加熱ムラのひどさに、レンジに張り付いて様子見する使い方が変わらないのが想定外でした。

3.とにかくうるさい

ヘルシオは使用中／使用後の冷却ファンの動作音がうるさいことで有名です。構造上のデメリット（機械の密封性が高いらしく、そのせいで放熱性も悪いため）のようです。
まあ、旧ヘルシオもうるさかったので織り込み済みではあったのですが、新ヘルシオは想定以上にうるさい。音量もさることながら音の質がより気になるようになりました。
そして、これまではなかった「カチカチ音」がこれまたうるさい。取説によると、使用中は温度調整のため、使用後は部材の軋みのためにカチカチと音が鳴るようです。これは旧ヘルシオではなかったのと、ファンと違って不定期にカチカチ鳴るためファンの音以上に気になります。


「じゃあ逆に良かった点は？」と思われたあなた。その問いに対しては「なし」との回答となります。
スペック上で言うと「サイズが同等ながら庫内容量がちょっと増えた」「暗い所でもディスプレイが見えるようになった」くらいですかね。特筆すべき内容ではありません。
むしろ今回書いてない細々としたコストダウン・機能ダウンが散見され、使うほどにガッカリ感が強まってきています。まさに「安物買いの銭失い」 でした。


とこんな感じで、この短期間ですらイライラすることが多く、既に扱いが手荒になってきています。この分だとそう長持ちもしなさそう。「早く壊れてくれ」と思いながら我慢して使って行くつもりです。