2016年02月29日
おはよう。と目覚めた瞬間に100mの全力疾走をした場合、最大パフォーマンスを発揮できないばかりか、内臓に負担が掛かるし、怪我をする可能性もとても高くなります。適切なウォーミングアップと心の準備が必要です。それ以前に起床直後にいきなり全力疾走したら完全に頭おかしい人ですが(笑)
車も同じように目覚めたばかりの冷えた状態では万全な状況でないことは、車好きなら当然知っていることと思います。
エンジンが冷えている状態では水温補正がかかりエンジンの回転数が高くなりますし、純正の水温計でも判断できますね。でも冷えているのはエンジンだけでなく、タイヤもサスペンション系その他もろもろ。全てに適温はあると思っています。マイMR2は敏感なのか、ボロいのか分かりませんが、とにかく車の状態変化がよく感じ取れます。
・出だし一発目のシフトの硬さ。
最初のみダブルクラッチを使います。理由は癖ですw
・タイヤの表面の硬さ。
しかし、空気圧は低いため柔らかいとも感じる。
・サスペンションの硬さ。
流動するオイルが硬いので冷えているとゴツゴツする。
・ステアリングの振動①。
エンジンマウントもゴムで硬くなっているので、振動がステアリングまで伝わる。
・ステアリングの振動②
一週間に一回程度しかMR2は動かさないため、接地部が平らに変形し、タイヤに通称モーニングスポットが出来ているため、暖まるまでわずかな振動が出る。
他にも車の異音が出やすくなります。異常を判断するのは大体冷間時が多いです。金属のクリアランスの関係なんでしょうが、冷えてると出る。暖まると出ない。ということが多いですからね。だから冷間時は余計神経質になります。車のコンディションを確かめる時間です。冷えてるときは発進ノロノロでごめんねー。って感じです。
「コトッ。」
とか
「カコッ。」
て音に敏感になります。何か聞こえるとテンション下がりますが(笑)
しかし、そのおかげで、ハブやボールジョイントガタも、ショックのロワシート緩みも、インタークーラーステー破損も、全て音で判断し特定できています。音の経験値が増えると、聞いただけでどこが異常が分かるようになってきます。異音ソムリエです(笑)使いたくない資格ですがw
あれ?と思ったら音の付近を点検してみる。当たり前のようにやっていましたが、この能力がないと古い車には乗れないのかな?と最近思い始めました。
毎回、整備工場に預けて・・では時間もお金も掛かりますから。それに車を預けても原因を特定して完治して帰ってくる可能性は高くないと思っているのです。自分の車は自分が一番よく分かる。勘違いでも慢心でもなく本当にそうなんです。いつも乗っている愛車のちょっとした変化や違和感。それはオーナーにしか分からないことです。そのわずかな違和感はプロの整備士でも見抜くのは至難だと思います。明らかな異常は仕方ないにしても、出来ることは自分でやる。またはある程度目星がついたら異常箇所を具体的に伝えて預ける。今までそういう手法をとっています。
体調がおかしくて「なんか体調変なんだけど治して?」と医者に言っても医者は困っちゃいますよね(笑)どこが?いつから?どんな風に?と、症状を伝えることは大事なことです。
チューニングパーツを自分で取り付けると嬉しさ格別ですが、トラブルを自分で治してもこれまた嬉しいもんです。愛着が増すのは後者のほうだと思っていますから。
トラブらないことに越したことはありませんが、経年劣化からは逃れられません。目も耳も背けずに向かい合うしかないのです。
そんじょそこらの乗りっぱなしスポーツカーなんかよりグッドコンディション!そう思って乗れるようにしていかなければいけませんね。
Posted at 2016/02/29 21:01:17 | |
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