MINI原人昆虫記 Souvenirs entomologiques de MINIpithecus 4

本日、市道ポンルルモッペを走行した原人は、昆虫採集について重要なヒントをつかんだ。



まずこの顔の黒い爪の伸びたひとのフンをみていただこう。白矢印のところにキラリと光るものを原人は見逃さなかった。車にピンセットをとりに行き、フンを崩して中を探索し、



こいつをみつけた。センチコガネである。語源はセンチメートルではなく、雪隠である。すなわち昔のトイレに来たのでセッチンコガネ→センチコガネとなった。　いわゆるフン虫だ。　動物種により異なるタイプのフンをするのでフン虫もユニークなものが集まりやすい。ルルモッペや道道613号のようにフンがいたるところにある場合、フン虫採集は非常にしやすい。



ちなみにこいつは、よく洗い、



死後硬直が解けたところで展足した。あとは乾燥させて標本箱に納める。



本当の狙いはこのような美麗種オオセンチコガネやダイコクコガネだ。



地面の濡れたところには、ミドリヒョウモンのオスが吸水に来ていた。タテハチョウ科の♂はよく吸水や獣糞に集まる。北海道でその代表は



本州蝶コレクターのあこがれの的、オオイチモンジだ。　来年の7月中旬～下旬にはもう一度ポンルルモッペや道道613号を訪れ、黒い顔のひとのフンに集まるフン虫やオオイチモンジを採集しよう。

原人はフンをみて怖がるだけではないのだ。


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