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2021年04月19日

熊野古道 波田須の古き 石畳

熊野古道 波田須の古き 石畳 熊野古道ウォーキング「波田須の道」
「波田須の道」は峠道というほどの山はなく、割合にお気軽な古道です。
世界遺産指定の道も短いので、周りの観光も合わせて見て回ると良いでしょう。

途中には、石畳をコンクリで固めた道を通りました。
コンクリ舗装をしたころは、古道の価値が分かっていなかった頃なのではないかと思います。
時代とともに失われていく所があるからこそ、残った部分の価値は高まるのだと思いますが。
https://maps.gsi.go.jp/#16/33.921257/136.147170/&base=std&ls=std%7Cgazo1&blend=0&disp=10&lcd=gazo1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


国道311号を少し歩き、波田須トンネルの手前で脇道を登ります。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.918159/136.146247/&base=std&ls=std%7Cgazo1&blend=0&disp=10&lcd=gazo1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1





波田須トンネルの上くらいが峠になっています。

切り通しになっている峠には、特に名はつけられていません。
https://maps.gsi.go.jp/#16/33.917378/136.145051/&base=std&ls=std%7Cgazo1&blend=0&disp=10&lcd=gazo1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


峠を越えると、集落になっています。

鶏が放し飼いされていました。
人に慣れているのでしょう、近づいても落ち着いたものです。




波田須の道は、ここから世界遺産指定部分です。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.915817/136.141001/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

熊野古道の石畳で最も古い、鎌倉時代に施工された道です。
江戸時代に敷かれた石畳よりも、大きな石が使われているのが特徴。
小さい石は、長い年月の間にずれてすきまができ、
路面がうねって歩きにくくなることがありますが、
大石だとそれが少ないので、時代を経ている割に歩きやすいです。





波田須の道の峠。

高低差はあまりないのですが、便宜上、峠、と言っておきます。
https://maps.gsi.go.jp/#16/33.915230/136.141269/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

ここには、熊野古道伊勢路にはほとんど無い
王子社があったと伝わっています。
写真左側、石段のあるところ。
王子社とは、熊野権現の末社で、参拝と休憩所を兼ねた施設。
和歌山県側の紀伊路や高野山や吉野からの道に多く存在したそうです。


峠を越えると、江戸時代に普請されたらしい石畳になっています。

鎌倉時代の道では、二、三人でなければ持ち上げられない
ような大石が使われているのに対し、
江戸の道は一人で抱えられそうな石が使われています。


海が見えました。

桜の開花が早かった今年は、山桜も葉桜に替わりつつあります。


世界遺産部分終了。

10分も歩かずにおしまいです。
https://maps.gsi.go.jp/#16/33.914108/136.140583/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1&d=m

道標の番号は3までしかなく、これまでで最短。

これだけ短いのに世界遺産指定なのは、最古の石畳があるからなのでしょう。


R311に合流。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.913858/136.140754/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


海の方に下っていくと、徐福の宮があります。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.912648/136.141806/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

中国初の統一王朝・秦の始皇帝が、不死の薬を求めて捜索隊を送り出し、
その中の一人である徐福がこの地までたどり着いたという伝説があります。
徐福伝説は日本各地に残っていますが、ここでは秦の銅貨が出土しており、
中国から何者かがやってきたことは間違いないのではないでしょうか。

「波田須」は古くは「秦住」と書かれていたこともあるそうです。


JR波田須駅

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.910137/136.138008/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

駅前まで車での接近は困難な秘境駅。


「凪のあすから」というアニメの舞台になったこともあるそうですが、
アニメがマイナーだと聖地巡礼の需要も限定的のようです。




列車で戻ろうかと考えたのですが、5分前に発車済み。
次は2時間半後だったので、歩いて帰りました。



アナグマが土に鼻先を突っ込んでいました。
人慣れているのか、すぐには逃げませんでした。


波田須の道の感想
・世界遺産部分は短く、傾斜も少ない。初心者向け。
・古道は短いので、周辺の史跡へ足を伸ばすのもよいかもしれません。

written by So!@BlackInsight
ブログ一覧 | 熊野古道 | 旅行/地域
Posted at 2021/06/26 06:06:53

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