チャ夫のブログ一覧

もう終わりかけですけど今シーズンの足回りは、リアのトー補正なし＋フロント若干トーアウトで頭が入りやすいクルクル仕様で過ごしました。



この仕様、サーキットだと面白いのですが、一般道だと轍の影響を受けやすく、直進性がイマイチです。


真っ直ぐ走るにはどうしたら？
そうだ、イージーライダー！
キャスターを寝かせたら良いんじゃない？

FF車では1～3度、FR車では3～10度のキャスターが普通です。
うちの子は4度のキャンバー角にしています。
キャンバーをネガティブに振るとキャスターは立ってきますので、規定値より少なくなってるはずです。（アライメントのレポートが見当たらない…）これを寝かせたら？


調べてみたら、ロアアームのブッシュで偏心のものがあって調整できそうです。


早速、馴染みのプロショップに相談すると…RRの4Cはホイールベースが短くて直進性に難があるから寝かすことはあるけれど、FF車でキャスター寝かせたら曲がらないダルダル仕様になると、メンテしてるジュリエッタのTCRレーサーなんて逆にセッティングで立てていると…撃沈しましたが良い勉強になりました。

①トリノの町のチューナーで、ベスパからフィアット、アルファロメオなんかを得意にしていました。モンツァサーキットでも好い成績を残して、レース費用を捻出するためにエンジンキットやスポーツマフラーを売っていた、今の時代も普通にあるプロショップ。
ポン付けでパワーが出るマルミッタは大当たりで、二輪だとPOP吉村の4into1集合管のような存在、そうレコードモンツァマフラー。



②経営難からFIATに吸収されて、傘下のフェラーリやランチャ、アルファロメオの競技車両を一手に引き受けて開発、アバルトのバッチは半分くらいしかついてなくて縁の下の力持ち。
途中でカルロは他界するけど、アバルトの名前は伝説になりました。


③アバルトやレコードモンツァの名前、サソリのマークを使ってFIATがブランドを復活、カルロも他のエンジニアも居ないけどバカ売れ。

いきなりですが、ALFA4Cのブレーキタッチっていえば、たぶん世界一なんです。

なぜか？

普通の車はペダル→バルクヘッド→マスターシリンダー→ライン→パッド→ローターの順に力が伝わりますが、バルクヘッドが撓んで力が逃げるんです。
4Cはカーボンフレームなので、固くて力が逃げません。だから、タッチが最高なんです。

スチールフレームの車にも、BCSという後付け部品でバルクヘッドを固定して動きを抑制する部品があります。クスコなんかの有名メーカーからも出ていて、数千円くらいでタッチが向上するというものです。

これ実際にメチャ良くなります。
ラリーカーなんかに付いてます。



但し、問題もあります。

ブレーキマスターシリンダーに想定外の負荷が掛かります。微振動が常に伝わるのも気になります。
この辺りの素材は思いの外やわです。きっとBCSをつけて数年のうちに、クラック等が発生するのでは？と考えられます。

フルードが漏れるくらいで発見できれば良いですが、ハードブレーキ中に崩壊…考えるだけで恐ろしい。

愛車と長く付き合いたいので、私は付けません。