青いエボⅩのブログ一覧

エゾシカ猟のほうですが、以前は猟区でやっていましたが、ここ数年知り合いの紹介などもあり乱場（猟区以外のところ）でやるようになりました。
猟区も安心でいいんですが頭数制限があり、当たってしまうと1発2発で猟が終わってしまいちょっと物足りない上に練習にならなかったりなどの理由です。

場所を公開してしまうと現地の方に迷惑がかかるかもしれませんので、北海道の右上の辺りとだけ言っておきます。


以前は20Gの銃を使っていましたが、当たりが浅いと半矢になってしまう事が多かったので12Gのハーフライフルに替えました、これはこれで威力は十分なんですが、反動が....十発も撃つと肩にアザが出来ます(;´∀｀)なのでマズルブレーキを付けています。（反動がだいぶ軽減されます）


さて猟果はと言うと、結果上々でした(^^♪　今年は肉質を求めメス鹿のヘッドorネックショットにこだわって撃っていたので、けっこう逃がしたのもありますがとりあけず7頭ほど獲れ、うち4頭分程度を肉にして持ち帰りました、残った鹿は現地の方にプレゼント（ヘッドorネックショットなら現地の人はお金になる）しました。

今年は雪の中に獲物を回収しに行く時大変なので、amazonなどで売ってる安いプラ製のかんじきを使ってみましたが、全然使えます！と言うか雪原を歩くのがこんなに楽しいとは(笑)　自分的にはいわゆる高いスノーシューなんかより全然歩きやすく感じました。（体重ある人はスノーシューのほうが浮力得られるかも）



昼休憩で街に戻った時、ひょっこりキタキツネが現れました、「どお？獲れた？」


精肉後のお肉　美味しかったです

終わりになぜ内地にも鹿が居るのにわざわざ北海道に行くのか？
まず内地の猟は大抵複数人による巻き狩りが主体ですので、どうしても鹿を走らせてしまいます。
鹿と言うのは体温が40℃程度あり、それを走らせてしまうと更に体温を上げてしまい（50℃近くになる事もある）自らの熱で肉を痛めてしまいます。
そこでヘッドorネックショットになるわけですが、内地の鹿をこれで仕留めると言うのは出会える頭数や撃てる確率も含めてかなり困難かと思います。（単独だと尚更）
又1頭丸々肉が入手出来る（歩留まりが良い）鹿自体も体が大きい（ベルクマンの法則により）などの理由によりやはり北海道！となるわけですね。
こうしてちゃんと獲った鹿肉は全くクセが無く普通にヘルシーな赤身肉となります。
と言うワケでお肉がいっぱい獲れたので、とうとう冷凍庫を増やしました、便利～　ヒンナヒンナ。　　(^^)/

今シーズンの猟は１０月下旬頃、北海道帯広の大樹町で初めての乱場（猟区外）の狩猟を行い、雄鹿二頭GET。
今シーズンはそれで終了にする予定だったのですが、いい調子でお肉を人にプレゼントしてたら、肉が品切れになってしまい、自家消費用として３月初旬に毎年お世話になっている占冠村へ出猟、幸運にもそこでも雄鹿一頭GET出来ました。　（写真は蝦夷鹿モモ肉のロースト、いい感じに出来ました）
こうして獲った獲物は我が血となり肉となるのです。

このような牧草地の端に鹿が居たりする

帯広での猟はライフル所持者と行ったのですが、何というか大陸的と言うべきか場所柄遠距離での射撃を強いられるので、フィールドとしてはライフル向けの場所だと感じました。
勿論運次第ですが、自分が獲れたように100M以内の近場に出る事もありますが、遠距離（今回最長距離は660M！）での猟が出来るのがここでの猟の最大の魅力だと思います。　（出会う鹿の８割は200M以上の事が多かったorz　20Gのハーフライフルだときついです）
あと秋季の蝦夷鹿は生命力がまだ強く、バイタルに当たってもかなりの距離走られてしまうので、回収も大変でした。（おまけに遠いし( ﾟДﾟ)）
お陰で三頭も半矢にしてしまい己の未熟さを思い知らされます。
ただ、沢山発砲の機会があったので、外す時の自分のクセ等が分かり大変勉強になりました。


占冠の子鹿
この子はあまりにも小さくて（30kg無いくらい）ちょっと撃てませんでした、しかも帰りの時まだ同じ場所に居た　観光用か？(笑)
逃げないと他の人に撃たれちゃうよ～。(*'▽')

今年は偶然にも雄ばかりでしたが、肉質も良くて結構いい角の鹿が獲れたので、スカルのオブジェを制作中です。
肉を取って土に埋めといたらキレイに骨になってました。



今回は猟の合間にウトナイ湖（沼）を散策、いい猟場だな～と思ったら完全に鳥獣保護区だった。(笑)



来季は鳥猟も含めレンジを広げたいと目論みつつ今季シーズンを閉じる事にします。