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以前からちょっと行ってみたかったんですが、チケットは高いし、何やら持ち込み禁止が多く、対応がひどいなどネガティブな噂を耳にして行くことを躊躇しておりましたが、今年は思い切って行ってみました。

行ってみると確かに砂浜に椅子も無く、長時間直射日光に晒される場所で飲み物まで制限されると、なるほどこりゃあキレますね～、でも過去の意見がフィードバックされたおかげか、今年は手荷物検査もかなり緩く、小さめの椅子だけ持ち込みOKになれば、まあいいんじゃない?と言ったレベルまで緩和された感じを受けました。

うん、確かにエアレース自体は見ごたえがあるし日本人パイロットの室屋選手も出場しているので行って良かった、でも今年は例年にないイベントが.....

そう....零式艦上戦闘機、.あの零戦の実機が飛んだのです！

今までにもエンジンを始動するイベントなどありましたが、全て米国人所有、米国人パイロットによるものでした。
しかし今回飛ぶ零戦は日本人所有、日本人パイロット、この組み合わせで日本の、しかも東京の空を飛ぶのは戦後初との事で、熱い目で見ないわけにはいかないのでした。


少しレースが押してしまい夕方、しかも夕日に雲がかかるという撮影には最悪のコンディションで、写真がアンダーばかりになってしまいましたが、初めて飛行する零戦を肉眼で見た時、DJの方も言っておられましたが、何も言葉は要らないですね。

レース機に比べ、控えめなエンジン音で夕日に向かって姿を消していくあたり、BGMに流れていた「紅の豚」の寂しげな音楽とあいまって泣きそうになりました、いや、少し泣いてたかも....
これが桑田の「蛍」だったら号泣して泣き崩れてましたね、きっと.....

何か理由があるのかも知れませんが、脚が出っ放しだったのがちょっとだけ残念でした。

それにしてもこんな素敵で貴重なイベントを、数々の困難を乗り越えて実現してくれた森田知事、熊谷市長、そして零戦を里帰りさせてくれた石塚さんに本当に感謝です。

恐らく今年で幕張でのエアレース開催は最後になるかもとの事ですが、決勝でなんと室屋選手が優勝し、全ての点で正にファイナルに相応しい内容になりました。