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今回採用するIN264 EX272のハイカム・・・

計測データは有りますが、時間も有るのでちょっと実験を。
何時ものSSTを使って計測。

バルブクリアランスは色々なカムで実測した数値から逆算して決定。





純正のラッシュアジャスターでも計測。
油圧掛かって無いから潰れる訳だが、色々加味すると作用角は小さくなるし。
オーバーラップも???となる。
性能を求めるなら、高いけどラッシュアジャスターも消耗品として定期交換したくなるね。
間違っても作動不安定なのは使いたく無い。

F6Aエンジンを組んでて面倒なのがメタルを選べない事・・・

DLC掛けたピストンピンは若干太った様で、H断面コンロッドに組込時少々キツイ。
ペーパーとスコッチブライト付けたリューターで穴を拡大調整と。
数回通すだけでヌルッとと入れる事が出来ます。






軽くラッピングしたクランクをプラスチゲージを使い計測
メタルの上下2回、計測値が気になる所を入れ替えて更に計測。
それでも気になる様なら再度入れ替えと何回場所移動したかなw








落ち着いた所で、新品のボルト投入して本締め。
ヘッドとクランクにコンロッドのボルトは毎回新品を使います。
測定しながら締め付けてると伸びの違いや、新品ボルトと比較するとね・・・

気にしないなら良いんでしょうけど、折角ですし細かい所には拘りたい。

部品開封中に気が付いた未加工のメタル・・・

前回、加工済み品を使って、追加購入した物だった模様。
昨今の状況で納期かかるかな？思いましたが何とか間に合った。

先ずは洗浄から。





ピストンピンは安定のDLCで

こんな時だからこそ、有事に備えて準備を・・・

面取り後点検してから、清掃と。
此処まで来るのに何日分の作業だか？
でも、清掃を怠るとろくな目に合遭わないから、此処は手を抜きません。


外から見て大丈夫そうでも、内部崩壊している可能性の有るメクラ蓋を新品に交換。
打ち替えた後にトラブった事も有るので、2液ボンドで軽く固定しちゃいます。




この辺の部品も全部新品に。
ガタガタのバルブガイドも当然打ち替え済み。
これ交換しないとOHの意味が？
バルブステムシールは指で押して組み付け。
流石に10個超えた辺りから指先が少々痛くなるがwww

スプリングを組み付ける向きも合わせます。





毎回書いているけど便利なＳＳＴ
バネは全部潰さない様に押し込み。




慌てる作業でも無いからコッターの向きと隙間も合わせてみたw





何時も通り燃焼室の容積計測。
状態が良かったから、今回は余り加工して無い為、容量がちょっと少ない。

縁が有ってもう１セット引き取ったF6A用H断面特製コンロッド・・・

前回使って外した物も走行距離は少ないし、ボルトは新品購入したので使い回しても良かったのですが。
どうせ今回エンジン組むなら新品にするかな？

って事で、検品計測しながら面取り加工。

此処にブッシュが有ると安心するね。