入院しました　→　退院しました。

数日前から続いていた風邪。昨日月曜日の朝になってもやっぱり治る様子がありませんでした。
しかし、熱は38℃弱なのでとりあえず出社。
・・・・したものの、やっぱり体温はぐんぐん上昇していったので、午前で上がり帰りに病院へ。薬を処方してもらい帰宅。
実は日曜の早朝から娘も40℃近い高熱と吐き気を訴えていて、そっちのほうが気がかりでした。

朝一で妻が病院へ連れていきましたが、インフルエンザの検査にはまだ早いとのことで、抗生剤をもらって一度帰宅し、夕方再度受診予定となっていました。
僕が帰宅した時にはなんとか眠っていましたが、まったく改善の兆候がなさそうに見えます。

3年前にインフルエンザの高熱による熱性痙攣をおこしていて、その時と状況が酷似していることから、目を離さず様子を見ていたところ、悪い予感は的中してしまいました。

突然の身体の硬直と、焦点が合わない、泡を吐いて意識消失。
呼吸もままならない状態。

妻は救急車を手配。
僕は痙攣の様子を見つつ、何度も呼び掛けていましたが、前回とは違い今回は全然収まる様子がありませんでした。

時間にして5～7分ほどで痙攣自体は収まり、呼吸も安定してきましたが、呼びかけには応答せずぼんやりとして焦点も合いません。

間もなく救急車が到着し、医療センターへ。
車内では一時酸素マスクをつけ、意識が混濁していたようですが、病院へ到着するころにはしゃべることが出来るようになっていたそうです。
痙攣が始まってから意識が鮮明に戻るまで約40分といったところでしょうか。

病院へ到着後、痙攣防止の座薬を入れ、念のため一日入院して先ほど帰宅しました。

座薬以外は特段医療行為をせずに一晩で平熱に下がったこと、今朝になっても食欲がなく、何度か吐いていることから、胃腸炎との診断。
今は元気に遊んでいるのでやっと一安心したところです。


先生によると、熱性痙攣は全体の3割ほどの子が起こすそう。
2回以上繰り返す子はそのうちの4割ほどだそうです。



初めての方では余計にびっくりしてパニックになるそうですが、基本的には以下の3点に注意だそうです。

<痙攣が起こったら>
・頭を横向きにし、顎を上向きにして寝かせる。この時嘔吐物による窒息に注意
・服を緩めて楽にする
・様子を観察し、どういった痙攣なのかを医師に説明できるようにしておくこと
　スマホ撮影が一番良い

<観察のポイント>
・痙攣している時間
・目、手足の動き、唇の色の観察
・痙攣が収まったあと、手足の麻痺がないか確認すること

<その他注意事項>
・慌てず落ち着いて対処
・舌を噛むことはないので、口の中にものを入れない
・大声を出してゆさぶらないこと
・抱きかかえないこと(抱いてしまうと様子がみられなくなる)
・すぐに救急車を呼ばず、まずはよく観察すること


正直、そんな冷静に対処できそうにありません。完全にパニックになります。
今回二度目ですが、上記ポイントとは真逆のことをしていました。
分かっていてもパニックになりがちで、とにかく意識を取り戻すことにばかり気が行ってしまいがちになります。

ですが、先生曰く何かをしたところで痙攣が収まったり、予防出来たりすることはほとんどないそうです。

多くの場合、10分もすれば痙攣は収まるそうで、病院としてはそれまで様子を見てほしいとのことですが、もし10分経っても意識が戻らずそれから救急車を手配していては、後遺症などが残る可能性もあります。
知り合いのお子さんで、様子を見てしまったことで重度の後遺症が残ってしまった方がいるため、個人的には間髪入れずに救急車を呼んでしまったほうがいいと思います。

今回、痙攣をおこしたのが昼間で、しかも夫婦二人とも自宅にいたことですぐに手分けして対処できたのが不幸中の幸いでした。
6歳くらいまではどんな子でも痙攣をおこす可能性があるので、小さなお子さんがいるご家庭は十分気を付けてあげてください。


お陰様でまた平穏無事な毎日を送ることが出来ます。
救急隊、看護師さん、ドクターの皆さんに感謝です。