みんカラ向けの走行メモです
長いので暇つぶしにどうぞ
練習走行、一日目
アッパーセクション
何故かブーストが1.3と想定より高すぎるか？
ただ、単純に高度が上がるとブーストは上がる傾向にあるので、正解なのかもしれない。
また、高地では空気が薄いので、高いブーストを維持しようとすると、タービンの回転数が上がりすぎてしまう。
計算では2,000mで0.9前後に抑えておけば、4,000mでも平地の1.3同等のタービン回転数に抑えられる。
linkはatomでブーストはopen loop制御なので、15％ダウンと、30％ダウンのマップを作り直す。
心配された高地でのlinkの制御に関しては、全く問題なし。
また、シフト時に白煙が出る。
タービンは日本でチェックしたので、恐らく他の要因。
点火時期マップに関しては、アメリカのチームから指摘があり、一部抑えた設定とする
タイヤに関してはアッパーだけだとG2Sは素晴らしい働きをしてくれた。
走行は二本しか走れず様子を見て終わりといった感じ。
空気も薄く、傾斜もすごいので全然加速しない。
皆がパワーに走る気持ちがよく理解できる。
練習走行、二日目、予選
ロアセクション
一本目、後半に２速、４速が無くなり、３速で走り切る
ミッションワイヤーの押さえがひとつ無くなっていたのでその場でエボ用の部品で対策
また、昨日から症状はあったが、油圧が低い
回転を上げてもたいして油圧が上がらない
昨日より悪化してきている模様
これは現場では何も出来ないので、ホテルに帰ってから対策をする予定
三本走ってホテルに戻ってからメンテナンス
油圧に関しては理由がはっきりしないので、オイルパンを剥がしてオイルプレッシャーレギュレーターをチェックする
すると、今のエンジンを埼玉のショップで作った時に入れたはずのシムが入っていない事が判明。
どこで取れたのか。。。入ってなかったのか。。。
また、レギュレーターのバネにカットされた加工跡があり、かつシムが無くなっているので油圧は大分低そう。
オイルプレッシャーレギュレーターに新しいシムを入れ組み直す
また、白煙が上がるのでタービンとエンジンをカメラでチェック。
タービンは問題なし。
プラグホールからカメラを入れて確認したところ、1気筒のインバルブひとつ、3,2気筒のインバルブの両方から明らかなオイルにじみ
バルブガイドのクリアランスに問題ありとの結論
これは今は何も出来ないのでこのまま
たいして乗ってないのに作って２年でこれだとゲンナリする。。。
また、現地で出来る油圧対策として20-50のオイルに交換
フィルターは分解して異物がついてないかなどをチェックし、問題なし
これらを２時間でやってしまうアメリカのチームに驚かされる
三日目は悪天候でキャンセル
練習走行、四日目
ミドルセクション
二日目に対策したブースト制御がどうも狙った数字にならない
0.7くらいだがこのままとした
これは後から気がついたのだが、配管の何処かに問題があるかもしれない
走行動画からも空気が漏れるような音がする
このレベルの課題は気がついて対策したかったが、悔いが残る。
油圧は徹夜で対応したかいあり安定
白煙は徐々に悪化するが、タービンは問題ないので忘れることにする
本戦
油圧は対策のお陰で安定
ブーストは0.7で、配管に問題のあるままローブーストで走行。
この時点では気づいていないのが悔やまれる。
シフトの度に白煙出るが、バルブガイドでは対策しようがないのでこのまま走行
例年になく気温が高く、路面温度も高いが、G2Sを選択
外気温は30度近い
エアはフロント1.6スタート
リア、2.5スタート
どこまで上がるかは未知数
スタート
スタートはホイルスピンさせずにスロースタート
ファンサービスしたいところだが、こんなとこでドラシャ折るわけにはいかない
ロアセクション
ワインディングロードで、比較的速度が乗る
例えるなら伊豆スカイライン
車の動きは良い
G2Sのお陰で最初からステアリングに反応がある
リアの粘りも狙い通り丁度よい
ヘアピンでは少し粘りは強いものの程よく出てくれる
加速はあまり良くないが仕方ない
途中から油温が120に近づいたので、ウオータースプレーのスイッチを入れる
ミドルセクション
ヘアピンの連続、道路サイドは直角の崖下
例えるなら、三岳牧場線の連続ヘアピン
ヘアピンの連続なので高い回転を維持したいが、油温が上がり始めているので7000回転縛りでシフトアップに変更
タイヤは空気圧が相当高まっている感覚
ヘアピンでコジリ気味になるのでどんどん上がっていく
例えるなら、ラリータイヤで10kmのSSを走ってて後半タレで来たような感覚
フロントはグリップを失い始める
リアもだいぶ高まっている模様
水温は100℃に近づき、油温も120℃を超える。
アッパーセクション
路面が荒れ。コースは再び高速コースになる
例えるなら、オールジャパンヒルクライムの王滝
フロントはグリップを失う
感覚的には2.5くらいまで上がっているのではないか
リアも大分高そうで、恐らく3.5くらいか
少しラフにブレーキングすると、テールがスパッと出る
フロントのグリップは半分もない
路面は王滝よりはマシだが、大分荒れている
ブレーキングもかなり慎重にならないといけない
テールの流れを誘発させて曲がりたいところだが、崖下の景色がそれを拒む。
外気温は0度前後
水温は100℃、油温は120℃で安定
ブーストは0.7で安定
エア漏れ音は相変わらず
3リッターのウオータースプレーが空になる
後半はだましだまし走行
なんとかゴール
といった感じでした
タイムなど
ちなみにタイムは去年2022年の大井選手のリーフには勝ち
2016年の奴田原選手のTRD ZN6に、0.7秒まけ
2020年の小林選手のポルシェGT3より一分まけ
2016年のmikko kataja選手の4AG KP61より一分まけ
でした
残課題など
エンジンヘッド作り直し（バルブガイド修理）
インタークーラー配管修理
オイルクーラー容量拡大
ウオータースプレータンクは小さかった
水量を使わないと冷えない
タイヤは晴れてると路面温度が高く、g2sだとアッパーセクション手前でたれる
曇、雨なら問題なさそう
リアも結構タレた
f 225/50/15 g2s 1.6
r 195/50/15 g2s 2,5
みんカラ向けの走行メモです
パイクスピーク行ってきました！！
(皆さんオーラ強すぎてモザイクの意味なしw)
