今年は少し長い正月休みを取っていたが、気が付けば、休みも今日で終わり。。。ダラダラとすと過ごせば、あっという間に時は流れて行く。
正月早々から悲しいニュースが、立て続けに流れているが、一刻も早く、いつもの日常が戻ってくれることを願うばかりである。被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。
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さて、年末年始は、意外にも予定が組まれていた事もあり、なかなか時間の取れなかった今回のお題であるが、本日、何とか目途が立った。というか、完成したw
その内容はというと、タイトルに書いた、FRM(ライト関連)モジュールのデータ破損修理の環境構築とその手順の確立である。
モジュールは、不具合で交換されたみん友さんが保管されていたものをお借りしていて、ベンチからOBD2診断機で、通信不能な状態を確認出来ていた。
FRMモジュールの不具合は、結構な頻度で報告されており、海外でも多い様で、その修復方法などの記事がフォーラムでも書かれている。ただし、これも信憑性に欠ける情報も多く、纏まっている様な記事も実は、前提が大きく抜けていたり、詳細な部分が書かれていなかったりと解読に時間が掛かっていた。
不具合の起こる原因は、ハードウェアーの故障というのは、実は少なく、なんらかの原因から車両の電圧降下で、EEPROM内のデーター損傷がかなりの確率で発生しているという。これ以外にもFRMは、ショートモードを十数回(何回か忘れた~笑)検知すると、異常とみなし、被害が広がらない様に自ら機能を遮断してしまう様なのだ。
それはそれで、コマンドレベルでリセット出来たり正常に戻せる確率が高いが、前述のEEPROM内データ損傷は、診断機などで通信不可能なため、Dラー、ショップなどは、良品への交換を行っているはずだが、修復方法としては、EEPROMの中身を一旦削除して、正しいデーターを書き込んでやる事が求められる。
ここで、必要になってくるのが、中華製の怪しいツールである。(ちゃんとしたものは値段が高いw)怪しい理由は、とにかく、買ってそのままでは使えないからである。。笑)使えるバージョンへソフトを書き換えしたりしなければいけない。
また、必要な状態に持っていく過程で、動作が不安定な状況もあったが、調べていくうちに、付属のケーブル品質が悪い事がわかり、交換することで、安定な動作が確認できた。
先ずは、使える環境を整えるまでが大変なのだ。。笑)その環境整備までの一連の流れが次のイメージ図である。
書込みツールを動作の安定しているソフトバージョンに更新(ダウングレード)するためには、ファームウェアの更新が必要で、そのファームウェアを更新するためには、PCとの接続用コントローラーが必要で、そのコントローラーのファームウェアのバージョンもかなり古いため最初に更新しなければならないなど、何かと手を煩わす代物である。
ハードウェアのファームウェア更新までは、結構スムーズに行ったのだが、Win7の環境でしか動かないツールのソフトは、流石に、そのために、PCを買って、インストールは、勿体ないので、ネットの記事でも推奨していた、仮想環境(VMware)下で、Win7を構築し、ツールソフトを動かすと言った荒業を今回は選んでみたw
しかし、ここまで構築方法を見出した人は、本当に偉い。また、ライセンスの必要としない古いバージョンを使う理由として、バーチャル環境をツールソフトに気づかせないモードにする事も必要で、これ以上、バージョンが上だとその騙し効かなくなってしまう。一方、古いバージョンだと、機能が限定されてしまうので、そこは、別の手段での回避が必要になってくるのだ。
とにかく、一人障害物競走みたいな事をやっているような内容だ。。笑)
一時は、ほんと、諦めかけたが、何とか、昨日、不具合FRMのEEPROM書き換えに成功。無事復旧を遂げたのである。その復旧したモジュールは、今度は、以前構築した、CAN BUSのOBD2接続環境へと繋げて、再プログラミングで最新のバージョンに上げ、コーディングを実施して、診断ツールで正常性の確認までを行った。
う~ん、FRMモジュールが見事に復活し、おまけに、バージョンアップまで完成させることが出来た。
い~やっ、今回の構築作業は時間かかって、一時は、諦めかけたので、完成にあたっては、かなり満足度が高い。まぁ、いつもの自己満の世界なのかもしれないが。。笑)
Posted at 2024/01/08 09:00:31 | |
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