今年、1月から始めた愛車延命プログラムであるが、9月の初めに施行した
ボディーコーティングで一通りのメニューを完了していたが、作業する中で、どうしても実施したいレトロフィットがあった。
それが、キセノンヘッドライトのAHL(アクティブヘッドライト)化であった。構想は、数ヶ月前からあったので、その頃から調査を開始し、入念なレトロフィット実施に向けた手順を確立、今回の作業に至ったのである。
その間、必要なパーツは、準備進めていたのだが、一番の要となるヘッドライトの個体がなかなか手に入らず、しかも、愛車は非LCIであるのに対して、LCI用のヘッドライト装着を目指していた。
そして、ついに先日、比較的信頼できる個体で、リーズナブルなお値段のものをゲットできたので、この度、作業に着手できたのだ。ヘッドライトのレンズは、流石に経年劣化は避けられないために、DIY磨きとプロテクションフィルムを念頭に、先ずは、配線変更とヘッドライト仮接続による動作確認から実施。
仮接続のまま一連の動作を確認したのち、最終ヘッドライトの装着といった流れとなった。これには、また、バンパー外し等、時間のかかる作業となったので、土日の2日間を使って作業に挑んだのだ。
<配線変更作業>
① FRM2〜ヘッドライト間配線変更(3LED、AE、AHL制御関連)
② ヘッドライト用コネクタ ピン配列変更
③ FRM2モジュールのPT-CANバス信号への接続
④ Pre-LCIテールライトへの配線変更
<モジュール取り付け作業>
① FRM2 XENON → FRM2 AHLタイプへ変更
② キセノンヘッドライト → AHLタイプヘッドライト(LCI)へ変更
<設定変更>
① FRM2へのVO追加($524)とモジュール再フラッシュ(VIN変更も兼ねる)
② 各種関連モジュールの初期化コーディング(FRM, RSMC, LSMC and FZD)
写真のヘッドライトは、既に、細目セットのサンドペーパで劣化して剥がれていたハードコーティングを完全除去。その後、最終仕上げのポリッシュで、ある一定の光沢感が出るまで持ってゆくことはできた。が、まだまだ、満足行く状況ではないので、今後、更なる検討が必要である。
今回、検討に一番時間が掛かったのは、配線変更である。海外フォーラムやネットでは既に、2013年頃からLCIへのコンバーションを実施している情報が幾つか見つかってはいたが、“Pre-LCI XENON non-AHL”から“LCI XENON AHL”へ変更の正しく纏まった情報がなかなか集められず、少し苦労した状況となった。
配線変更や追加は十数箇所で、実際のワイヤーは、既存流用で変更をおこなった。また、その中には、ヘッドライトの照射範囲制御も必要となるため、FRM2モジュールからパワートレイン制御との連携でPT-CAN Bus信号への接続も必要となった。
ライトモジュールは、AHL適用のものへ変更し、VOとVIN変更を実施。
ヘッドライトは、取り付けてからのトラブル対応は避けたかったので、レンズ磨き前に主な動作確認を行った。
バンパー外しは、何度か実施して慣れてはいるものの、結構しんどいし、バンパー脱着時の傷のリスクもあるので、避けたいところではあるが、ヘッドライト交換の際は、必須となってしまう。
正常動作確認後、最終取り付けを行った状態。やはり、LCIタイプは、予想通り、現代風に眉毛(?)があり、キリッとしているw
非LCIでは無かった特徴の一つとして、左右ヘッドライトの外側上部に位置する、3連LEDマーカ。今までは、ウィンカーをコーディングで、USマーカとして活性化していたが、これがあれば不要な気がしている。とてもスマートなデザインだと思う。
これで、一通りの作業は完了。。あとは、レンズの若返りをどうするかが課題かな。
それにしても、久しぶりに見るハロゲンの昭和な色合いw 時が経つと、これもまたいいものだww
追加:<AHL動作ビデオ>
Posted at 2022/10/27 16:25:56 | |
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