いきなり意味深なタイトルではあるが、先ずは、
前回のブログに書いたアジャスターロッド折れについて、ショップさんを通してメーカー代理店と色々とやりとしていたが、結果的には、希望するベストな対応は叶わず、新規サスペンションを導入する結果となった。
このロッド折れに関する事象であるが、今回の右リアのロッド折れと同様の事象が、2年前にも左リアで起こっており、その時もメーカークレームで、問題の発生したパーツについてのみ交換部品の供給を行って貰っていた。
実は、2年前よりも更に遡ること、6年ほど前に、右側のアジャスターロッドの固定金具部が走行中に外れて、これもまた、メーカークレームで対応してもらっていた経緯があった。要するに、アジャスター関連だけでも3回もの不具合が発生している事になるのだ。
ロッド折れに関しては、左右同様な不具合になったので、代理店へは、代替品を要求するも日本に予備品は無しと連絡を受けた。そんなこともあり、本国への確認も同時に行ってもらっていたが、もし仮に予備品があったとしても、再度装着すれば、同様の事象は避けられない可能性もあったため、改善対応を求めていたが、代理店の回答は、アジャスターロッドの設定位置が推奨値よりもロッドが長くなる位置に設定しているために破損に繋がったと説明。。
推奨値とは、ロッドのちょうど真ん中の事で、推奨値以外に調整幅を広げられないのであれば、そもそも車高調の意味がないのでは?と、一般の人なら誰しもそう思うのではないだろうか。しかも、RS-1のE90への設定位置は、推奨値だと、かなり低く、タイヤハウスに擦れる位置、全くと言っていいほど、矛盾しているのだ。
そんなこともあり、新品を選択するにあたっても、一抹の不安を感じた為、代理店の情報は参考にせず、本国側の情報を独自に調査してみる事にした。
早速、本国のOnline Shopを運営している、Sachs Performance GMBH社のウェブページより、Performance Coilover Kit (旧RS-1)の選択で、検索してみると、E90では、325-335の範囲で、同品番が適用になっているではないか。
要するに、日本で設定している335用は、325でも適用範囲なのだ。また、もう一つの裏付けとして、ZF SachsのOnlineパーツ表に記載のサスペンション関連も適用車種としては、325と335は同じ括りになっている。
所詮、吊るしの設定であると個人的には感じており、もう、代理店の回答は待たずして、上記裏付けから、日本でいう、335用のZF SachsのPerformance Coilover Kitを購入する事に決めた。
本件に関しては、ショップさんも理解を示してくれて、幸いにも日本に在庫がある事から、即時に手配を進めて貰い、土日の空いている時間で、組み上げて貰った。
<写真左のリアサスブーツ下が脱げているので、この後、正しい位置に取り付けた>
従来品との違いは、ビジュアル的に、フロントスプリングの線径が2mmほど太くなっており、リアは、ヘルパースプリングの有無は違いとしてあるが、メインスプリングは、新規品で4mm程太くなっている。
そんな事から、バネレートが明らかに違っている事が感覚的に読み取れ、それも高い方へと変更になるので、乗り味も気になるところだ。
ただし、新規リアは、ヘルパースプリングが無く、アジャスターも上部で、しかも、ロッドの位置が真ん中ぐらい(の推奨値、笑)なので、負荷がかかって折れる心配は払拭されるであろう。
サスペンションの全面入れ替えを終えたので、約500kmの走行後ぐらいにアライメントの調整を再度ショップさんへ行って実施してもらう予定だ。。
装着後の車高調の位置は、フロント645mm、リア 635mmに設定。若干馴染んでくると、車高も少し変わって来るだろうから、このぐらいが見た目もバッチグーかなw
減衰力は、初期設定として、16段中のちょうど真ん中で前後共に、8段戻し。今後は、色々と変えてみて乗り味の変化を楽しみたいと思う。
交換後、早速、高速走行も行ってみたが、気になっていたスプリングの硬さは、運転フィールとしては、あまり感じ取れなかった。強いて言えば、リアのスプリングがやはり従来に比べてリジット感が強くなった気がする。ごつごつ感というより、ロールや横揺れに対する機敏さが強まった感じが表現としては正しいかな。。(従来品は、ヘルパースプリングの兼ね合いもあるのかスプリングの伸縮で時々異音が発生していたが、交換後、それが無くなったのもフィールに貢献しているのかも。。)
暫らく乗ってから、改めてインプレは書いてみようと思う。。社外製のサスペンションを現愛車で3回(Sachs純正形状→RS-1→Performance Coilover Kit)も替えているが、他社との比較ができでおらず、同一メーカー内での比較評価に留まってしまうが。。
最後に一つ、現時点、確実に言えるのは、選定した品番において不安要素はなく、性能面もしっかりと発揮できていると言うことだ。
Posted at 2022/08/24 12:38:56 | |
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